個人投資家「兜町放浪記」氏:「初押しは買い」が危ない【FISCOソーシャルレポーター】

個人投資家「兜町放浪記」氏:「初押しは買い」が危ない【FISCOソーシャルレポーター】

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  • 更新日:2018/02/16
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株式会社フィスコ

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家兜町放浪記氏(ブログ「兜町放浪記」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2018年2月15日9時に執筆

今月7日未明に取り引きを終えたNY株式市場のダウが一時1500ドル以上の急落を演じ結局1175.21ドル安と過去最大の下落幅を記録した。週明け月曜日の相場急変にあの「ブラックマンデー」を想起させるには十分な出来事であった。

NYダウはトランプ政権誕生からほぼ1年以上も一貫して上昇を続けてきた。6日のNYダウが665.75ドル安と過去6番目の下げ幅となっていたことで少なからず異変の予兆はあったがここまでの暴落は読みきれない投資家が多かったはずだ。

「暴落」の表現が当たるかは今後の米国経済の推移次第だろう。「あの時がはじまりだった。」と後世で引き合いに出されるような経済の崩壊は考えたくも無い。今回引き金を引いたのは米雇用統計で想定より強く好調な経済を確認したことだ。好調すぎる経済を織り込めば金利の先高感は高まり、同時に株式の魅力は低下する、とは教科書どおりの推理である。

だから、実体経済の腰折れや有力企業の経営不安説、地政学リスクといった悪い話から派生した相場急変ではなく、株式が本質的に嫌う「金利上昇」で下げている。このことは健全な下げ(相場調整)とも理解できる。

世界景気の腰折れは、金融市場の調整がきっかけになることは、これまで経験してきた。景気が悪くなるから株が暴落するのではない。株が突然暴落するから、経済がおかしくなるのである。こればかりは、「ニワトリとタマゴ」の関係と異なり順序ははっきりしている。

上昇気流に乗ってきた日本株でもリード役の銘柄に利食いが集中し、余力の全力投球で相場を張ってきた投資家が我先に逃げ出そうと非難口に押しかけることになれば、将棋倒しはやがて大パニックへつながっていく。考えたくないが用心はしておきたい。

今後、NYダウがさらに下押しするようなら、損失を埋めるために日本株を換金売りする外人が出てくるかもしれない。そのときは日本株が男性的に下げるから注意したい。災難は忘れた頃にやってくるのは株の世界でも当てはまる。「初押しは買い」というが暴落相場の直後に株を買うことではない。私自身、これまで何度もこれで失敗してきた。神戸震災や、東日本大震災のときもそうだ。大きく下げた直後は値頃感から急反発があるかもしれない。そこをあえて様子見することも大切な行動だと思う。

不安定な相場つきが継続しているが、安易な飛びつき買いは戒めるときではないか。3月の期末商いまでは模様眺めも立派な戦術だろう。

個別株では以下の銘柄に注目している。

東海カーボン<5301>

黒鉛電極を扱う会社の業績が急拡大している中で、同社の好実態が注目されている。日経平均採用銘柄でもあり需給思惑も出てきた。

本州化学工業<4115>

東証2部銘柄。今期予想PERは10倍以下と割安に放置されている。スマートフォン素材も扱うハイテク企業だ。

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執筆者名:兜町放浪記

ブログ名:兜町放浪記

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