足立区の小中2校でも校庭から釘23本 万全期し金属探知機で調査へ

足立区の小中2校でも校庭から釘23本 万全期し金属探知機で調査へ

  • 朝日新聞デジタル
  • 更新日:2023/05/26
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"東京都"

東京都杉並区立小学校の校庭で転んだ児童が地面に露出していた釘で大けがをした問題を受けて、足立区は25日、全区立小中学校102校の校庭を点検した結果、2校で計23本の釘が見つかったと発表した。区は万全を期すため、校庭を金属探知機で調査することを決め、関連する補正予算案を6月議会に提案する方針。

杉並区の事故は4月13日に発生。地面から数ミリ出ていた釘で児童がひざを十数針縫う大けがをした。杉並区教育委員会は小中学校など約70施設の校庭の点検などを行ったところ、今月23日までに4049本の釘やペグ(杭)が見つかったという。

足立区教委は杉並での事故が報道された11日付で、区立小学校67校、区立中学校35校に校庭を一斉点検するよう通知。23日までに全校で教職員らが目視で調べた結果、小学校1校で5本、中学校1校で18本の釘が見つかり、すべて取り除いたという。

ただ、地中の釘まで除くことはできないとして、金属探知機で調べることを決めた。調査対象とするのは人工芝の校庭などを除いた63校(小学校30校、中学校33校)。幼稚園や保育園でも調査を行う。調査方法や金額などは検討中で、区教委の担当者は「児童生徒の安全が第一。早い時期に実施できるように準備を進めたい」と話している。

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