専門医とハンドモデルに聞くガサガサ指のケアのコツ

専門医とハンドモデルに聞くガサガサ指のケアのコツ

  • @DIME
  • 更新日:2017/11/13

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

◆新陳代謝の低下がガサガサお肌の根源?

これからの季節、気になるのが肌の乾燥。中でも指先は年齢を重ねるほど如実に現れる部分で、名刺交換のときやネイルサロンでカサカサの指先が気になってしまう女性も多いのでは。マーケティング会社のパシフィック・コミュニケーションズが実施した、手肌の乾燥が気になるシーズンを前に20~39歳の女性226人を対象にした「ハンドクリームの意識調査」では、20~39歳の女性の約75%が、相手の肌老化に気づくのは「手・指先」という結果が出ており、手は見た目年齢を大きく左右するポイントともいえそうだ。

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自分自身も他人からも気になる手や指先のかさつきをケアするために、ハンドクリームを選ぶ際に最も重視されることとして6割以上が「機能性」を挙げているが、実はハンドクリームを使用しても「効果が感じられない」と答えた女性が約8割にも上ることがわかった。

女性のスキンケアにも詳しい「Y‘sサイエンスクリニック広尾」統括院長皮膚科医で、アンチエイジングドクターとしても知られる日比野 佐和子先生はこう話す。

「保湿機能の低下を防ぐためには角質に対する効果が高い保湿剤を使用することがとても大切。多くの方がハンドクリームで思ったような効果を得られなかったと感じる要因に、『ターンオーバー=新陳代謝』を促すことなく、保湿の努力だけをしてしまっていることが考えられます。

ターンオーバーは年齢とともに周期が長くなり、20代では28日、30代では40~50日、40代では50~60日と言われています。気温が下がり代謝が下がる冬場は、夏場に比べてさらにターンオーバーが活発になりづらくなります。余分な角質は本来自然と剥がれるべきですが、うまく剥がれないままで放置しておくと下から新しい細胞が上に押し上がれない状態となり角質がたまる原因に。角質が剥がれないまま、外から保湿しても、しっとりした健康な肌に導くのは難しいのです。まずこの古い角質を柔らかくして剥がすという機能を持ったクリームを塗布することが、保湿の成果をあげるための近道です」

ターンオーバーを促すために皮膚科医も処方する、安全でかつ最も効果的な成分として日比野先生は「尿素」を挙げる。

「もともと体内に存在する尿素は古くなった角質を溶かし、新しい皮膚に生まれ変わるのを助ける働きと、体の中の水分を皮膚表面に集めてくる働きを持っており、30 年以上も前から皮膚科医に信頼されてきた成分です。私の父(75歳)の代から、多くの患者さんの乾燥トラブルには尿素を処方すれば解決するケースが多数ありました」

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◆ハンドモデル直伝の本格ハンドケアテクニック

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手の美しさを保つプロといえばハンドモデル。常に手肌のコンディションを整える必要のあるハンドモデルの米山真央さん(左)と森迫二葉さん(右)の本格的ハンドケアテクニックを紹介する。

米山さんが使用しているお手入れ用アイテムの一部。左から、炭酸ガスを閉じ込めた高密度の泡「ソーダスパフォーム(パック)」、化粧水「ELECTRON EVERYONESKIN LOTION」、オーストラリア産の「ルーカスポーポークリーム」、日焼け止め「カプレーブ UV-AB プロテクターリフト」、スキンオイル「uka nail oil 24:45」、爪補修液「ディープセラム」、「MAMA BUTTER フェイス&ボディクリーム」、「ケラチナミンコーワ 20%尿素配合クリーム」、私物のペットボトルオープナーとシルク手袋。

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森迫さんが使用しているお手入れ用アイテムの一部。左から「ケラチナミンコーワ アロマハンドクリーム(ケラチナミンコーワ クリームR)」、「無印良品 化粧水・敏感肌用・高保湿タイプ 」、「ビタミンC 美容液 オバジ C5 セラム」、Dr.Nailシリーズのネイルオイル「デイケアオイル」、高級日焼け止め乳液、「ニベア スキンケアクリーム」。

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ポイント1:こまめな保湿が重要~ハンドケアをするタイミングは、「乾燥を感じたらすぐに」「手洗い後はいつも」

「保湿アイテムを携帯用ポーチに入れ、リップクリームを塗るタイミングでいつも保湿。こまめにハンドケアができるリップクリームと兼用のものは重宝します。オーストラリア製でちょっと硬さのあるクリームは、リップクリームとしてヘアメイクさんから紹介されたものですがハンドケアにも使える万能クリーム。シアバターのバーム『ママバター』もリップや髪にも使える万能バームです。この2つは硬度がある分、保湿時間も長い気がします」(米山さん)

ハンドモデルをこなしながら、平日の日中は会社勤めをしている森迫さんはこう話す。

「オフィスのデスクの引き出しに、化粧水を小さいボトルに小分けにしたもの、ハンドクリーム、ネイルオイルを常備しています。手を洗った後は水分と一緒に皮膚の水分も蒸発してしまうため、手洗い後の化粧水を日中のケアに入れています。そのあとに油分でフタをする意味でクリームをつけます」

ポイント2:「こまめな保湿」だけではなくターンオーバーを理解する~ハンドモデルが保湿と同様に重要視しているのが「ターンオーバー=新陳代謝」

日比野先生の話にもあった「ターンオーバー=新陳代謝」。保湿だけではなく、ターンオーバーを理解することも大切。秋は夏場に受けた紫外線が原因となって、シミやシワが現れるともいわれ、肌の新陳代謝も下がる時期。乾燥対策として保湿のほか、古い角質がたまらないようにすることが重要となる。

