日本車の素晴らしさ見直そう 海外が欲しがる日本車3選

日本車の素晴らしさ見直そう 海外が欲しがる日本車3選

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  • 更新日:2022/06/23
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以前は中古車の輸出というと、ディーラーなどで下取りしたものの、日本市場では商品として販売できないクルマをアフリカやアジア圏などに輸送し、販売するというイメージだった。

しかし、現在ではJDMやドリフトなど日本発のクルマカルチャーにより、中古車のグローバル化が進んだことで国産中古車の人気が上昇。さらにアメリカの25年ルールによって、多くの日本車が海を渡っている。

そこで今回は、どのようなクルマが海外のどのエリアで人気なのか。そして海外通の販売店スタッフに海外が欲しがる日本車を3車種選んでもらった。

文/萩原文博、写真/HONDA、MAZDA、NISSAN

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■海外で引く手あまたの日本車1……ホンダ シビックタイプR(3代目)

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2007年に登場したホンダ シビックタイプR(3代目)。歴代シビックタイプRで唯一のセダン

国産中古車が海外に輸出される大きな理由は2つ。JDMというクルマ文化とアメリカの25年ルールだ。JDMとは“Japan domestic market”の略で、つまり日本市場専売車のことを指す。このJDMによって日本専売モデルの軽自動車やセダンなどにも人気が波及した。

そして、アメリカの25年ルール。こちらは販売開始から25年が経過したモデルはクラシックカーとして認定され、厳しい衝突試験が免除され個人輸入がしやすくなるのだ。これにより、“ゴジラ”として人気の高い日産スカイラインR32型GT-Rをはじめとしたスポーツカーが海外へ流出し、中古車相場が跳ね上がった。

高い走行性能と信頼性を両立した国産車は世界中で人気。トヨタ アルファードはシンガポールやマレーシア、香港といったアジア圏で爆発的な人気を誇っている。また、ハイエースはアフリカやミャンマーなどで高い人気となっているのだ。

それでは、現在海外が欲しがっている日本車を3モデル紹介しよう。まずピックアップしたのは、ホンダシビックタイプR。特に初代のEK9と3代目のFD2が人気となっているが、今回は3代目シビックタイプRを紹介する。

3代目のシビックタイプRは2007年3月に登場した。これまでは3ドアハッチバックだったが、ベース車が4ドアセダンとなったため、歴代シビックタイプRで唯一のセダンのシビックタイプRとなっている。

サーキット走行での高いパフォーマンスを狙ったこともあり、従来のインテグラタイプRに対してもボディ剛性を約50%向上させるなど鍛え抜かれている。

さらに、専用サスペンションと高性能な専用18インチタイヤ、トルク感応型ヘリカルLSDなどの採用により、中高速コーナーでの高い旋回性能と操縦安定性を獲得し、操る楽しさを実現した。

搭載するパワートレインは最高出力225ps、最大トルク215Nmを発生する2L直列4気筒i-VTECエンジン+6速MT。駆動方式はFFのみとなっている。

エンジンは、NSX製法ヘッドポート処理の伝承により、ポート表面を滑らかにし、吸排気抵抗の低減を達成。また、DBW(ドライブ・バイ・ワイヤ)の採用により、出力とレスポンスの両立を実現している。

3代目シビックタイプRの中でも特に人気なのが、2003年に限定300台で販売されたシビック無限RR。ホンダのワークスブランド無限が初めて手掛けたコンプリートカーとしても大注目されたモデルだ。

現在、3代目シビックタイプRの中古車は約119台流通していて、平均価格は約296.3万円。中古車の価格帯は約174.7万~約1,358万円となっている。1358万円で最高値となっているのが無限RR。このモデルの中古車で1,000万円以下のプライスを付けるクルマはほとんど見たことがない。

3代目のシビックタイプRは特に香港で大人気となっている。その理由はマカオグランプリが開催されるマカオや香港はシビックが参戦する草レースが開催されていたこともあり、シビックの人気が高いという。

