夫婦の「話し合い」、スタートラインに立てていますか?

夫婦の「話し合い」、スタートラインに立てていますか?

  • NotesMarche
  • 更新日:2020/11/21
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夫婦関係・離婚カウンセラーの筆者が、多くの相談を受けて感じていること。それは、話し合いができていない夫婦が多いということです。

筆者の「夫婦で話し合いはしていますか?」という質問に、クライアント(相談者さん)から「はい。たくさん話し合っています」という答えが返ってくることがありますが、よくよく聞いてみると、それは話し合いというより、自分の考えを主張することに終始しているという印象を受けることがあります。

■ 主張合戦は、夫婦喧嘩にエスカレート!

自分の考えていることは、たいてい正しいと信じているので、(本当に正しいかどうかは別として)、それを相手にもわかってもらおうと必死になり、さらには強要することも少なくありません。これでは、話し合いどころか、主張合戦がエスカレートして夫婦喧嘩に発展してしまいます。

夫婦の話し合いは、双方の意見を出し合い、内容の確認やすり合わせ、解決策を探るためにするものですが、話し合いのスタートラインに立てていないと、いつまでも解決に至らず、平行線のまま、問題を抱え続けることになります。

■ 話し合いをスムーズに進める方法とは

まずは、話し合いのスタートラインに立つことから始めましょう。自分の思いを主張するのではなく、考えていることを具体的にわかりやすい言葉で相手に伝えます。そして相手の言い分にも耳を傾けましょう。

筆者は、子育て中に「親業」(※1) を学んだのですが、目から鱗だったのが、「親業」の「わたしメッセージ」というものでした。これは、“わたし”を主語にして話す方法です。

たとえば、子どもに「早く片付けなさい!」と怒鳴ったところで、効果はあまり期待できません。それよりも、「部屋がきれいになったら、お母さん(わたし)はここでアイロンがけができて、とても助かるわ」と話したほうが、子どもが自主的に行動するのです。これは、夫婦や家族関係においても当てはまります。

■ 「話し合い」の仕方が夫婦仲の良し悪しに影響

相手に不満や文句を言いたいとき、つい“あなた”を主語にして「(あなた)は、いつもやってくれない」「(あなたが)〇〇したから、こんなことになった」など、責めた口調で言いたくなりますが、“わたし”を主語にして自分の気持ちをわかりやすく伝えることを意識してみてください。

話し合いの仕方は、夫婦仲の良し悪しに大きく影響します。あなたは「話し合い」のスタートラインに立てていますか?

[執筆:渡辺 里佳(夫婦関係・離婚カウンセラー)]

【参考】
※1. 「親業(親業訓練)」とは、米国の臨床心理学者トマス・ゴードン博士が開発したコミュニケーションプログラム。カウンセリング、学習・発達心理学、教育学などの行動科学の研究成果に基づき考案された。

※写真:K@zuTa / PIXTA(ピクスタ)、本文とは直接関係ありません

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