中部大学 堀尾郷介監督#3「なぜ自分がサッカーを始めたのかを考え、上手くなりたいという気持ちを持てば上達する」

中部大学 堀尾郷介監督#3「なぜ自分がサッカーを始めたのかを考え、上手くなりたいという気持ちを持てば上達する」

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  • 更新日:2022/08/06
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中部大学サッカー部・堀尾郷介監督(写真提供=中部大学サッカー部)

1964年に中部工業大学として創設された中部大学。現在、東海学生サッカーリーグ1部に所属するサッカー部は1967年に創部され、翌1968年に東海大学サッカー連盟に加盟した。以後は主に東海大学サッカーリーグの1部、2部に所属。同大学サッカー部OBでもある北辻耕司氏が2006年からコーチや監督として指導を始め、2020年には、名古屋グランパスエイトのトップチームでデータ分析コーチをつとめていた堀尾郷介氏がヘッドコーチに就任した。そして2021年には堀尾氏が監督に就任し、監督であった北辻耕司氏が総監督に就任する体制へと移行。1部定着、さらには上位進出を目指す中部大学の堀尾郷介監督に、中部大学のセールスポイントなどについて話をうかがった。

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ーー新チームの中心として期待している選手などはいますでしょうか?

全員に期待しています.その中であえて挙げるとしたら、新3年生のFW馬着琳太郎でしょうか。彼などはもともといろいろな事ができる選手なのですが、味方の選手のちょっとしたミスだったりや、自分の中で上手く行かないと感情的になってしまうなどがあったのですが、その辺のコントロールができるようになってきました。感情的になってしまうのも、“勝ちたい”とか“上手くなりたい”という意識が強かったからなのですが、今ではいろいろと本人の中で整理されてきたので、今年はおもしろい存在になってくれると思っています。

ーー指導者としてターニングポイントとなったゲームなどはありますでしょうか?

特に無いですね。自分の中では練習試合であろうと大きな大会の決勝であろうと、試合に大小が無いので。とにかく目の前の試合を勝つためにどうするかということを常に考えていたので。主にデータ分析を担当していてそういう立ち位置だったからということもあると思いますが、それは小さな頃から変わっていません。

ーー指導したり一緒にプレーしたりした中で印象に残っている選手などはいますでしょうか?

元名古屋グランパスのジョーですかね。あれだけの実績を持ちながらJリーグでプレーして、風間監督が要求することも柔軟に受け入れて。それをすぐに実践できるのはやっぱりすごいと思いましたし、そういう選手が上手い選手というかいい選手なんだなと改めて思いました。

自分の大学時代にも、全国の強豪からすごい選手が集まってきたんですけれども、結局「高校時代はこうだった」とか、過去のしがらみから抜け出せなくて試合に上手く絡めなかった選手も数多く見てきましたし。プライドを貫き通すことは大切なことだと思うんですけれども、貫き通さなくてもいい部分まで意地を張ってしまうのは良くないなと。そういう意味でもジョーはプロでした。

あとは玉田圭司選手ですね。玉田選手は自分が上手くなるためにいろいろとやってみようというか、トライする選手でした。小さい頃から見ていた選手が、自分の話を聞いてくれたり。そういう部分があれだけ長くプロとして活躍できた理由の1つなのかもしれないと感じました。

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東海学生サッカーリーグ1部・名古屋産業大戦のスタメン(写真提供=中部大学サッカー部)

ーー中部大学サッカー部のセールスポイントはどういったところでしょうか

中部大学は7学部26学科(2022年4月現在)が1つのキャンパスにあります。サッカー部の選手も、どこかの学部が突出して多いとかいうことはなくて、工学部の選手がいて、経営情報学部の選手がいて、国際関係学部の選手もいて、生命健康科学部の選手もいて、という具合にさまざまな学部からの集合体なので、考え方も偏らないんです。そういう部分は中部大学の監督になってみて「おもしろいな」と感じた部分です。

グラウンドに出て「今日はどんな授業だった」とか聞くと、例えば工学部で都市建設工学科の選手だと「川の防災についての授業でした」という選手もいれば、その隣は「会計についてやりました」とか。選手同士でも「そんなことやってるの?」といった会話もあるくらい。今は多様化の社会なので、卒業後も幅広く活躍できる大学だと思います。サッカー以外のこともしっかり学ぶ事ができるというのは、大学卒業後、社会に出ることを考えても大きい事だと思います。他の大学ではキャンパスが分かれていて移動に時間を割かれてしまうということもよく聞くんですけれども、ウチでは授業が終わったらすぐに集まることもできます。

サッカーについてで言うとやはり技術に特化しています。「ボールを扱う技術で体を触られないようにしよう」とか、「じゃあ体を触られないようにするための技術ってなんだろう」とか、「そうするとフィジカルの考え方も変わってくるな」とか、そういった形でアプローチしているので、「自分を扱うのも技術」と言う考え方も含めての技術を身につける事ができると思います。

ーーサッカーが上手くなりたいと思っている中高生へのアドバイスをお願いします

やらされるのではなく「やりたい」という気持ちを強く持って、やっぱりボールを触る事だと思います。

それと、どうして自分がサッカーを始めたのかを考える。とにかく上手くなりたいという気持ちがあれば必ず上達します。今は上手く行かなかったとしてもやり続けることだと思います。

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