日本国内ではレアなシビック無限RRも香港では100台以上流通していて、他のアジア諸国やイギリスへ輸出されているというほどの人気なのだ。

■海外で引く手あまたの日本車2……マツダ AZ-1

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1992年に登場したマツダ AZ-1。ガルウィングドアを採用する軽スポーツ

続いて紹介するのは、マツダAZ-1。AZ-1はまさにJDMの影響によりアメリカで大人気となっている。マツダAZ-1はオートザムという、マツダの販売チャネルから1992年9月にデビューした軽のスポーツカーだ。

最高出力64psを発生する660ccのターボエンジンを運転席後方のミッドシップに搭載。2枚のドアは上方へ開くガルウィングドアを採用するなど、まさに小さなスーパーカーという仕様だ。

ミドシップに搭載する直列3気筒ターボはスズキ製だが、開発はマツダのみで行った。ボディの外装パーツには軽量化のため、FRPを採用。

ルーフは当時流行したガラス張りのキャノピーデザインを採用し、光の透過率を30%に抑えたセラミック処理を施したガラスをルーフ部に採用しているものの、運転中に直射日光が当たると頭頂部から汗が噴き出すほど暑かった。

AZ-1の特徴はトリッキーなハンドリングで、軽量ボディ+ミッドシップエンジン+ロックトゥロック2.2回転という仕様は荷重移動が機敏すぎて、コーナリング中に姿勢が乱れるケースが多かった。しかし、このような感覚を味わえるのがAZ-1の魅力でもある。

現在、AZ-1の中古車は約23台流通していて、平均価格は約225.9万円。中古車の価格帯は175.9万~約389万円と新車時価格を上回る中古車がゴロゴロしている。ちなみにOEM車のスズキ キャラはわずか6台しかなく、中古車の価格帯は約209.9万~269.8万円となっている。

■海外で引く手あまたの日本車3……日産 スカイラインGT-R(R34)

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1999年に登場した日産 スカイラインGT-R(R34)。2022年現在、スカイラインとしては最後のGT-Rとなる

そして最後に紹介するのは、もはやこういった記事では外すことのできない日産R34型スカイラインGT-Rだ。北米だけでなく、香港をはじめとしたアジア、UAEそしてヨーロッパでも人気となっている。

オートオークションでは先日、走行距離1万6000kmのVスペックII ニュルが4,000万円で落札されるなど、まだまだ人気は健在だ。

R34型スカイラインGT-Rは1999年に登場。1989年に登場したR32型から始まる第2世代GT-Rの集大成といえるモデルである。

先代モデルと比べて、全長を75mm、ホイールベースを55mm短縮することで、より走りの性能を高めたホイールベース/トレッド比を実現した。

搭載するRB26型2.6L直列6気筒ツインターボエンジンはさらに熟成がすすみ、カムシャフトの変更や新型ツインボールベアリングセラミックターボの採用により、最大トルクのアップと鋭いアクセルレスポンスを可能とした。

組み合わされるトランスミッションにはドイツのゲドラグ社と共同開発した6速MTを搭載。従来の5速MT車の1~4速を1~5速に分割したクロスギヤレシオを採用するとともにシフト捜査力の低減やレバー剛性の向上を図り、2.6Lエンジンが生み出す強大なパワーを存分に味わえるシフトフィールを実現している。

さらに、2000年8月のマイナーチェンジでは当時量産車として初めてVスペックIIにNACAダクト付きカーボンボンネットを採用。そして2002年1月、R34型スカイラインGT-Rのファイナルモデルと言える限定車の「Mスペックニュル」と「Vスペックニュル」を1,000台限定で発売し、瞬時に完売した。

現在、R34型スカイラインGT-Rの中古車は約47台流通していて、平均価格は1,828万円。中古車の価格帯は1,350万~5,500万円となっている。高価格の中古車のほとんどは最終モデルのニュルとなっている。

こういった中古車バブルはいつか終わると言われるが、現在のところ弾けるような気配は見当たらない。

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