ASKA容疑者逮捕の裏でマスコミが翻弄された「公式」ブログ

ASKA容疑者逮捕の裏でマスコミが翻弄された「公式」ブログ

  • しらべぇ
  • 更新日:2016/11/30
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(画像はNHK NEWS WEBのスクリーンショット)

11月28日、覚醒剤を使用したとして歌手のASKA、本名・宮崎重明容疑者が逮捕された事件。

当日は午後4時35分頃に「覚醒剤使用容疑で逮捕へ」といった第一報が報じられ、多くのマスコミが再逮捕に関する情報を報じはじめた。

しかしその渦中にあって、多くの人々を驚かせたのはASKA容疑者・本人を名乗る人物の「公式ブログ」の更新だ。

■なぜ振り回されたのか?

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(画像は「ASKA公式ブログ」とされるスクリーンショット)

逮捕後、マスコミ関係者は同ブログに関して「これはホンモノだった」という認識にやや傾いてはいるが、真偽について「100%本人」と断言できる状況にはない。

以前紹介した、情報バラエティを支える調査のプロである「リサーチャー」も語っていたように、「報道関係者を騙すために、巧妙な『引っかけアカウント』作ったり、コラ画像を掲載したりするユーザーも」存在する。

とくにASKA容疑者の場合は、過去に逮捕歴がある――しかも再犯率の高い薬物使用者ということで、こうした愉快犯的な“仕込み”をされる可能性が、一般の芸能人よりも高いのだ。

速報を出していたNHKニュースも、その後、同ブログの真偽について

「このブログについて、一緒にアルバムを作っている男性は『音楽活動の書き込みは事実で、ASKA元被告のブログだと思う』と話しています」

という関係者のコメントを紹介するなど、対応に苦慮した様子がうかがえる。

■どちらともとれる状況証拠

なぜ報道のプロたちが、真偽を見抜けずに翻弄されることになったのか? それは状況証拠が、さまざまな可能性を示していたからである。

まず最も大きかったのは、「身柄拘束の確認ができていない」こと。

11月25日の午後、自宅から本人が110番通報したことが、今回の逮捕のきっかけと報じられているが、その時点でASKA容疑者が警察に身柄を拘束された――という、確かな情報はなかった。

自ら通報してきたことや、その場の状況で現場に訪れた警察官に「逃亡の恐れなし」と判断されれば、報道が出た時点で身柄を拘束されていない可能性は充分あり、本人がブログを更新することも可能である。

また「陽性は、ありません。100%ありません。」という書き込みも、薬物で正常な判断ができなくなっている本人が、警官と接触した当日に身柄拘束をされなかったことで「シロと判断された」と思い込んだとしても、おかしくない。

しかし、これは状況証拠として、ブログを書いているのが「ASKA容疑者本人」という可能性を示すと同時に、「報道の情報を見て、なりすましが書き込んでいる」という可能性を完全に否定することもできない内容なのだ。

■「ツイキャスしてくれよ」と言う担当も

その後、同ブログでは「ミヤネ屋さんへ。」という、報道番組へリアルタイムに呼びかけるエントリーまで出てくる。

これを見た関係者のひとりは

「そんなんやるならブログじゃなくて、ツイキャスとかで姿出してくれよ。それなら、モヤモヤしなくて済むのに...」

とボヤいたほどだ。

取材のプロである多くのマスコミが、その真偽に翻弄された“公式”ブログに、今なお「ASKA容疑者本人のものとされる」といった枕がつく理由には、簡単に「なりすまし」が可能なネット社会の現実が横たわっているのだ。

・合わせて読みたい→覚醒剤使用の疑いでASKA逮捕 違法薬物の再犯率を弁護士に聞いた

(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ

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