
16日、ミャンマー戦でヘディングでゴールを狙う細谷(左)。ボールはアディダス社のものだった
【ジッダ(サウジアラビア)20日(日本時間21日)=岡崎悠利】
サッカー日本代表は21日、ワールドカップ(W杯)アジア2次予選でシリアと対戦する。
シリア戦では、使用するボールが変わる。快勝した16日のミャンマー戦(パナソニックスタジアム吹田)のアディダス社のものから、モルテン社のものへと変更される。20日に前日練習を終えた選手たちからは、使用感が違うといった声が相次いでいる。
アジア2次予選では、ホーム側のチームが使用するボールを選択できる。ジッダ入りしてからは指定されたモルテン社のボールでトレーニングを行ってきた。
MF伊東純也は「めっちゃ気になった。確かに全然ボールが浮かなかった。びっくりした」と特徴について言及。「ちょっと慣れてきたので最初の頃よりは大丈夫かな」と続けた。
また、DF伊藤洋輝(シュツットガルト)は「アディダスのボールとは違って軽い。蹴った感触が違う」と言及した。
DF菅原由勢(AZ)も「結構違う。軽いというか、ちょっとゴムな感じが強い。ちょっと蹴っただけで飛んでいく。ミドルシュートを打ったら勢いが出るというか、ぶれたりするような感じのボールだと思う」。どちらのボールがいい、悪いというわけではなく、慣れの問題だろう。
ただ、ひと癖ありそうなボールをうまく手なずけることも、日本代表には求められそうだ。