IMALU&SHELLYが語る!世間が作り上げた「女性像」との闘い

IMALU&SHELLYが語る!世間が作り上げた「女性像」との闘い

  • コスモポリタン
  • 更新日:2021/04/08
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IMALUさんが今、最も気になる人を招いて行う対談連載。第4回目のゲストは、タレント活動をしながら、性教育の重要性についても発信し、多くの人から支持を集めるSHELLYさん。

「性教育の重要性」についてお話していただいた前編に引き続き、中編では「世間が作り上げた女性像との闘い」、後編では「SHELLYさんの子育て論」を紐解いていきます――。

――世間に対して、何か疑問に感じることはありますか?

SHELLY:「女性だから結婚しないと幸せになれない」「子どもを産まないと幸せになれない」とかってよく聞くと思うんです。「結婚してるのに何で子どもを産まないの?」とか。そういう“括り”があることで、苦しんでいる人も多いですよね。

IMALU:お子さんが生まれたのはいつですか?

SHELLY:私が31歳のときです。

IMALU:ちょうど今31歳なんですけど、すごくよく言われるようになりました(笑)。

SHELLY:もう~うるせ~(笑)。

IMALU:30過ぎてからいきなり周りの対応が変わりましたね。「え、もう30歳なの?そろそろ結婚だね」「子ども欲しいの?」とか。だいたいそういう会話してくるのは、年配の男性なんですけど(笑)。 SHELLYさんも当時はそういうことありました?

SHELLY:私はたまたま言われ出すタイミングで結婚して、出産したんであまりなかったんですけど、一回だけありましたね。

当時まだ妊娠初期で公表していなくて、そのときにちょうど親戚が集まったときがあったんです。同じタイミングで姉も妊娠していたので、隣に座ってきたおばさんに「お姉ちゃんは妊娠してよかったね。SHELLYちゃんも急がないともう30歳でしょ? 頑張らないとね」って言われて。

でも私は当時すごく頑張って、やっと妊娠したんですよ。そのとき、この瞬間に私が妊娠していなかったらすごく傷ついたなって思ったんです。私は今妊娠できてるって安心感があるから「面倒くさいな」で済んだけど、もし毎月頑張ってるタイミングで言われてたら、このあと笑顔作るの本当に大変だったなって。本人も嫌味を言ったわけでないと思うし、心配してくれてるのはわかってます。でもその心配の言葉をかけてもらっても、こっちの状況は何も変わらない。「その言葉をかけるのは我慢しよう」ってみんなに知ってもらいたいですね。

IMALU:きっと多くの女性たちが経験してますよね。みんながみんな子どもを産める身体ではないですし、私も経験したことがないから産めるかも、妊娠できるかも分からない。だからこそ、すごく繊細な質問っていうのをみんなに分かってほしいですよね。

SHELLY:だから私は絶対に聞かない。結婚した人とかにも、向こうから子どもが欲しいって話を振られたら「そうなんですね!」って言って話をするけど、自分からは絶対に聞かない。今頑張っているときかもしれないし、その苦しさを知っているから、そんなところに塩を塗るようなことしたくないんです。

――それでも時代は変わってきてる気はしますか?

SHELLY:もう信じられないくらい変わってきてますね。ようやくマイノリティにスポットが当たるようになってきたと思います。

きっとコロナも影響していて、女性たちが圧倒的に経済的に窮屈になってしまっている。正社員として雇用されてない、シングルマザーの手当ても足りていない、同じ年数で同じように働いていても男性のほうが給与が高い。「これっておかしいよね?」って女性たちが声を挙げるようになったと思うんです。

それに私がテレビで言ったちょっとしたコメントにも反応が来ることがあって。たとえば番組で簡単なコロッケの作り方を紹介してて、「そもそもコロッケなんて買って帰るものなんですよ」っていったら「よくぞ言ってくれた!」って反応が来たり。

やっぱ女性に求められることが多すぎるんですよ! 仕事もできて、暖かいご飯を作って、残り物でもう1品作れる。部屋もピカピカにして週末はおしゃれして…そんなんできるか!って(笑)。

IMALU:テレビとかってまだまだそういう会話多いですよね。30代っていったら、すぐ結婚。あと料理できるのが女子力高いとか。

SHELLY:女子力って言葉よ…。女性は選ばれるものっていうのがきっと根本にあって、「あなた30歳なのにまだ選ばれてないの?大丈夫?」ってことじゃん。だから私は「劣化」「女磨き」「女子力」って言葉が嫌いなんですよ。「私はこれで満足してますよ」でいいの。

若い女性たちが自分らしく健康に生きていくためには、大人の我々が自信をつけて進んで行かないと。そういう言葉を言われたときに跳ね返せなきゃいけないし、ロールモデル的な女性たちがテレビに増えれば、「こういう風にいっていいんだ」って思えると思うんですよ。だからIMALUちゃんとかも、もっとバラエティ出てほしいの!でも今はみんなテレビから離れていっちゃって(笑)。

IMALU;そうですよね~(笑)。テレビのそういう雰囲気は感じています。

SHELLY:現代の声とか今の感覚を持っている人が、どんどんバラエティに出なくなってる。でもああいう発言に対して跳ね返すのもめんどくさいしね…。だけど「みんなで一緒に頑張ろうよ!」とも思うの。

IMALU:頑張ります!その番組によって立ち位置やキャラ位置もあるし、今の私だったら“アラサーの独身女性”なんですよね。料理番組だったら、「嫁入り前に料理できるようになりたいです」みたいな立ち位置にされると思うんです。本当にそう思ってるかは私にしか分からない、それに決めつけなくていいのにって思うし…。

SHELLY:私も離婚してから、離婚をした負け犬キャラみたいなのをよく振られるですけど、まあ全部スルーしてますね(笑)。たとえば幸せカップルの紹介のときに、私の顔が抜かれることとかあるんですよ。そういうときも番組的には嫌そうな顔してほしいと思ってるかもしれないけど、「素敵! おめでとう!」って言います。

女同士の戦いとか女の敵は女とか、そういう男性たちが作り上げた物語に乗っかるのはもうやめようって思うんです。自分のことを一番支えてきてくれたのも、何かあったときに助けてくれたのも女性だったし、自分が目標にしてるのもかっこいい女性。それなのに女が集まると「ねちっこいよね」とか言われるし、そんなこと感じたことないんですよ。ママ友いじめとかもまったくないし。メディアが作り上げた幻想なんだなって思いますね。

IMALU:ママ友関係とか大変なんだろうなと思ってました。そういう情報が欲しいですよね!

SHELLY:こういう情報はカットされちゃうから(笑)。

あとは「嫌いな女性っていないですか?」とか聞かれたりするんですけど、そういうことに関しては全部NGを出してます。そんな番組をやっても、女性の価値が下がるだけだし、そうじゃなくてエンパワメントするべきなの。シスターフッドでみんなが手を取りあって、一緒に上がっていこうってならないと変わらない。いまTwitterとかでも、多くの女性が声を挙げるようになったと思うし、本当に風向きが変わったなって思います。

急に男性たちが心ない発言をするようになったかと言われたら、そうじゃないんですよ。今までずっと言われてきたけど、女性たちに自信がついてきて告発できたり声を上げられるようになったと思うんです。「これおかしいですよね」って言える人が出てきたってことは、すごく前向きに捉えられますよね。

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