人材枯渇のイングランド。ノーマルな発想では前進できない

人材枯渇のイングランド。ノーマルな発想では前進できない

  • J SPORTS
  • 更新日:2017/10/11
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オランダ、ウェールズ、チリなどが姿を消し、アルゼンチンも最終節のエクアドル戦で3−0の勝利を収め、ようやく出場権を得た。ロシア・ワールドカップ予選は世界中でサプライズが起きている。しかし、ドイツだけはレベルの違いをまざまざと見せつけ、予選で闘った北アイルランドのマーティン・オニール監督も、「彼らを倒すプランはこの世に存在しない」と舌を巻いていた。

ヨシュア・キミッヒ、レオン・ゴレツカ、ティモ・ヴェルナー、レロイ・ザネなど、コンフェデレーションズ・カップの優勝に貢献した若手の急成長により、選手層がより一段と厚くなった。メスト・エジルやトーマス・ミュラーといった実力者たちにも、定位置確保の保証はない。いま、ドイツは〈世界最強〉である。

さて、イングランドだ。クオリティ不足は否めない。ハリー・ケインは紛れもなくワールドクラスのゴールゲッターで、デレ・アリはレアル・マドリード、バルセロナも注目する逸材中の逸材だが、このふたりを除くと疑問符が付く選手ばかりだ。

ジョー・ハートは32歳。GKとしては脂が乗る年齢に差しかかったが、近ごろ安定感が失われてきた。DFガリー・ケイヒルは凡庸で、クリス・スモーリングとフィル・ジョーンズは、ケガが多すぎるために計算しづらい。また、所属チームでベンチを温めている者を招集するケースが頻発するほど、人材が枯渇している。ドイツのような競争力は存在しない。

予選を8勝2分無敗でクリアしたものの試合内容は乏しく、第9節のスロベニア戦は観客が紙飛行機に興じるほど退屈な90分。しかもウェンブリーで、である。ロシア・ワールドカップでも、上位進出は夢のまた夢だ。

ただ、この夏の国際大会で若手が連続して答を出している。アンダー21がヨーロッパ選手権でベスト4に進出し、アンダー20はワールドカップを制した。そう、新旧交代のチャンスが訪れたのである。伝統と格式にしか頼れなくなってきたFAはいまこそ大胆になり、ロシア・ワールドカップのメンバーからベテランを一掃するプランも悪くない。ターゲットを3年後のヨーロッパ選手権、5年後のカタール・ワールドカップ(開催できるのだろうか……)に変更し、長期的な視野で人選にあたるべきだ。

ウェイン・ルーニーは代表から去った。真摯な姿勢でフットボールに取りくむジョーダン・ヘンダーソンは尊敬に値する選手のひとりだが、彼もスモーリングやジョーンズ同様にケガには強くない体質だ。ハートとケイヒルは現状維持が精いっぱいだろう。

「スペインのセルヒオ・ラモス、セルヒオ・ブスケッツ、ドイツのマヌエル・ノイヤー、トニ・クロスのようなビッグプレーヤーが、イングランドにはいない」

代表監督のガレス・サウスゲイトも人材の枯渇を認めている。ノーマルな発想では前進できない。

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