コンデジに変身!?合体ロボスマホ『MOTO Z2 Play』がおもしろい!

コンデジに変身!?合体ロボスマホ『MOTO Z2 Play』がおもしろい!

  • @DIME
  • 更新日:2017/09/16

■連載/一条真人の検証日記

スマホは手で持ち運ぶというサイズ感から、どの程度のハードウェア機能を盛り込むのか? ということに限界ができてしまう。たとえば、最近はメインカメラにデュアルレンズを搭載したものが多くなってきたが、スペースを食う光学ズームレンズを搭載したスマホというのはASUSのZenFoneZoomぐらいだ。

なかにはプロジェクターを搭載したというような変わり種なスマホがないでもないのだが、携帯性に難があったりする。なんでもできるスマホを作るのは難しいのだ。

そんな問題を「合体」で解決してしまおうということで昨年、2016年に登場したのがモトローラの「MOTO Z Play」。その後継機が「MOTO Z2 Play」だ。

このMOTO Z2 Playは「MOTO Mods(モトモッズ)」という専用合体ユニットと合体することで、さまざまな機能を使うことができるのだ。

合体できるということで妙に興奮してしまうのは、合体ロボとかが出てくるテレビ番組を観てきた影響なのかも知れないが、なんにしても合体できるものが魅力的でなければ話にならない。Modsにどんなものがあるかの一部を紹介すると、ハッセルブラッドの光学10倍ズームレンズユニット「HASSELBLAD TRUE ZOOM」、スマホをプロジェクターにする「INSTA-SHARE PROJECTOR」、ステレオスピーカを搭載する「JBL SoundBoost」、拡張バッテリを追加できる「TurboPower Pack」など魅力的なものがそろっている。

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モトローラの産んだ合体スマホ「MOTO Z2 Play」。

■外観

Modsを接続することを前提にしているためか、Z2 Playのボディは実に薄い。背面はModsユニット接続のためフラットになっているのだが、レンズ部分は出っ張っている。この出っ張りのおかげでModsユニットを合体させるときの位置決めがスムーズに行く。

また、背面の下部にはデータのやりとりをするための端子があるが、金属の先端が丸まっており、その上で指を滑らせてもひっかかるところがなくていい。

ディスプレイサイズは5.5インチ、フルHDの解像度だが、有機ELなので発色がよくコントラストが高い。このボディの薄さは驚異的なものがあり、5.5インチディスプレイ搭載のスマホのなかでは抜群だ。数値的に見ると、5.99mmに過ぎない。

ボディの右サイドに電源ボタンとボリュームボタンがあるのは定番的なレイアウトなのだが、このボタンが非常に小さい。電源ボタンは滑り止め処理がされているが、これはボタンが小さいということを自覚しているためだろう。ボタンがこのサイズになったのはデザイン的な問題なのだろうか? 実用的にはもう少し大きくしたほうがいいと思う。

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妙に小さいが、使いにくくはない電源ボタン。

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シンプルでフラットな背面。

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カメラレンズの周囲は円形。レンズ部は合体時の位置合わせに使われる。

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Modsとのデータのやりとりに使われる端子。

■合体システムは?

さて、Modsの話だ。合体といえばそのメカニズムが気になるところだが、このModsユニットはマグネットで装着することができる。マグネットで合体というと大丈夫か? という印象を受ける人もいそうだが、面倒なロック機構なしに手軽に装着、脱着できるのがいい。また、装着したユニットがガタつくようなこともなかった。マグネットの磁力の強さも適度だし、かなり細心の注意をはらって設計されたのだろう。

合体させた後、ユニットによってはアプリが自動的に接続処理を行う。これはカメラユニットなどデータ転送が必要なユニットでは必要な処理だろう。

なんにしてもユニットの合体時には基本的に位置合わせをしてはめるだけ、分離時には引き離すだけなので、実に手軽に使える。

ただし、例外はカメラユニットで、これは光学ズームレンズを収納した状態でないとレンズが保護されないため、分離する前にカメラアプリを終了させるか、カメラユニットの電源をオフにしてレンズを収納する必要がある。

