LIXIL、家電・住宅設備・ドア・窓まで連携する住まいのIoTシステム

LIXIL、家電・住宅設備・ドア・窓まで連携する住まいのIoTシステム

  • マイナビニュース
  • 更新日:2017/12/09
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LIXILは、家電や電子機器だけでなく、玄関ドアや窓シャッターなどの建材までIoT技術でネットワークにつながる、住まいのリンクシステムを発表しました。建材とスマートスピーカーを連携させた国内初の商品として、2018年4月から全国の工務店やハウスメーカーを通じて発売する予定です。

商品名は商標登録の関係でまだ定まっていないので、ここでは仮に「LIXIL 住まいのIoTリンクシステム」と呼びましょう。従来のホームシステムは、家屋のエネルギー管理や電化製品の遠隔操作に用いるHEMS(Home Energy Management System)と、見守りや防犯を担当するセキュリティシステムが別々に提供されていました。使う人から見ると、一括管理できないことが問題です。

LIXIL 住まいのIoTリンクシステムは、HEMSとセキュリティを連携させることで、一括管理できるようにします。通信にWi-Fiを使い、ECHONET Lite規格(*)にも準拠することで、LIXILの製品だけでなく、他社のIT製品も遠隔操作可能にしようという取り組みです。

ハードウェアとして、独自の「ホームコントローラー」と「リンクコントローラー」を用意し、家庭内の電化製品やセンサー類を「ルーター」でWi-Fi接続。スマートフォンにインストールした専用アプリから、一括運用します。

(*)ECHONET Lite規格

スマートハウスを実現するために、さまざまな機器が通信するための手順などを定めた規格。

ホームコントローラーは、太陽光発電や蓄電池、スマートメーターといった住宅設備機器、さらにエアコン、照明、エコキュートなどの家電を操作・連携させる機器です。UIとしてスマートフォンのほか、スマートスピーカーも想定しています。2018年4月の発売時には「Google Home」と「Amazon Echo」への対応が決定しているそうです。こうしたスマートスピーカーに向けて、音声で語りかけて、宅内のさまざまな対応機器を扱えるわけですね。

一方のリンクコントローラーは、家庭内に設置される各種のセンサーと連携します。人感センサー、ドア窓開閉センサー、赤外線センサー、温湿度センサー、音声センサーなどのほか、ネットワークカメラとも連携。こちらもスマートフォンだけでなく、スマートスピーカーからの操作も可能です。

ホームコントローラーとリンクコントローラーを、LIXIL独自の技術で融合することで、住まいのIoTをトータルで連携できるようにします。

具体的に何が実現できるのか、発表会の会場では、デモンストレーションを交えて解説されました。スマートスピーカーに話しかけることで、照明やエアコンの電源オンオフ、窓のシャッターや電気錠を開閉、外出先からスマートフォンで施錠確認、帰宅前にお風呂を沸かす……といった、それぞれのシーン自体は、特に目新しさはありません。

しかし、LIXIL 住まいのIoTリンクシステムの真骨頂は、「アシストルール」と呼ばれるプログラム機能。1つのトリガーによって、複数の動作を実行できることです。例えば、スマートスピーカーに「おはよう」と声をかける1つのトリガーで、シャッターの開閉、照明オン、エアコンのオンが一度に実行されたりします。

アシストルールは、LIXILでいくつかのパターンをあらかじめ用意します。加えて、暮らし方や困り事、目的に応じて、ユーザーが自由に機能をカスタマイズできます。

ほかにも例えば、玄関前に人が立つというトリガーで、人感センサーとネットワークカメラの連携で姿を撮影し、スマートフォンに動画で送ります。すると、訪問者の有無や子供の帰宅を把握できますね。

人が何か指示を出すだけでなく、天候などもトリガーとして使えます。晴天のときは窓を開けて換気、雨が降ってきたら窓を閉めるといった、全自動の制御も可能です。

「一定時間使われない」こともトリガーとなるため、遠方で暮らす高齢の家族や親族を見守ることにも役立つでしょう。開閉センサー付きのトイレのドアが丸一日開閉されない、水道が丸一日使われない……などをトリガーに設定し、親族や世話人のスマートフォンに通知を飛ばせます。こんな状況はおかしいので、何かの事故があったのかもしれません。

また、LIXIL 住まいのIoTリンクシステムは、エネルギーや生活習慣の見える化にも利用できます。家計の節約意識、健康意識の向上にもつながるでしょう。将来はビッグデータを活用し、ユーザーの身体情報とリンクして健康促進をサポートといった使い方も想定しています。

2018年4月の発売時には、「おうちまるごと自動化パック」「セキュリティーパック」「お手軽見守りパック」などのパッケージ商品を用意し、エンドユーザーが設定で悩まなくて済むようにする予定です。まずは、初期費用が10万円以下のものから準備したいといいます。スマートスピーカーは別途用意する必要があり、パッケージには含まれません。

LIXILでは、ゆくゆくは交通インフラ・災害などのオープンな情報や、公共サービスとの連携も図り、地域のコミュニティやサービスともリンクしていくことを視野に入れています。また、コネクティッドホームアプライアンスとも協力して、家電メーカーや住設メーカーとともに新しいサービスの提供に取り組んでいく考えです。

なお、2017年12月13日から東京ビックサイトで開幕する「[高性能]建材EXPO」のLIXILブースにて、LIXIL 住まいのIoTリンクシステムのデモンストレーションなどを予定しています。

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