赤ん坊の身体に閉じ込められた23歳の男 ― 身長46センチ、体重5キロ...奇病「ラロン症候群」か!?

赤ん坊の身体に閉じ込められた23歳の男 ― 身長46センチ、体重5キロ...奇病「ラロン症候群」か!?

  • TOCANA
  • 更新日:2018/05/24
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1995年、インドのパンジャブ州に住むジャグター・シンさんと妻マンジート・カウアさんの間に、かわいい男の子が生まれた。マンプリートと名づけられ、大切に育てられたそうだ。しかし、生後6カ月を過ぎる頃、ある異変が現れた。マンプリート君が、大きくならないのだ――。

■1歳で成長がストップ

それまでスクスクと育っていたマンプリート君は突如として成長を止めてしまったかのようであった。すぐに、医者に診せたものの「そのうちまた、育ちはじめるだろう」と、のんきな返事。だが、その期待は無残にも裏切られることになる。

ただの発育不良ではなかった。1歳になる頃には完全に成長がストップしたと、地元の開業医から言い渡された。マンプリート君の兄と姉は、心身ともに正常に発育したのだが、なぜか彼だけが赤ちゃんのままとなってしまった。

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The Sun」の記事より

両親は小さな農場を経営しており、決して裕福ではなかったが、それでも機会があるたび、息子を連れてさまざまな病院に診てもらっていたという。しかし、「甲状腺になんらかの異常がある」、「レアケースである」ということ以外わからず、精密検査を受けるには経済的理由でかなわないという状況だった。

一部の専門家は、マンプリート君の病状を「ラロン症候群」ではないかと指摘している。世界で300例しかない小人症の一種で、非常に特異な遺伝子変異が原因とされている。子どもの成長に重要なインスリン様成長因子1(IGF-1)というホルモンの欠如によって起こり、手足がむくみ、大きな頭にシワシワの顔が特徴だという。

つまり、現在のマンプリート君は23歳の青年にして、1歳程度の心身を持つ大人ベビーなのだ。話したり、歩いたりする以前に成長を止めてしまった彼を見て、両親が受けたショックは計り知れない。やがて、貧しさゆえにマンプリート君の世話を適切に行うことが困難になった両親は、インド北西部の都市ヒサールに住むカランビア・シンさんとラクウィンダー・カウアさん叔父夫婦のもとへ息子を委ねることにしたのだった。

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The Sun」の記事より

■「ヒンズー教の神の化身」

親戚に引き取られたマンプリート君だったが、新天地の方が彼には合っていたらしい。よちよち歩きしかできない彼を、夫妻は抱き上げてどこへでも連れて行く。スプーンで食事を与えてもらい、2人の姿が見えなくなっただけで泣き出すような甘えん坊となった。

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The Sun」の記事より

「赤ちゃんのように笑うんです。そして、めったに悲しい顔をしません。唯一、犬や他の動物が吠えたときだけ、怖がって泣き出しますけどね。家に来客があれば、進んで仲良くなろうと微笑みかけるんですよ」(カランビア・シンさん)

よく笑い、泣き、叫ぶ。コミュニケーションは、もっぱら身振り手振りで行うマンプリート君は、ものまねがうまく、また握手を求めたり、椅子を勧めたりとホスピタリティにあふれているそうだ。

また、子供心に何かを感じるらしく、実家に連れて行ったときは、泣き叫んで帰りたがるという。パンジャブの田舎では、彼のことをコビト呼ばわりしていたというから、因習にとらわれた田舎で、好奇の目にさらされて生きるくらいなら、都会で多少は経済的余裕のある叔父夫婦に溺愛され育てられたほうが彼のためだろう。それに、近所の人たちは、彼のことを『ヒンズー教の神の化身』だと信じて疑わないそうだ。

身長46センチ、体重5キロ。夫妻は「この運命を受け止めている」と話す。だが、病気の原因解明は諦めておらず、現在、インドのクラウドファンディング「Ketto」で、検査費用と高度な治療を受けるための135万円の資金を募っているところだ。

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news.com.au」の記事より

不思議な姿をして生きる青年は、周りから『ババ』と愛情を込めて呼ばれている。彼は無邪気な笑顔を振りまきながら、今日も人々を幸せにしているようだ。
(文=佐藤Kay)

参考:「The Sun」、「news.com.au」ほか

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