Googleが「広告ブロックするユーザー」から料金を回収して運営者に還元するツール「Funding Choice」の正式提供を発表

Googleが「広告ブロックするユーザー」から料金を回収して運営者に還元するツール「Funding Choice」の正式提供を発表

  • GIGAZINE
  • 更新日:2018/04/17
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byThomas Hawk

2017年にGoogleが発表した、広告ブロックによって減ってしまった広告収入分を運営者に還元するための新しいサービスツールが「Funding Choice」です。ベータ版として試験的に提供されていましたが、2018年5月から31か国でFunding Choiceの提供を正式に開始するとGoogleが発表しました。

Helping publishers recover lost revenue from ad blocking

https://blog.google/topics/ads/helping-publishers-recover-lost-revenue-ad-blocking/

Funding Choices components and availability - Funding Choices Help

https://support.google.com/fundingchoices/answer/7074355

インターネットで運営されるサービスのほとんどが広告収入で運営されています。しかし、ウェブサイトの運営者やアプリの制作者の意図に反して、表示される広告には勝手に音楽を流すものや、強制的に10秒表示してなかなかサイトにアクセスさせてくれない迷惑な広告もあるため、広告をすべてブロックするアドオンで対応するユーザーも増えています。広告すべてがブロックされてしまうと広告収入が減ってしまうため、サイトの運営者はコンテンツを維持することが難しくなってしまいます。

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byThe Wild Blogger

Coalition for Better Adsという広告業界団体にも所属するGoogleは、Google Chromeに迷惑な広告を表示させない広告フィルタリング機能を搭載するなど、インターネットにおける広告ビジネスに積極的な取り組みを見せています。そんな中でGoogleが発表したFunding Choiceは、広告をブロックしている訪問者に対してコンテンツへのアクセス制限を3段階から選んで設定し、広告ブロック機能の解除か、Googleの発行する「広告削除パス」の購入を促す機能をサイトに設定できるツールとなっています。

Funding Choiceでは3段階のアクセス制限が可能。1番軽い制限は注意喚起のメッセージを表示するだけのもの。コンテンツ制限をかけていないので、広告ブロックをしている訪問者でも右上の×をクリックすれば自由にコンテンツへアクセスできます。

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さらにアクセス制限を高めたものが、広告をブロックした状態でのページ閲覧回数を月単位で制限しカウントすることで、部分的にコンテンツを制限するというもの。閲覧制限の回数は運営者が自由に設定することが可能で、閲覧回数が制限に達した場合、ユーザーは広告ブロック機能を切るか、広告削除パスを購入しなければコンテンツにアクセスすることができなくなります。

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最もアクセス制限が高いものは、広告をブロックした状態でのアクセスを一切認めないというもの。

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広告削除パスは1ページあたり0.02ドル(約2円)で、ページに再度アクセスしたり更新したりする度に発行され、その売上げは、Googleの手数料を引いたのちにサイト運営者へ送金されるとのこと。

Googleは2017年6月からFunding Choiceのベータ版を提供しており、「Funding Choiceを導入したサイトでは、平均するとサイト訪問者のうち16%が広告ブロックを切る選択をしており、中には広告ブロックを切るユーザーが37%に達したサイトもあった」という結果を発表しています。

なお、2018年5月からFunding Choiceが正式提供される31カ国はアメリカ・ヨーロッパ・オーストラリアなど海外に限られていて、記事作成時点では日本は含まれていません。

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