「オレの庭はみんなのモノ」 信州・小布施の「お庭ごめん」文化

「オレの庭はみんなのモノ」 信州・小布施の「お庭ごめん」文化

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  • 更新日:2016/10/18

先日、コネタでご紹介した究極の栗菓子「朱雀」が食べられる信州の小布施。

栗や葛飾北斎の肉筆画などが有名だが、他にも、このまちを訪れたら、ぜひ体験してみてほしいことがある。
それは、「お庭ごめん」だ。

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「お庭ごめん」とは、「ひとの庭を通っても良い」という文化。
もともと小布施には「庭はみんなのもの、外はみんなのもの」という概念があり、「お庭ごめん」と声をかけて隣近所が互いに通り抜けできるよう、自分の庭を開放していたそう。

非常に素晴らしい取り組みだと思う半面、「もし自分の家の庭を見知らぬ人が通っていたら?」と考えると、少なからず抵抗を感じてしまう人も多いのでは? このおおらかさ、豪快さ、並大抵じゃない。

さらに、相乗効果として2000年に誕生したのが、官民一体の全国初のオープンガーデン「おぶせオープンガーデン」。「オープンガーデン」というボードが入り口に掲げられた場所なら、個人宅でもお店、お寺などでも好きに入って庭園を見ることができるのだ。

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というわけで、観光案内所のガイドセンターで地図をもらい、ボードを目印にして、とりあえず歩いてみる。

もともと小布施には細い路地が多数あり、散策にはもってこいのまちなのだが、「ボード」を探しながら歩く散策というのは、いかにも珍しい。
そもそもガイドセンターはゲストハウスのフロントも兼ねた場所で、喫茶や食事をしている人たちがいるのだが、その店内をそのまま通過して良いというのも、かなり不思議。

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さらに、瀟洒なお店で優雅に食事をしている人を横目に、脇の道をソーッと抜けさせてもらったり、工場の敷地内のようなところを通ったり、煙突にぶちあたったり、どう見ても個人の家の脇だったりするところをひたすら歩く。

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特に自分のような方向音痴の者は、「ここを通り抜けると、この道に出るのか」とか「あ! さっきもここ、通った!」とか「この人、さっきもどこかで見た」とか、まるで勝手に狐につままれたような不思議な感覚に陥り、いい感じに心地よくトリップしてしまう。

周囲には小さな美術館やお店などがたくさんあるので、ちょっと覗いてみたり、ちょっと食べ歩きや飲み歩き、試食めぐりをしてみたりで、気づいたら万歩計は9000歩以上!

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お金は美術館の入館料やコーヒー代など、1000円台しか使っていないのに、体は心地よく疲れているし、なに、この充実感?
「せんべろ」ならぬ「せんへろ(千円でへろへろ)」だ。

旅好きや散歩好きには、ぜひ一度訪れてみてほしい小布施。特に今の時季は、新栗を食べに行くついでに、心ゆくまで存分に「お庭ごめん」しまくってみては?
(田幸和歌子)

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