【ACLラウンド16展望|C大阪】クラブ初となる“日韓対決”を制し2011年以来のベスト8進出なるか

【ACLラウンド16展望|C大阪】クラブ初となる“日韓対決”を制し2011年以来のベスト8進出なるか

  • サッカーキング
  • 更新日:2021/09/15
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[写真]=Getty Images

◆実りの多かったグループステージを首位で通過

セレッソ大阪にとって3年ぶり4度目の出場となった今回のAFCチャンピオンズリーグ。タイ・ブリーラムでの集中開催となったグループステージでは、広州FC(中国)、ポートFC(タイ)、傑志(香港)と同居したグループJを4勝2分けの負けなしで首位通過。ラウンド16進出を決めた。

グループステージを勝ち上がる上でポイントになったのが、第2節の傑志戦(2-1)と、第3節のポートFC戦(1-1)。いずれも先制点を与える苦しい展開となる中、傑志戦では、坂元達裕の縦へのドリブル突破からのクロスをGKがはじいたところをアダム・タガートが押し込み同点に、さらにはチアゴのミドルシュートで逆転に成功した。

ポートFC戦では、途中出場の坂元が、同じく途中出場の清武弘嗣とのワンツーから抜け出し同点弾を決めた。ACLに臨む前に初の日本代表キャップも刻んだ坂元がチームを救う活躍を見せた。また、中2日での6連戦という過密日程を戦う中で、レヴィー・クルピ前監督はターンオーバーを実施。第5節の広州FC戦では、控え組中心の先発で臨み、2得点を挙げた加藤陸次樹らの活躍もあり5-0で勝利。チームの底上げという点でも、実り多きグループステージとなった。

◆小菊新体制のチーム力が試される一戦に

ここから先は、一発勝負のトーナメント戦。グループステージ以上にシビアな戦いが待ち受ける中、迎えるラウンド16の相手は、韓国Kリーグ1の浦項スティーラース。現在、Kリーグ1では5位で、ACLグループステージは名古屋グランパスと同組になったグループGを3勝2分け1敗で2位通過している。韓国で最も歴史の長いクラブであり、過去にアジアを3度制するなど実績も十分な名門だが、今季は国内リーグで思うような成績が残せておらず、ACLグループステージでも名古屋に0-3の完敗を喫するなど、内容は不安定。セレッソとしても十分に付け入るスキはありそうだ。

もっとも、そこは“日韓対決”。浦項が目の色を変えてこの一戦に臨んでくることは明らかであり、前からの激しいプレッシャーにも定評がある。まずは対人で競り負けないこと、球際の攻防で後手を踏まないことが勝利へ向けた条件になる。浦項で警戒すべき選手は、4-2-3-1の右サイドハーフに入ることが予想されるマヌエル・パラシオス。フィジカルとテクニックを併せ持つコロンビア人FWをしっかり止めることが重要だ。

崩しの局面では、右の坂元、左の乾貴士に期待したい。左右のテクニシャンを起点に両サイドバックも絡み、分厚い攻撃の中からアダム・タガート、加藤陸次樹を軸にしたFW陣にボールを集めていきたい。前線は激しい競争が続いており、山田寛人や西川潤といった若手や、大久保嘉人や松田力らベテランも出番を得るべく牙を研いでいる。チームをベスト8へ導くヒーローの出現に期待したい。

小菊昭雄監督体制になって、ここまで公式戦5試合を戦ったセレッソ。3勝2敗と白星が先行し、チームの色も見え始めている。プレッシングの強度や球際での激しい守備は向上を見せており、攻守における役割やポジショニングも整備されてきた。

今回の一発勝負では、ここまで積み重ねてきたチーム力が試される戦いになる。セレッソにとって、初出場となった2011年のベスト8がACLでの最高成績だが、全体に一体感が生まれて競争も激しくなっている現在のチームであれば、その先に進むことも十分に可能だ。まずは目の前のラウンド16。今大会、セレッソにとって初となる“日韓対決”を制し、ベスト8進出を果たしたい。

文=小田尚史

サッカーキング

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