世代NO1と評された甲子園V腕の今 二刀流にも挑戦、胸に秘める思い

世代NO1と評された甲子園V腕の今 二刀流にも挑戦、胸に秘める思い

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  • 更新日:2017/12/07
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現在、JR東日本でプレーする吉永健太朗【写真:篠崎有理枝】

高校、大学で日本一を経験、今年10月に24歳を迎えた吉永

今月3日、早大野球部OBによる野球振興イベント「Hello! WASEDA “プレイボール プロジェクト”~野球を始めよう、楽しもう、学ぼう~」が、早大野球部グラウンドの安部球場、早大準硬式野球場で行われ、DeNAの田中浩康内野手、ヤクルトの武内晋一内野手、巨人の重信慎之介外野手、日本ハムの石井一成内野手ら早稲田OB選手が子供たちと触れ合った。その中に、日大三高でエースとして夏の甲子園を制し、早大1年時に日本一を達成、現在はJR東日本でプレーする吉永健太朗投手の姿もあった。

吉永は東京の名門・日大三高のエースとして3年時に2011年夏の甲子園で優勝。進学した早大では、1年春のリーグ戦で4勝を挙げチームの優勝に貢献し、最多勝、最優秀防御率、最多奪三振など数々のタイトルを獲得。大学日本選手権でも2勝を挙げ日本一に輝いた。

しかし、世代ナンバーワン投手と評された吉永はその後、故障からフォームを崩し、3年春以降はわずか1勝に終わった。卒業後は社会人のJR東日本に進んだが、苦しいシーズンを送っている。

この日、思い出が詰まったグラウンドを訪れた右腕は「懐かしいですね。知っている人にもたくさん会えてうれしかったです」と笑顔を見せた。

社会人2年目の今シーズン初めには打者にも挑戦。DHで公式戦に出場し、投手との二刀流を目指したが、再びケガに苦しみ登板の機会はなかった。今は投手に専念しているが、打者を経験したことで得たものもある。

「『無理に四隅を突かなくても手が出るな』と思いました。自分が感じた打者心理を投球に生かしたいと思っています」

プロで活躍する元チームメイト、「自分も頑張らなきゃと思っています」

日大三高でともに甲子園を制した高山俊外野手(現・阪神)は昨年セ・リーグ新人王を受賞。横尾俊建内野手(現・日本ハム)は今シーズンブレイクの兆しを見せた。吉永も「おにぎりくん」の愛称で親しまれているかつてのチームメートの活躍を喜び、「こんなことやっていましたね」と、本塁打後のおにぎりポーズを真似て見せた。

甲子園を戦った仲間だけでなく、高校3年時に選出されたAAAアジア野球選手権大会日本代表のチームメート、近藤健介捕手(現・日本ハム)、野田昇吾投手(現・西武)、原樹理投手(現・ヤクルト)らのプロでの活躍にも刺激を受けている。

「プロに行ったメンバーとも連絡を取り合いますし、球場に試合を観に行くこともあります。自分も頑張らなきゃと思っています」

今の自身の目標は、社会人の最高峰である都市対抗野球大会で優勝することだ。JR東日本は2011年に大会を制して以来、優勝から遠ざかっているが「若手が出て来て、戦力も入れ替わっている。自分もチームの力になりたい」と意気込む。

エース田嶋大樹投手がオリックスからドラフト1位指名を受けプロ入りした。今年10月に24歳となった右腕はその穴を埋め、優勝を決める試合のマウンドで躍動する日を思い描いている。

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