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Modsユニットの合体面にはカメラ部とはめ合わせるように円形に穴がある。端子部にマグネットがあり、これで固定される。

■ハッセルブラッドTrueZoom

このハッセルブラッドズームレンズは実に光学10倍という本当にコンデジ並の性能を発揮してくれる。とはいえ、10倍ズームでは手ブレが拡大され、かなりシャッターを切るのに神経質になってしまう。手持ちで気軽に使えるのは5倍あたりまでではないかと思う。

ちなみにズーム操作は物理シャッターボタン周囲のハンドルで行うことができ、片手でズーム操作ができる。

このハッセルブラッドレンズユニットの画質傾向としては、よく言えば精細感が高い、悪く言えば線が細いという感じだ。コントラストはあまり高くなく、比較的白っぽい印象がある。これはMOTO Z2 Playのカメラと比較した場合の話だ。

このユニットはAMAZONで3万円を切っており、ハッセルブラッドレンズなのを考えるとコスパが高い。

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ズームハンドル。

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10倍の画角はこんな感じ

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内蔵カメラで撮影した画像。TrueZoomと画角は近い(ほぼ同じ?)が画質傾向が違うのがわかる。

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カメラユニットと合体した状態。まるでコンデジに見える。

■プロジェクター

「INSTA-SHARE PROJECTOR」プロジェクターユニットは、スタンドを内蔵していて、投影角度を変えることができる。スタンドの角度を急にすればするほど、そのままでは投影映像がキツくなり、投影映像が逆台形になってしまうわけだが、このユニットではアプリで、「キーストーン」を調整でき、補正できる。自動に設定しておけば、ある程度の角度まで自動的に補正してくれる。

このプロジェクターの設定アプリは、プロジェクター接続状態で電源ボタンを短く押すだけで表示される。ちなみに電源をオンオフするには長く押す必要がある。

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プロジェクターユニットを合体させたところ。

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スタンドは角度を変えることができる。

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プロジェクター設定画面。

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キーストーン調整を自動にしておけば、自動的に画面のひずみ(下)を補正してくれる(上)。

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バッテリユニット「TurboPower Pack」を合体させたところ。ちょっと厚いスマホ程度の感覚で持ち運べ、長時間駆動が可能になる。

■パフォーマンス

Z2 PlayはSnapDragon626(最高2.2GHz)を搭載していて、日常的なアプリの操作でストレスを感じることはあまりない。メモリも4GB搭載しているので、多くのアプリを起動しても処理が遅くなってストレスになるようなことはなかった。ちなみにAntutuベンチマークでのスコアは67031とけっこう高い。

合体でさまざまな機能を発揮するということは、簡単に思いつくが実現は難しい。Z2 PlayのModsユニットは扱いやすく、実用的な機能をもっているのがすごい。カメラやプロジェクターなどのユニットも、その気になれば合体させたままポケットに入れて持ち運べる携帯性があるのもいい。名前からわかるように、これは第2世代機であり、これからもこのModsユニットは継承され、Z3、Z4でも使い続けることができるとしたら、非常に実用的だと感じる。現在の普通のスマホでは実現していない光学10倍ズームのカメラユニットも魅了的だ。今後もさまざまなModsユニットが増え、可能性が広がっていくことだろう。

MOTO Z2 Playは高性能なズームレンズが欲しい人、ポータブルプロジェクタを気軽に使いたい人などにお勧めだ。

■関連情報

「MOTO Z2 Play」商品リンク
https://www.motorola.co.jp/products/moto-z-play-gen-2

「ハッセルブラッドTrueZoom」商品リンク
https://www.motorola.co.jp/products/moto-mods/hasselblad-true-zoom

取材・文/一条真人

ITジャーナリスト。雑誌「ハッカー」編集長、「PCプラスONE」編集長などを経て現在にいたる。著書50冊以上で、近著は「Androidスーパーハイウェイ」(Kindle版)。IchijoMasahto。本名:OSAMU SAKATA

■連載/一条真人の検証日記

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