すごい技術の美少女5人が女王争い。ロシアはジュニアも、おそロシア

すごい技術の美少女5人が女王争い。ロシアはジュニアも、おそロシア

  • Sportiva
  • 更新日:2017/12/07

IOCがロシアオリンピック委員会の資格を停止し、平昌五輪にはロシア選手団の派遣を認めないことを決定した。ロシアの選手には個人としての参加の道は残されているものの、抗議のため全員が大会をボイコットする可能性もあり、先行きはまだまだ不透明だ。

そんな状況でフィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル名古屋大会が開幕を迎え、シニアと同時にジュニアのファイナルも開催される。ジュニア女子は2014年バルセロナ大会以来、日本3名とロシア3名の日露対決が3年続いていたが、今回、日本勢は紀平梨花のみで、あとの5名はロシア勢。数の上ではロシアが絶対優位になっている。

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ジュニアGPシリーズイタリア大会で表彰台を獲得したアリョーナ・コストルナヤ(写真左)、ソフィア・サモドゥロワ(中央)、紀平梨花(右)。3人全員がファイナルに進出

ロシア勢のうち15歳のソフィア・サモドゥロワ以外の4人(アレクサンドラ・トゥルソワ、アリョーナ・コストルナヤ、ダリア・パネンコワ、アナスタシア・タラカノワ)は、五輪出場資格を持っていない13歳と14歳の選手。その4人を指導するのは、世界女王のエフゲニア・メドベデワ、17年世界ジュニア女王アリーナ・ザギトワ、15年ジュニアGPファイナル優勝のポリーナ・ツルスカヤのコーチでもある、エテリ・トゥトベリーゼだ。

また、この4人は全員が「サンボ70」(ロシアのアスリート養成学校・スポーツクラブ)に所属している。このクラブには、シニアからジュニアまでロシアのトップ選手が勢ぞろいしており、今年のNHK杯に出場したツルスカヤ、メドベデワもここの所属選手だ。

ツルスカヤが「みんな仲はいいけれど、リンクに上がった時は練習でも刺激をもらっている」と言うように、クラブでの切磋琢磨が選手たちを強くしている。以前、メドベデワに平昌五輪への気持ちを聞いた時、「まだ五輪のことは考えられない。まずは世界選手権で優勝することだけを考えている」と話していたが、その理由は練習を共にしている選手たちの才能の高さを常に意識して、そこに激しい競争があるからだろう。

そんなエテリコーチの門下生たちに共通しているのは、得点が高くなる後半にジャンプを入れる技術構成にしていることだ。そのプログラムを完成させるためには、スタミナはもちろん、疲労が溜まってきた状態でも正確な踏み切りができる技術力も必要になる。これは、スケーティングスキルを基礎からしっかり叩き込まれていないとできないことでもある。

今回のジュニアファイナルの優勝候補1番手は、2試合連続で190点台後半を出している13歳のトゥルソワだろう。自身のGPシリーズ2戦目となるミンスク・アリーナ杯ではショートプログラム(SP)で69.72点、フリーでは冒頭の4回転サルコウがダウングレードで転倒とミスをしたが、後半のルッツ+ループとルッツ+トーループの3回転連続ジャンプを含めた6回のジャンプを決めた。今後は200点台を視野に入れている。

14歳のコストルナヤは、自身の初戦でフリー2位ながらもSP69.16点の貯金を生かして合計197.91点で優勝。2戦目は、優勝したサモドゥロワに0.04点及ばず2位になっている。同じく14歳のパネンコワもSP、フリーともジャンプは後半に入れて、バルティック杯で合計196.55点を獲得するなど、200点台を狙える位置にいる。また、13歳のタラカノワも、オーストリア杯で合計196.68点を出して優勝と、可能性の高さを見せている。

そんなロシア勢に対して、日本からただひとりファイナルに出場する紀平は、今シーズンの自身GPシリーズ初戦となったリガ杯で2位。フリーは125.41点でパネンコワを上回る1位だったが、55.05点で6位と出遅れたSPが最後まで響いた。2戦目のエーニャ・ノイマルクトでは、SPがノーミスの66.72点で2位ながらも、フリーは冒頭のトリプルアクセルを含めて3本のジャンプでミスをして119.90点と崩れてしまい、総合3位。SPとフリーが揃わない戦いが続いてしまった。

ただ、11月の全日本ジュニアでは、紀平はSPで6位と出遅れながら、フリーでは冒頭のトリプルアクセル+3回転トーループ+2回転トーループと単発のトリプルアクセルも成功させ、合計193.46点を獲得して逆転優勝を果たしている。

今回のファイナルでは合計200点台の戦いが予想されるが、紀平が全日本ジュニアのフリーの演技を再現して、SPもミスなく滑りきることができれば、一気にメダル争いに食い込めるはずだ。栄華を誇るロシア勢に、どこまで対抗できるか注目したい。

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