松山、ショット復調まだ「ない」も池ポチャ取り返す

松山、ショット復調まだ「ない」も池ポチャ取り返す

  • 日刊スポーツ
  • 更新日:2018/11/09
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5番、木の根元から第2打を放つ松山(撮影・丹羽敏通)

<男子ゴルフ:三井住友VISA太平洋マスターズ>◇第1日◇8日◇静岡・太平洋C御殿場C(7262ヤード、パー70)◇賞金総額2億円(優勝4000万円)

今季日本ツアー初参戦となる松山英樹(26=LEXUS)は4バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの69で回り、1アンダーで首位と5打差の17位発進した。自らも監修として携わったコースの全面改修でパー5からパー4に変更となった2ホールで3つスコアを落としながら、随所で力を見せつけた。

松山目当てに、昨年比1454人増の3509人のギャラリーが集まった。アジア人初の世界選手権シリーズ制覇という偉業を手土産に凱旋(がいせん)した2年前の第1日が2901人。「久々だったので、スタートホールはすごく緊張した」と感情は高ぶった。

パー5をパー4に、コース改修で最大の変更点となる2ホールで苦しんだ。11番で左の林に突っ込んでボギーが先行。後半6番では第2打を池に落としてダブルボギーをたたいた。「もったいなかった」と言ったが、平均スコアはいずれも4・417とこのラウンド最高難度だった。ダブルボギーから2ホール目となった8番は、距離を稼いでも左に外せば、せり出した林が“壁”のようにそびえ立つ。たまった感情をぶつけるようにドライバーを強振してフェアウエーを捉え、残り127ヤードからピッチングでピンに絡めてバーディーを奪った。同組の宮里も「普通は打たない」というハイリスクハイリターンのマネジメントを完遂した。

日本にいられる限られた時間も、松山にとっては自分を高め、ゴルフのために費やすものという認識に変わりはない。中国から帰国した前週は母校・東北福祉大の寮を訪れた。阿部靖彦監督は「ずっとトレーニングと練習をしてましたよ。あいつにとって、あそこが一番楽しいんでしょう」。この日同組だった金谷拓実ら後輩を食事に連れていき、金谷が出場を決めている来年4月のマスターズについて助言もしたという。

優勝争いのポイントに挙げていたショット復調のキッカケについて「(まだ)ない」と断言。その上で「いいプレーをしたら、それくらい出せる数字だと思ってますし、自分の状態を上げられれば」と単独首位の秋吉が出した「64」をにらんだ。【亀山泰宏】

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