赤ちゃんの腸活は3才まで!いい腸内環境は、将来の肥満やアレルギーも予防します

赤ちゃんの腸活は3才まで!いい腸内環境は、将来の肥満やアレルギーも予防します

  • Baby-mo
  • 更新日:2021/12/01
No image

新型コロナウイルスが猛威を奮い、かつてないほど菌やウイルスに敏感になった私たちの世界。ただ、行き過ぎた殺菌や消毒は、赤ちゃんが成長してからの免疫力の低下を誘発する可能性も。赤ちゃん時代からいい菌を育てることの重要性について、予防医療コンサルタントの細川モモさんに教えてもらいました。

人は菌なしでは生きられない消毒・殺菌・滅菌を徹底した生活に慣れてきたママも多いと思います。

ただ、大人の菌を恐れる姿勢に影響されて、子供たちのなかでも「菌=バイ菌」という思い込みが進んでしまっているように感じています。

しかし、菌はこわいものだけではありません。

大人の腸内には、およそ100~1000種類、約1000兆個もの細菌が生息していて、重さにすると1~2kg。

私たちはそれだけ多くの菌とともに生きていて、菌のほうもまた、免疫力を高めて病気にかかりにくくしたり、お通じをよくする、人が体内で生成できないビタミンを生成するなど、私たちの体の中で、さまざまな働きを担っています。

「菌」は人が生きていくうえでとても大切な存在なのです。

行き過ぎた「殺菌」は逆効果。正しく知って、正しく恐れてこのように、人に有用な菌も多く存在しますが、行き過ぎた殺菌は、それらの有用な菌も殺してしまう可能性があります。

もちろん、食中毒などを引き起こすのも同じ「菌」の一種。そういった菌を恐れることは間違いではありません。

体にいい菌は何なのか、どのような菌が人体に有害なのか、正しく理解することこそが、何よりも重要です。

3才までの赤ちゃん腸活は、80年先まで有用じつは、大人になってから菌を体内に取り込んでも、ほとんどの菌は定着せずに、便として排出されてしまいます。

腸内細菌にはさまざまな働きがあり、太るのを防いだり、食べ物を女性ホルモンに似た物質に変えたり、インフルエンザなどの発症リスクを下げたりしますが、それらの菌を生涯の防護力として授けてあげられるかは、3才までにおおむね決まってしまいます。

では、よい菌を定着させてあげるには、どうすればよいのでしょうか。

離乳食がスタートしたら、腸活もスタート乳児は、ママやパパといっしょにいるだけで肌や口から常在菌を獲得してくれます。

そして離乳食が始まったら、本格的に「赤ちゃん腸活」のスタートです。

乳酸菌を多く含む発酵食品(ヨーグルトやチーズ、かつおぶしや納豆など)やそれを多く用いる和食を、時期に合わせて取り入れていきましょう。

体内の菌が自分で生きられるように、菌のえさとなる糖質を多く含んだ、いもやかぼちゃなどを一緒に食べさせてあげるとなおよいでしょう。

外でさまざまな菌に触れ合うチャンスをもってまた、さまざまな菌に触れ合う、それらの菌が生息する環境に適応することで、アレルギー反応が抑制される可能性があるといわれています。

ふだんの生活圏内にいない菌と触れ合うためにも、たくさんの動物と触れ合う、散歩のルートを変えたり、たまには遠出するなど、赤ちゃんが行ったことのない環境に連れて行ってあげるのもおすすめです。

No image

菌に関する素朴な疑問ウイルスと菌の違いって?菌は栄養さえあれば自己増殖ができます。一方、ウイルスは菌の50 分の1程度の大きさしかなく、ほかの生物の細胞内に入り込み、それを破壊することによって増殖します。

「体によい菌」と「体に悪い菌」。具体的には何がある?【体によい菌①】ビフィズス菌

主に大腸に生息している腸内細菌で、乳酸や酢酸を生成します。特に、生成された酢酸は強い殺菌力を持ち、悪い菌の増殖を抑え、腸内環境を整えてくれます。

【体によい菌②】乳酸菌

主に小腸に生息している腸内細菌。便秘の改善、免疫力の向上や、がんの予防といった働きがあります。ビフィズス菌とあわせて、体に有益な「善玉菌」と呼ばれています。

【体に悪い菌】ウェルシュ菌・病原性大腸菌など

ウェルシュ菌は、タンパク質を腐敗させて人体に有害な物質を生成し、O-157 などの病原性大腸菌は、食中毒を引き起こす原因に。これら人体にさまざまな悪影響を及ぼす菌のことを「悪玉菌」と呼びます。

【どちらにもなる菌】日和見菌

腸内細菌の7割以上を占める、善玉菌と悪玉菌、どちらでもない菌の総称。腸内で優勢な菌に近い働きをするため、善玉菌を増やして、この菌を味方につけることが大切です。

おすすめ記事⇒⇒⇒赤ちゃんの5人に1人は貧血。鉄不足は脳の発達に影響が!

No image

【監修】細川 モモ

予防医学コンサルタント
アメリカで最先端の栄養学を学び、2009年に予防医学プロジェクト「ラブテリ トーキョー&ニューヨーク」を発足。女性の妊活・妊娠・出産をサポート。2016年9月に第1子を出産。妊婦向け栄養アドバイス本『Luvtelli Baby Book 1』『Luvtelli Baby Book 2』が好評発売中。

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加