マイナンバーカードの暗証番号がロックされた。役所に行ったら......

マイナンバーカードの暗証番号がロックされた。役所に行ったら......

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  • 更新日:2021/10/14
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マイナンバーカードの暗証番号がロックされました。しかも、ロックされた原因が全くわかりません。

マイナンバーカードの暗証番号には2種類あり、4桁のもの、6文字以上16文字以下のものがありますが、今回ロックされたのは、4桁の暗証番号です。

この4桁の暗証番号は「3回連続」で間違えるとロックされ、解除するためには市役所へ行って手続をしなければなりません。なので、入力時には毎回慎重になるのですが、前回、数カ月前にアクセスした時には正常に認証された記憶しかなく、間違えた覚えがないのです。困惑しました。

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3回連続なので、2回失敗しても3回目で成功すれば、次回はまた1回目からのカウントです。ロックされているとなると、前回認証したときに認証に失敗してそのまま放置した、ということになりますが、まったく身に覚えがありません。しかし、スマホで何度試しても「ロックされています」と表示されるだけです。

こうなると、だんだん自分に対して疑心暗鬼になり、「間違えたことを忘れているのではないか」と自分が信じられなくなってきます。実はとうの昔に3回間違えていて、それ以降認証せず、そのまま放置して忘れていた、となると、なかなかスケールの大きい物忘れで自分としてもショックです。

考えていても仕方が無いので、近くの役所でロックを解除することにしました。まずは、ホームページから必要な書類などを確認したかったのですが、なぜか筆者の住むさいたま市には暗証番号のロック解除に関する案内がなかったため、直接電話をして確認しました。さいたま市に限らず、意外と案内が無い市町村もあるようです。

さいたま市は、本人が手続する場合でも、運転免許証や健康保険証など本人確認書類が必要になりますが、これは市町村毎に異なるようで、例えば横浜市では本人が手続かつマイナンバーカードさえあれば他の証明書は必要無いことになっています。確かに、マイナンバーカード自体が顔写真付きの本人確認証なので、合理的ではないかと思います。

なお、本人が手続をすれば即日対応してもらえますが、代理人が手続をする場合には、1回目の手続の後、郵送による照会書などを受け取ってからもう一度手続に行く必要があるので手間です。

暗証番号はロックされていなかった?

早速、さいたま市の区役所で手続を行ないました。窓口で「暗証番号がロックされてしまった」ことを告げると、窓口の担当者は「では、暗証番号が本当にロックされているか一応確認します」とのこと。念のため、認証履歴等も見て貰えるということなので、試して貰いました。

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いざ区役所に

数分待つと、担当者の方が戻ってきましたが、なんと「暗証番号はロックされていない」とのこと。これはさらに困惑します。実は、同様の症状の人がけっこう頻繁にいるそうなのです。

どういうことかというと、マイナンバーカード自体に異常は無く、実際にロックも「されていない」のです。なので、コンビニの店頭で住民票を発行するなどの機能は問題無く使える状態だということ。しかし、スマホやPCから認証する場合に限って不具合があり、暗証番号を入れると「ロックされている」と表示され、使用できないのです。この状態だとe-Taxなどが利用できません。

この症状が怖いのは、「いつこの状態になったか」が分からないことです。筆者の場合も数カ月前はきちんと認証できたのに、今回久しぶりに認証しようとしたところ、突然ロックされていました。アクセス履歴も見てもらったのですが、特に異常はないとのこと。マイナンバーカードのシステム側では、そもそも筆者がロックされた記録も残っていないのです。恐らくアプリ等のバグか何かだと思われるのですが、詳しくはわかりません。「ロックされた」表示がでてから、筆者は3回以上、暗証番号を入力しているのですが、この状態になると、暗証番号を何度間違えても、その回数はカウントされておらず、マイナンバーカードのシステム側には何の影響与えていなかったようです。

現状でははっきりとした原因が分からず、ある日突然、暗証番号がロックされてしまうことがある、ということになります。筆者の場合、確認したいことがあってPCからe-Taxを利用しようと思ったので、困りました。もし、いざ、確定申告を! というタイミングでロックされてしまったら、さらに困ったことになりそうです。ただでさえ混雑する確定申告の時期に、役所にいかなければならなくなり、e-Taxの意味がありません。

なお、役所としては、同様の症状の人はけっこういる、ということだったのですが、実際にどのくらいの頻度かはわかりません。筆者の周りで同様の症状になった人や、そうした症状について聞いたことがある人もいませんでした。ただし、役所としては、「あ、あれね」というレベルで即対応できるくらいには発生しているようです。

暗証番号を上書きして解決

しかし、結局やることは「暗証番号のロック解除」とかわりませんでした。すなわち、マイナンバーカードに設定している4桁と、最大16文字の2つの暗証番号を再設定することです。再設定することで設定が上書きされ、「なぜか」元に戻るということでした。

マイナンバーカードを初めて作った時には、暗証番号をタッチパネルの端末から自分で入力しましたが、今回は書類に暗証番号を書き、申請する形式でした。情報漏洩というわけではないので、暗証番号は前回と同じでも構わない、とのこと。

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書類で暗証番号を申請しました

実際に申請し、10分ほど待つと設定が完了。早速スマホから認証を試してみると、何の問題もなく暗証番号が認証されました。

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無事認証できるようになりました

今回、身に覚えが無い状態で暗証番号がロックされ、けっこうな手間がかかりました。確定申告の真っ最中ではないので、大事には至らなかったですが、今後また同じ事が起こるとも限りません。

必要になる前に必ずチェックを! と言いたいところですが、何がトリガーになっているのか分からないので、チェックのしようもありません。今のところ、今後同じことが起きないよう祈っています。

清宮信志

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