かつてマスク氏の誘いを蹴った伝説のハッカー、Twitterに12週限定の「インターンシップ」で参加

かつてマスク氏の誘いを蹴った伝説のハッカー、Twitterに12週限定の「インターンシップ」で参加

  • TechnoEdge
  • 更新日:2022/11/28
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かつてマスク氏の誘いを蹴った伝説のハッカー、Twitterに12週限定の「インターンシップ」で参加

2007年、当時17歳にしてiPhoneに自由にアプリをインストール可能にする「脱獄」を成功させ、2011年にはPlayStation 3をハッキングしてソニーに訴えられた伝説のハッカー”GeoHot”ことジョージ・ホッツ氏が、イーロン・マスク氏率いるTwitterに12週間の期間限定で加わっています

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ホッツ氏は2015年に自動運転を後付けで実現するキットの開発企業comma.ai設立し、1か月ほどでアキュラ ILXを使ったデモカーを製作、さらにテスラのシニアエンジニアだったリカルド・ビアシーニ氏を迎えるなどして、自動運転分野でもその名を知られるようになって行きました。

comma.aiは、最近では1年ほど前に、開発者向けキット的な色が濃かった従来の製品よりも商用品としての完成度を高めた「comma three」をリリースしています。しかし、ホッツ氏は今年10月に、PyTorchやTensorFlowに代わる高速で簡単な新しい機械学習フレームワークを開発すると述べてcomma.aiのCEO職を退いていました

また11月17日には「口で言うだけでなく行動で示すときが来た」とツイートし、マスク氏に対して「SFでの生活費のため、Twitterで12週間のインターシップ勤務」に就きたいと申し出ました。さらに「私は複雑なコードベースに飛び込むのが大好きで、12週間で数千のマイクロサービスからいくつかのドキュメントをまとめ、クリーンアップして役に立ちたい。さあ、リバースエンジニアリングだ!」と続けました。

このホッツ氏の申し出は、大量解雇でコードの維持やメンテナンスが手薄になってしまったのではと伝えられているマスク氏にとっては好都合だったかもしれません。同じ頃、Twitterは採用担当者がすでにエンジニアに連絡を取りはじめたと報じられていました

インターンシップの申し出に先立って、ホッツ氏はTwitterの検索の品質について問題を提起しており、これを改善する簡単な方法がないか検討するとも述べていました。

Twitterへのインターンシップの発言の後には、Twitterにログインせずにタイムラインをスクロールすると表示され、消すことができない「ポップアップを取り除くことが私の仕事だとイーロンが言った」と述べ、「これはインターネットを台無しにしている」と付け加えています。

また新たなツイートでは「Twitterの検索ボックスに『from:』と入力し、トークン化オートコンプリートできるようにしたい」とも述べました。

ちなみに、マスク氏はかつて、comma.aiを設立したばかりのホッツ氏をテスラに迎え入れようとしたことがありました。しかしホッツ氏は当時、マスク氏が好待遇を提示しながらも条件をコロコロと変えてくることを嫌い、交渉を打ち切っています。そのため両者にとっては(12週間限定とはいえ)数年越しに別の企業で実現した協力体制ということになります。ホッツ氏がTwitterにどれぐらいの貢献をもたらすのか、また今後Twitterがどのように変わっていくのかも注目したいところです。

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Munenori Taniguchi

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