退任の長谷川監督、体制強化の必要性を指摘 「国際ゲームの経験が少なすぎる」/バスケ

退任の長谷川監督、体制強化の必要性を指摘 「国際ゲームの経験が少なすぎる」/バスケ

  • SANSPO.COM
  • 更新日:2016/12/01

日本バスケットボール協会(JBA)は1日、男子日本代表の長谷川健志監督(56)の退任を発表した。退任は11月30日付。

2014年4月に就任した長谷川氏は、同年の仁川アジア大会での20年ぶりの銅メダル獲得や、15年アジア選手権でのリオデジャネイロ五輪世界最終予選出場権獲得などに尽力した。

契約は18年3月末までだったが、JBAでは20年東京五輪の開催国枠出場権確保のために早い段階で強化の体制を一新する必要があると判断。長谷川氏と協議し、退任で合意した。

「東京五輪で私が監督をやらないのなら、任期を最後までやるより、早めに代わった方がいいと考えて(退任を)お受けした」と長谷川氏。「初めて五輪の世界最終予選に出場するなど、多少なりとも日本のバスケに貢献できたかと思うが、最終予選で目標とした1勝に届かなかったのには責任もある」と振り返った。

近年では突出した好成績を上げられた理由については、「(大会での)順位については運もあった。以前(の代表)も、惜しい試合をして、あと一歩を破れないでいた。それを破れたのは、日の丸のプライドを持ち続けるチームフィロソフィーをミーティングなどで選手に話し続け、忍耐力が付いたからではないか」と分析した。

監督として心残りはないかと聞かれると、「一番(の悔い)は、もう少しまとまった練習時間がほしかったこと」と、思うようにならない強化の実情を悔やんだ。

今後の日本代表の課題として、「まず個人のレベルを上げること。スキルアップなしにこれ以上の強化はできない」と力を込めた。さらに「国際ゲームの経験が少なすぎる。(世界上位レベルのチームと)本気の試合をしないと、スキルアップの確認作業はできない」と、協会の体制強化の必要性を指摘した。

JBAの東野智弥技術委員長(46)は長谷川氏の労をねぎらい、「哲学をもってやってこられた指導は、今後に引き継いでいきたいし、長谷川さんには今後も会議などに参加していただく」と表明。併せて19年W杯、東京五輪へ向けた男子代表強化体制の方針を明らかにした。

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バスケ男子代表監督の退任会見で花束を手渡された長谷川健志氏(中央)。左は東野智弥技術委員長、右は田中道博専務理事=東京・文京区

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