石原さとみ「アンナチュラル」第1話観てきた、控えめに言っても傑作だ、ネタバレはしません、本日スタート

石原さとみ「アンナチュラル」第1話観てきた、控えめに言っても傑作だ、ネタバレはしません、本日スタート

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  • 更新日:2018/01/12

本日スタートのTBSドラマ『アンナチュラル』。TBSのドラマ初主演となる石原さとみと『逃げるは恥だが役に立つ』の脚本家・野木亜紀子がタッグを組んだ1話完結の法医学ミステリーだ。

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主人公は法医解剖医の三澄ミコト(石原)。彼女が働くのは日本に新設された死因究明専門のスペシャリストが集まる「不自然死究明研究所」、通称UDIラボ。不自然な死(アンナチュラル・デス)を迎えた死体の謎をミコトたちが究明するストーリーだ。

ミコトはいわゆる“天才”ではない。UDIラボの仲間たちとチームを組んで、死体と向き合うことになる。ミコトと同じく法医解剖医で、経験豊富だが異様に態度と口が悪い中堂系(井浦新)。三澄班の記録員で三流医大生のアルバイト、久部六郎(窪田正孝)。三澄班の臨床検査技師でミコトと仲が良い東海林夕子(市川実日子)。UDIラボの所長で、いつも運営に四苦八苦している神倉保夫(松重豊)。彼らがミコトを取り巻くチームである。

そのほか、謎めいた葬儀社職員・木林南雲(竜星涼)、ミコトの母・夏代(薬師丸ひろ子)、弟の秋彦(小笠原海)、中堂班の気弱な臨床検査技師・坂本(飯尾和樹)らが脇を固める。エピソードごとの豪華なゲストも見もので、第1話には山口紗弥加、第2話には乃木坂46の松村沙友理が登場する。

石原さとみと市川実日子のコンビを見ていると、『シン・ゴジラ』のカヨコと尾頭さんがコンビを組んでいるようで感慨深い。変人揃いのUDIラボの中では窪田正孝演じる久部くんが視聴者代表の目線を担う。法医学ミステリーといえばシリアスなものだというイメージが強いが、『アンナチュラル』は彼らが実にワチャワチャしながら死体の謎に取り組む。

石原さとみは甘すぎないけど魅力はきっちり

脚本は野木亜紀子。『逃げるは恥だが役に立つ』ばかりが注目されるが、ドラマ『重版出来!』、映画『アイアムアヒーロー』など近年はハズシなし。今回は満を持してオリジナル作品に挑戦する。演出は、湊かなえ原作のドラマ『リバース』『夜行観覧車』『リバース』の塚原あゆ子。塚原は野木脚本の『重版出来!』にも演出として参加している。

石原さとみ自身、法医学ドラマに出演するのは3作目(『ヴォイス~命なき者の声~』『ブルドクター』)と語るほど、ある意味、鉄板のジャンル。しかし、「法医学ミステリーの“隙間”を見つけた」と語る野木の脚本は、情報量が多い上、非常に緻密に練り上げられたもの。15分拡大の第1話はストーリーが本当に二転三転。しかも、ありがちな謎解きや安易な犯人像に収まることなく、「おおっ、こうなるの?」「えっ、そうだったの?」の連続だ。

塚原の演出も負けていない。法医学に関する多くの情報を、字幕などに頼らず軽快に処理し、テンポ良く物語を進めていく。昨今ドラマではなかなか見ないダブルトーク(相手のセリフが終わるのを待たず、どんどんセリフを重ねていく手法)などを駆使し、ナチュラルに『アンナチュラル』の世界を構築していく。

筆者は第1話を試写で観たのだが、控え目に言って傑作だった。石原さとみは甘すぎず、テンション控えめ、でも魅力はきっちり出している。キャストの個性を活かしつつ、ナチュラルに、スピーディーに進むストーリーは、日本の連ドラではなかなか味わえなかった感覚だ。野木亜紀子からの『カルテット』への返答もあるぞ。今からでもシリーズ化希望しておこう。まずは本日放送の第1話を見逃さないように! あと、見始めたら画面から目を離さないように!
(大山くまお)

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