
"日本代表の森保一監督"
サッカーの2026年ワールドカップ(W杯)アジア2次予選で21日、B組の日本(世界ランク18位)がシリア(同92位)と中立地のサウジアラビア・ジッダで対戦し、5―0で快勝した。
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日本の先発は、5―0で快勝したミャンマーとの初戦(16日)から9人が入れ替わった。久保や伊東、遠藤、冨安ら主力が名を連ねた。
日本は前半6分にこの試合最初のチャンス。久保のスルーパスから上田がゴール右へ抜け出したが、シュートはGKの正面を突いた。
前半20分過ぎまで日本がボールを保持する展開が続くが、シリアの集中した守りの前になかなかゴール前に進入できない。
前半24分には右CKの流れから上田のヘディングで相手を脅かすが、ゴールは割れなかった。
待望の先取点は前半32分。右サイドの伊東からのパスを受けた久保が、ドリブルで横に運び、ペナルティーエリア外から左足をひと振り。ゴール右下へ突き刺した。
5分後には完璧な崩しで追加点。左サイドでボールを持った浅野が、外を追い越した伊藤へパス。伊藤が深い位置からクロスを上げると、逆サイドの伊東が頭で折り返し、中央の上田が右足で押し込んだ。
40分にも伊東のパスから上田がこの日2点目を決めた。ときおりゴール前に蹴り込んでくるロングボールにも、GK鈴木が安定したプレーを見せて危なげなく前半を3―0で折り返した。
後半立ち上がりの2分には、ゴール左からのFK。久保が蹴るふりをしてから横へボールを流し、菅原が右足のミドルシュートで代表初ゴールを挙げた。
後半37分には、左の伊東のクロスを受け、途中出場の細谷がワントラップして左足シュートを決め、代表初得点を記録した。
これで日本は6月15日の親善試合エルサルバドル戦から8連勝。過去3度記録した日本の国際Aマッチの最多連勝記録に並んだ。
23年の日本代表は全日程を終了。来年1月1日、東京・国立競技場でタイと親善試合を行った後、カタールで開催されるアジアカップに臨む。3月にはW杯2次予選で北朝鮮との2連戦が控える。
シリア戦の日本の先発は次の通り。
GK 鈴木(シントトロイデン)▽DF 菅原(AZ)、谷口(アルラヤン)、冨安(アーセナル)、伊藤洋(シュツットガルト)▽MF 守田(スポルティング)、遠藤(リバプール)、伊東(Sランス)、久保(Rソシエダード)▽FW 上田(フェイエノールト)、浅野(ボーフム)