「角質除去やクレンジングのために、ゴマージュやスクラブで角質を取り除く手法もありますが、皮膚表面を傷つける回数を重ねると肌の黒ずみにつながるので避けています。ナチュラルなターンオーバーをさせるために、尿素入りのクリームを使っています。尿素クリームを使うと、目に見えてしっとりしたり、肌表面が滑らかになるのでハンドモデルの救済アイテム。2、3 日に1回、夜使用し、夏は週1 回くらいの頻度で寝る前に塗ります」(米山さん)

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「尿素が肌荒れ改善の効果が高いということは、ハンドモデルの多くが知っており、撮影数日前に手肌のコンディションが心配なときには、積極的に尿素入りのハンドクリームを日常ケアに取り入れます。リラックスできる精油の入った、尿素濃度が低めのハンドクリームもあるので、日常使いにしています」(森迫さん)

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ポイント3:紫外線対策~顔用として人気の高い高機能日焼け止めを手にも使う

秋冬でも浴びてしまう紫外線は手肌の乾燥にも大敵。日焼けをしないことが大前提のハンドモデルは、日中の外出中に手袋をする人も多いが、一般の女性がここまで行うのはなかなか難しい。積極的な紫外線予防には、顔に塗った日焼け止めを手にも使うことでかなりの差が出る。

ポイント4:就寝時のケア~就寝時の手袋はおすすめ

多くのハンドモデルが就寝中の手袋を取り入れているが、手袋をすることで手をひっかいたりする傷を防ぐという物理的な理由に加え、クリームをより手に馴染ませることができ、寝具にクリームが付着することも防ぐ。選ぶ素材はハンドモデルによって、シルク、コットンとそれぞれ異なるが、天然素材でできた手袋であれば吸湿、放湿性も期待でき、保温もできるので、手の血流悪化による黒ずみの予防にも役立つ。

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ちなみに米山さんの愛用はシルクの手袋。肌と接したときの摩擦が少なく、絹が本来持つ放湿性が特長。普段使いを気兼ねなくするためにも、消耗品と割り切って単価1000 円ほどのものを使用。吸湿性や快適さを重視して綿の手袋を愛用している森迫さんは、常に洗って清潔なものを“靴下感覚”で使用するために100円均一で販売しているものを使用している。

ポイント5:いざというときのスペシャルケア

森迫さん~コンディションによって仕上げのクリームを使い分ける

就寝前は手袋で保湿しながらじっくりスキンケアできるため、日中よりリッチなものを活用。基本となるのは肌の汚れや角質を落としてたっぷりと保湿し、油分のあるクリームでフタをすること。

森迫さんはシンプルな無印良品の化粧水でたっぷり補水した後、ビタミンC やE の入った顔用の美容液をオイル代わりに使用。指の関節のしわに美容液を入れ込むように塗りこんで、しばらく置いてから寝る直前にクリームを塗布。関節は硬く黒ずみやすく年齢が出やすいのでよくマッサージする。肌の乾きやすい指の甲側に重点的にクリームを塗布して手袋をする。

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仕上げのクリームは、軽めのケアの日はニベアのシンプルなクリーム、手の角質の厚さやかさつきを感じたときは尿素入りのケラチナミンのクリームにするといったように切り替えて使用しているとのこと。

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米山さん~クレンジングと即効性にこだわり

週一度はスペシャル洗浄ケアを実施。炭酸ガスを閉じ込めた高密度のフォームスプレーを使用して毛穴の汚れや皮脂を取り除いてから保湿クリームを塗布。顔同様に手肌の毛穴にも汚れはたまるのでクレンジングを意識している。

ターンオーバー効果の期待できる尿素入りのクリームも週に数回活用している。尿素はひじやひざの黒ずみのケアもできるのでそこにも塗りこむ。

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ポイント6:冬になると折れやすくなる爪のケアも重要

米山さん~必携アイテムは“爪自体を補修できる”爪補修液とペットボトルオープナー

「どのような撮影にも対応できるように、普段から爪を長くしていることが多いと割れやすいですね。先端がはげたり薄くなったりするので、爪の内側まで補修することのできる爪補修液を使用しています」

ペットボトルのキャップにはめて開けられるペットボトルオープナーは、逆側ではプルトップを開けられる構造になっており、ハンドモデル必携アイテムのひとつ。特に缶のプルトップを開けることは、爪に大きな負担がかかるので絶対に素手で開けないとのこと。

森迫さん~血行不良で起こる“手グマ”にも用心

爪の表面や爪の周りが白いと老けて見えてしまい、血行が悪いことで爪の根本が黒ずむ“手グマ(指先や爪周りがピンクではない状態)”になることも。防止策としてネイルオイルを使用して指の節から指先に向けてよく揉むマッサージを行うという森迫さん。

「マニキュアの刷毛のようなものよりも、爪の裏側にも丁寧に塗れるチップタイプのネイルオイルを使うと、見逃しがちな爪の裏の乾燥も防げます」

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【AJの読み】保湿ばかり必死にやっていたが……

10月に入るとこれでもかというぐらいハンドクリーム、ネイルオイルを塗り込むが、乾燥が進むにつれ、指先のささくれやひび割れ、かさつき、二枚爪が避けられない。保湿さえしていればいいとばかり思っていたが、新陳代謝の低下がガサガサ肌の根源だと初めて知った。今後は尿素入りクリームを上手に活用していきたい。

文/阿部 純子

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

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