初恋が忘れられなくて!(涙)ミスコンファイナリストが陥ったマリッジブルーの悲劇

初恋が忘れられなくて!(涙)ミスコンファイナリストが陥ったマリッジブルーの悲劇

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  • 更新日:2016/11/30

結婚。

それは多くの20代、30代の人々にとって関心の高い出来事の一つだ。

しかし結婚したいと心から望んでも、いざそれが実現しそうになると、直前で怯む人は多い。

「本当にこの人でいいの?」と考えたり、相手の家族とうまくいかなかったり、結婚式の準備で揉めるカップルも多い。

そう、それが世に言う“マリッジブルー”。

マリッジブルーにハマってそのまま抜け出せない人、無事結婚まで辿りついた人さまざまだが、29歳という節目でマリッジブルーに陥った人たちに焦点を当てる。

これまで登場したのは、結婚願望のない男を振り切って結婚した聡子、男のマリッジブルーにハマった外銀勤務のヒロシ32歳。今回登場するのは、アパレル会社PR、朋子30歳。

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朋子、30歳。初恋が実ったゆえの苦悩とは?

「僕は朋子と結婚して幸せな家庭を築きたい」

24歳のときの私は、馬鹿で高飛車な女だった。当時付き合っていた彼のこんな発言も、「なんて野心のない男だろう」としか思わなかった。

後悔しても、もう遅い。

大学を卒業して、アパレル会社でPRとして働き出して早8年。30歳になる。結婚はしていない。一つ年上の商社マンと昨年婚約破棄して、もうすぐ1年が経とうとする。

未だ、初恋で10年付き合った彼のことを忘れられずにいる。

朋子の初恋の相手とは?

初恋の人との青春時代。大学進学で別々の道に

10年付き合った彼、誠二との出会いは中学2年生の頃。

クラス替えしてすぐ、4月のある日。背の高い彼が、担任の先生に頼まれて廊下の蛍光灯を替えている姿を見て、一目で恋に落ちた。

恐らく、多くの人が初恋で経験するだろう気持ち。

―絶対この人と付き合いたい。

これまでの人生において、あれほど何かを欲したことはない。

その日以来、あらゆる手段を使って彼にアタックした。学年で一番頭の良い彼と同じ高校に行くために猛勉強を開始。紆余曲折あったが、受験は成功し、高校入学と同時に付き合うことになった。

大好きな彼と過ごした高校生活はバラ色だった。自転車で2人乗りして学校に通い、放課後は近くの街をぶらついて、休みの日は原宿まで繰り出した。

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10代のあの頃は、これから目に映る光景全てが眩しいだろうと疑っていなかった。

しかし、大学進学とともに別々の道に進むことになった。元々医者を目指していた彼は、名古屋出身の親の勧めで名古屋大学の医学部に進学。私は東京に残ったので、遠距離恋愛になってしまった。

固い絆で結ばれていた私たちが別れるはずはない、そう信じていた。

野心がない男はつまらない男と同義?

ミッション系の大学に入った私の生活は一気に華やかになった。スノーボードのサークルに入って仲間たちと遊んだり、旅行に行ったり。メイクやファッションに目覚めた私は一気に垢ぬけ、大学4年生のときにはミスコンのファイナリストになった。

