自転車乗りのヤバすぎチャレンジ!「1200kmを90時間」「獲得標高5500m」「東京‐大阪を24時間」...「デスライド」の魅力

自転車乗りのヤバすぎチャレンジ!「1200kmを90時間」「獲得標高5500m」「東京‐大阪を24時間」...「デスライド」の魅力

  • BRAVO MOUNTAIN
  • 更新日:2022/05/14
No image

太陽が沈んでも、まだまだ走らなければならないブルベ600kmの道中(写真:たのけん)

自転車イベントでたびたび使用される「デスライド」。正確な定義は存在しないが、アップダウンがとてつもなく多く、走行距離が途方もなく長いライドを表現するときに使う言葉となっている。

関連:■【画像】600km、400km…距離が刻まれたブルベ完走後に購入できる「貴重な記念メダル」

今回は特に高い脚力と、十分な事前準備が必要不可欠なライドを3つ紹介する。

■長距離自転車イベント「ブルベ」

ブルベとはフランス語で「認定」を意味する。参加費用は1500~2000円で、制限時間内に決められたルートを走破するライドのことだ。走破する距離は最短で「200kmを12時間30分」、最長は「1200kmを90時間以内」で走破するから驚きだ。

数百キロという距離を見ると途方もなく感じるが、平均速度約20km/hをキープできれば、休憩込みで十分ゴールを狙うことができる。

また、同じ距離でも平坦が多いコースに出走すれば、更に完走の可能性を上げることができる。

参加条件として「20歳以上」「自転車保険必須」「距離に応じたライトの個数やその他装備」といったことが定められているので、参加する場合は事前にレギュレーションを確認しよう。

距離が短く、登りが少ない初心者向けのルートは、人気が高いためすぐに定員に達してしまう場合もある。参加を検討している場合は、受付開始時間にすぐにエントリーしよう。

以前、筆者は出場した宇都宮がスタート&ゴールの600kmブルベ「宇都宮-新潟-群馬-宇都宮」で大変な思いをした経験がある。ゴールまで残り150km地点で雨が降ってきてしまい、低体温症になってしまったのだ。季節が11月だったため日中でも気温が低く、ゴール後は震える体を1秒でも早く温めるべく、健康ランドに直行したのを今でも覚えている。

今となってはいい思い出として話せるが、走っている最中は早く帰ることだけを考えていた。このことを教訓にして、現在は天気や装備の事前準備をしっかりと行っている。

■自己完結ライドの極み「キャノンボール」

「東京の日本橋~大阪の梅田新道」の道のり約500kmを24時間以内に走破するライド。名前の由来は、ジャッキー・チェン主演の北米大陸横断の非合法カーレース映画から来ている。

スタートは東京、大阪のどちらからでもよく、開始時間も自由。当然ながら参加費用も必要なく、達成条件は「24時間以内に走りきる」だけである。

王道ルートは国道1号線だが、途中で自転車走行が禁止されている区間があり、迂回する必要がある。最近はネットの猛者による研究から、さまざまなルートが存在するため、出走の際は検索してみるのもいいかもしれない。

達成に求められる平均速度は約25km/hだが、これは休憩時間や信号での停止時間を含まない速度。それらを踏まえると、28km~30kmで走る脚力が必要になってくるので、注意が必要だ。

■驚異の獲得標高ライド「The PEAKS」

「日本最強の山岳ロングライドイベント」とうたっている、山岳しかないライドだ。開催するコースで差があるが、獲得標高は約5000m前後。

目安として、富士ヒルクライムで使用される「富士スバルライン」は獲得標高1255m。獲得標高5000mで考えると、約4回登る計算となる。

筆者は「The PEAKS」未出走だが、それに近い富士山の3つの登り口を登るライドを走ったことがある。獲得標高5500m、13時間で走ったが、走行後には2日間も筋肉痛に悩まされるほど過酷なライドだった。

「The PEAKS」のおもしろいポイントは、出走時間を遅くするとエントリー費が割引される「変態割エントリー」があることだ。通常の参加費1万6000円が割引後には1万2000円になる場合もある。

自ら制限時間を短くすることで、達成ギリギリを攻められるのも、このイベントの醍醐味と言っていいだろう。

■出走前に押さえておきたいポイント

今回紹介したすべてのライドに言えることは「サポートがない」こと。道中で走行不能になっても自力で帰宅しなければならない。

意外と多いトラブルが、シフトワイヤー、ブレーキワイヤーが切れてしまう事例。ワイヤーをいつ交換したのか覚えていない場合は、ライド前に交換しておくとよいだろう。目安としては3000km前後で交換するのが望ましい。

また、自転車を収納できる「輪行袋」は絶対に持って行くべきアイテムのひとつ。これがあればトラブルに陥った場合でも、最寄り駅まで移動して電車を使って帰宅することができる。

No image

輪行袋は小さいものだとボトルと同等のサイズになる(写真:たのけん)

失敗時のことも事前に考慮すれば、挑戦する敷居が低くなるデスライド。筆者も走っている最中はとても辛く感じ、「2度と走るものか」と思いながらペダルを回していたが、時間が経つと再び走りたくなるから不思議なものだ。

今回紹介したライドイベントは、全てサポートのない自己責任のライドイベントである。最初は難易度の比較的やさしいブルベ、200kmから挑戦することをオススメする。

人呼んで「アワイチ」! 1泊2日の自転車キャンプで兵庫県「淡路島1周サイクリング」! 理想のルートと「海鮮グルメ」

BRAVO MOUNTAIN編集部

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加