「班長は私にはできません」と泣いて頼んだ私が「ポジティブ」になるまで

「班長は私にはできません」と泣いて頼んだ私が「ポジティブ」になるまで

  • かがみよかがみ
  • 更新日:2021/02/21
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「ポジティブなります。」そのひとことが、私を変えた。

私は常にネガティブだった。前向きに考えることなどない。常に後ろ向きに考える。ダメだった場合を山ほどパターン分けして考えるが、良かった場合のことはほぼ考えない。口癖は「どうしよう」。しかし実際には「どうしよう」もないことなど一つもなかった。

ネガティブ且つ消極的(ネガティブだから消極的になってしまうのかもしれないが)な性格のため、人前に立つような役をしたことがなかった。ひたすらみんなの後ろにいて笑っていた。目立つことが最も恐ろしく、嫌いだった。

そんな中やってきた私の試練は小学三年生の時。班長になってしまったことだ。全力で阻止しようしたが、断ることができなかった。今考えると、班長すらやる勇気がないなんて笑ってしまう。大笑い。きっとこのエッセイを読んでくださっている方も笑っているに違いない。変な奴だと。しかしその当時の私は本気で悩み、休み時間に担任の先生を説得しにいった。「班長は私にはできません。お願いなので他の係にしてください。」そう泣きながら頼み込んだ。ちなみに班は四人で一班だった。いつも副班長か集配係を狙っていたのに…

宿題を忘れて謝った私に先生は言った。「先生、家でキリン飼ってるんだ。信じてくれる?」

「私には無理」そう泣く私の母は優しく提案してくれた

泣きながらの説得もかなわず泣く泣く班長になってしまった。家に帰ってからも大泣きした。「私には無理。私が班をまとめることなんかできない。」このように母に言いながら泣いた。しかし班をまとめるといっても、四人の班である。まとめるもなにも、まとめようとしなくてもまとまる人数である。その当時の思考回路が恥ずかしい。

「私が責任を持たないと!」と。自意識過剰にもほどがある。誰も私を頼りになんかしていない。家で泣いている私を見て、母はあらゆる褒め言葉を使って私を慰めてくれた。何でもできるんだから、自信をもってやってみようと言ってくれた。それでもぶすっとした顔をしていた私に母はある提案をした。

「ポジティブになりますって書いておけば?」

そうしたらポジティブになれるかもしれないよと言われ、そんな簡単に性格が変わる訳はないと思いながらも、ホワイトボードに「ポジティブになります」と、大きく書いた。

嘘だと思うかもしれないが、本当にポジティブな人間になった。嘘ではない。

冷蔵庫に掛けてあるホワイトボードに書いたせいか、一日に嫌でも十回以上は目に入る。その度にポジティブになろうと思い、全てのことを前向きに考えるように意識した。毎日目にすることで、前向きに考える癖がついたのだ。学級委員への立候補や海外留学など、昔の自分の性格であればしている訳がない。私は大きく変わった。

自分が自分に言う言葉で自分で変えられる

人は、他者から言われた言葉によって感動したり、傷ついたりと、様々な感情が呼び起こされる。人という漢字の成り立ちからもわかるように、人はお互いを支え合って生きている。よって他者の言葉から受ける影響は大きい。

しかし、自分が自分に言う言葉も同じくらい影響力があるのではないか。自分の意志で決めたことだから。他者からの言葉とは異なり、言葉に詰まった自分の中の葛藤や感情まで感じることができる。その言葉を自分が常に目にする場所に提示することで、自分が自分に毎日語りかけることになる。そうして自分の意志を再確認し、引き締めていく。

ポジティブになれた私の次の目標も言葉に出してみる

「ポジティブになります」というこのひとことが、自分の性格をひっくり返した。そんな訳ないだろうと思う方もいるだろうが、私は本当に変わった。考え方は人それぞれだが、私はこの方法でこれからも自身を変化させていく。最近の悩みは、ポジティブになりすぎたこと。楽観的すぎて少し危ない。以前は宿題などを早めに終わらせて安心するタイプだったが、今はギリギリまでやらなくても大丈夫だろうという精神で生きている。何でも何とかなるという訳の分からない自信をもってしまう。

このスーパーポジティブ精神が負の影響を与え始めている。よって次は「何でもできる訳ではない。準備しているからこそできるのだ」という言葉を自分に言い聞かせていきたい。

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6りな

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