彼も講義や実習、レポートで忙殺されていた。それでも、専用のPHSでの電話は毎日欠かさなかったし、少しでも時間があったらすぐさま名古屋に行った。

大学4年間で、気の迷いがなかったと言ったら嘘になる。それでも、どんな男性にも彼ほどの興味や執着は湧かなかった。

しかし、念願のアパレル会社に内定をもらい、ミスコンファイナリストとして活動していく中、出会う人たちも生活もどんどん派手になっていった。

元々、マテリアル・ガールで楽観的な私と研究者肌の彼は、180度違うタイプだからうまくいっていたが、それが「溝」にもなってしまう危険性もはらんでいた。

私が新卒で就職した当時、彼はまだ大学5年生。社会人になり、仕事にも慣れ、遊び方も派手になっていた私は、彼を馬鹿にするようになっていた。

「誠二の将来の夢は何?」

そう聞くと、彼は高校生のときから変わらない優しい瞳でこう言った。

「俺はそんな野心ないから、医者になって朋子と幸せな家庭が築けられればそれでいい。」

これを聞いた時、私は心の底から彼を馬鹿にした。野心がない男は面白みに欠ける男と同義だった。

そして社会人4年目の26歳のとき、ミスコン仲間に紹介されて知り合った、一回り上のベンチャー企業経営者に告白され、彼との別れを決意した。

私が恋していたのは、少し腹の出た一回り上の経営者ではない。東京での楽しい生活に恋していたのだ。

マテリアル・ガール朋子の選択は正しかったのか?

「恋人であり一番の親友」である元彼の存在

16歳のときから気付けば10年近く誠二と付き合っていたが、恋人らしい生活を送っていたのは高校時代の3年間だけ。離れていた期間の方が長い。そう考えると、初恋のパワーは底知れぬものがあった。

どんな華やかな生活を楽しんでも、ふと気が緩んだとき、素の自分に戻りたいとき、拠り所にしていたのは誠二の存在だった。

別れた後、彼は名古屋での研修医時代を経て東京に戻って来た。

恋人であり一番の親友だった彼とは、別れた後もぎくしゃくすることはなく、たまに飲みに行ったり、仲間内で旅行に行ったりもしていた。私と別れたあと、誠二にも看護師の新しい彼女ができていた。

商社マンとの婚約。「これが関の山」と決めたはずが…?

29歳のとき、当時付き合っていた彼にプロポーズされた。ベンチャー企業経営者から始まり、外銀トレーダー、スポーツ選手、様々な男性と付き合って辿りついたのは、一つ年上の商社マン。

もう誠二のときほど「好き」な気持ちは誰にも抱かなかったので、そのプロポーズを淡々と受けた。自分の実力値としてはきっとこれが関の山だ。残酷だがそれが本心だった。

お祭り好きな彼は、ティファニーのNYの本店で買ったという婚約指輪とともに、サプライズムービーまで用意してくれていた。それは、神奈川にいる両親まで登場した大掛かりなものだった。

プロポーズを受けた後、すぐさま誠二に報告した。これで、長い長い闘いが終わる。何と闘っていたかは分からなかったが、そんな気分だった。

婚約を報告すると、誠二は一気に顔を曇らせた。

「本当に結婚するの?」

苦渋に満ちたその表情を見て、今まで我慢していた何かが少しずつはじけて行くのを感じた。

結婚準備は進んでいた。しかし、私はある賭けに出た。

「もし誠二がやり直してくれるのなら、結婚を辞める」と。

これが駄目でも商社マンの彼はいる。ズルい女だと思ったが、私は30歳までに結婚したかったし、誠二も私とやり直すはずだと確証があった。

この私の賭けに、彼は「考える」とだけ言った。

そして、3ヶ月ほど待たされ、「話がある」と呼び出されたある日。彼の職場近くの万世橋を2人で歩きながら、答えはこうだった。

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「ごめん、今付き合っている彼女と別れられない。」

何かがぼろぼろと崩れていく音が聞こえた。

私には「保険」があったので、これで過去を振り切り、新しいスタートを切るはずだった。

しかし、人の心はそんな単純ではない。

そこから切り替えて結婚に邁進できるはずもなく、こじらせていたマリッジブルーはさらにひどくなり、最終的には婚約破棄した。

失恋して立ち直るのに、付き合っていた年数の2倍かかると、聞いたことがある。

10年付き合った場合は20年。26歳で別れた私が立ち直るのは、46歳という計算になる。

これが幸せすぎた初恋の報いかと思うと、ぞっとする。

次週12.7 水曜更新
理想が高過ぎて結婚できない男がハマる罠

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