気負わず“泡”を楽しめるって最高!コスパが抜群の優秀スパークリングを教えてもらった!

気負わず“泡”を楽しめるって最高!コスパが抜群の優秀スパークリングを教えてもらった!

  • 東京カレンダー
  • 更新日:2019/07/19

気温の高さと湿度の相乗効果で、過ごしにくい日本の夏。

少しでも軽やかな気持ちになれる一杯を求めて、ワインジャーナリスト柳忠之氏に質問をぶつけてみたら、夏に飲むべき一本が見えてきた!

Q.シュワッとした喉越しが堪らない泡。シャンパンはお高めだから……今狙うべきお値打ちスパークリングを教えて!

――プシュッ。ぷふぁ〜。

柳「おっ、気持ちよさそうにビール飲んでるね。」

――今年は早くも5月に4日連続の真夏日。暑い日にはやっぱり泡ものが一番……柳家は毎日、シャンパーニュ三昧なんですか?

柳「毎日シャンパーニュの飲める生活が、我が家のささやかな野望なのは事実だけど、真夏に乾いた喉を潤すためだけに、毎日シャンパーニュを開けることはないかな。」

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シャンパーニュは、グビグビッとは飲めない

――えっ、なぜです?

柳「ん〜、グビグビといけないから。」

――高価すぎて?

柳「それもあるけど、シャンパーニュはじっくり味わうものだからさ。」

――はて、どういうことでしょ?

柳「シャンパーニュは、瓶の中で15ヶ月以上熟成させなきゃならない。そのうち12ヶ月は澱と一緒に寝かせると決められているんだけど、たいていのメゾンが2〜3年寝かせている。

澱の正体はもともと酵母で、これが本来の役目を終えると自己消化を起こす。するとアミノ酸が溶け出し、熟成が長いほどワインに複雑さや旨みが与えられるという仕組みさ。

だから喉を潤すためにグビグビ飲んじゃもったいない。じっくり味わって飲みたいよね。」

――なるほど。やはり、シャンパーニュは泡もののエリートなんですね。ではグビグビ飲むべき泡ものには、どんなものがありますか?

柳「いわゆるシャルマ法で造られたスパークリングワイン、たとえばイタリアのプロセッコなんてどうかな。」

――へ? シャルマ法とは?

柳「シャンパーニュは密閉された瓶の中でワインをもう一度発酵させ、その時に生じた炭酸ガスを瓶内に封じ込める瓶内二次発酵だけど、シャルマ法はそれを大きな耐圧タンクでしてしまう。

言うなれば簡易版だね。タンクの中に溜まった澱はフィルターで取り除いて瓶詰めする。シャンパーニュみたいに長い期間、澱と触れさせないし、そもそもタンクと瓶では接触の密度が違うから、シャルマ法のスパークリングはおしなべてフレッシュ。

プロセッコならグビグビ飲めるよね。お値段もシャンパーニュの3分の1くらい。」

グビグビッと飲むにぴったりなスパークリングって?

――それはお値打ち! ところで今さらですけど、スパークリングワインの製法ってほかに何がありますか?

柳「一番簡便な方法が炭酸ガスの吹き込み。出来上がったワインに特殊な機械でただ炭酸ガスを吹き込むだけ。

この方法で造られたスパークリングワインは泡粒が大きく、泡もちもよくないのが通例だったけど、最近は技術が進歩して、ちょっと見ただけでは一番手間のかかる瓶内二次発酵と区別がつかないものさえ出てきている。澱との熟成はさせないからフレッシュで軽やか。

グビッと喉を潤すことが目的ならこれでも十分。日本のスパークリングワインにはこのタイプが比較的多く、やはり1,000円代で買えるものが大半だね。」

コスパ優先で選ぶなら、一押しはスペインのカバ

――いろいろありすぎて、ますます選ぶのが難しくなってしまいました。

柳「でもコスパがダントツなスパークリングワインなら、カバかな?」

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――河馬?

柳「いやいや、動物園にいるカバの話じゃなくて、スペインのスパークリングワイン。シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵で造られながら、1,000円代のものもたくさんある。

先日、ワイン専門誌の企画で目隠し試飲して、僕が高得点をつけた「デラピエ・ネグラ ブリュット」は税別890円という驚きの低価格さ。

熟成期間は9ヶ月以上となってるけど、イーストの香りがほのかに感じられる程度で、むしろフレッシュさが際立っている。泡立ちはきめ細かい本格派。ピュアでクリアな味わいは、気取らず飲むのにぴったりだね。」

――1,000円しないで楽しめるスパークリングワインなら、まさにビール気分で飲めますね。

柳「とはいえ、アルコール度数は11.5パーセント。泡抜けがもったいないからって、ひと晩で1本空けたら大変だよ!」

――ふふ、大丈夫。私、そう簡単には酔いませんので。

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たとえば、こんな1本 「コドーニュ デラピエ・ネグラ ブリュット」

スペインで初めてカバを造った、スペイン王室御用達のコドーニュ社が手がける、瓶内二次発酵の超お値打ちカバ。地元の3品種、マカベオ、チャレッロ、パレリャーダを用い、瓶内熟成期間は9ヶ月以上の本格派。白い花や柑橘、青リンゴの香りがフレッシュ。飲み心地も爽快。

¥961/メルシャンお客様相談室 TEL:0120-676-757

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教えてくれたのは、柳 忠之さん

■プロフィール
世界中のワイン産地を東奔西走する、フリーのワインジャーナリスト。迷えるビギナーの質問に、ワインの達人が親身になって答える。

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