昨日までバリバリ働いてた人が突然、自殺。職場結合性うつの怖さ

昨日までバリバリ働いてた人が突然、自殺。職場結合性うつの怖さ

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  • 更新日:2019/07/22
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メンタルヘルスの問題を抱える社員が増えている現代社会ですが、「職場結合性うつ」と呼ばれる新しいうつ病が報告されています。今回の無料メルマガ『新米社労士ドタバタ日記 奮闘編』では、このタイプについて詳しく紹介するとともに、ストレス対処のために推奨されること、逆にやってはいけないこと等を記しています。

職場結合性うつと快適睡眠

職業上のストレス要因(職場環境や人間関係)は、ストレス反応を引き起し、その状態が継続すると疾患につながる。ひとは、そのストレス対処のために意識的、無意識的にも様々な行動をしている。その行動のことをコーピングというらしい。

大塚 「日々のストレスの対処のためにひとが取る行動のことをコーピングっていうのよ」

新米 「コーピング、聞いたことありますー」

E子 「コーピングには、ストレス反応にアプローチする方法である情動焦点型コーピングとストレッサーそのものにアプローチする方法である問題焦点型コーピングがあるのよ」

深田GL 「コーピングを行うことにより、ストレス反応の発生を抑えたり、ストレッサーを取り除いたりする働きが高まるんだよ…」

新米 「ストレッサーって…」

大塚 「もう忘れちゃった?ストレッサーって、ストレスの原因のことよ」

新米 「あっ、そうでした。てへっ」

E子 「情動焦点型コーピングっていうのは、不安定な心身の状態を安定させるために行う対処方法よ。たとえば、趣味やスポーツでリラックスする、家族や友人と食事を楽しむのもいいわね」

大塚 「スポーツかぁ。ウォーキングやジョギングなんかも良いですね」

深田GL 「でも、何をおいても、休養が一番大事だよね…」

E子 「休養の中でも特に大事なのは、睡眠よね!睡眠の主な働きは、自律神経系、免疫系、内分泌系の3つにおいて、人間の命を維持するために必要なメカニズムを起動させること。脳の疲労をとって、短期記憶を整理して長期記憶に定着するメカニズムも作動する」

大塚 「なんか、難しいけど、睡眠障害や睡眠不足は、仕事の能率低下、情緒不安定、心臓疾患など、心理面、身体面、行動面全てに大きな影響を与えますね」

新米 「職場で、労災事故につながったり、交通事故につながったりすることもありますよね」

深田GL 「他にも糖尿病や高血圧、心臓疾患、脳血管疾患などの生活習慣病やメンタル不調に陥ることにもなるね…」

E子 「日本人は、5人に1人が睡眠になんらかの問題を抱えていると言われているそうよ。ひとは、日中仕事などの活動を行っている間は、自律神経のうち『交感神経』が優位で、ゆったりしているときは、『副交感神経』が優位になるわ。睡眠も『副交感神経』が優位になっている間。新陳代謝や老廃物の排出、消化などが行われることで、疲労も回復される。最近は、副交感神経への切り替えができない状態になり、『職場結合うつ』と呼ばれる新しいうつになる人が出てきているそうね」

深田GL 「睡眠不足の人ほど、脳血流量が低下して、『疲れているのに、脳のブレーキが効かず、休みたくても休めない』症状が出現すると言われているね」

新米 「へー、そうなんですか。困りますね」

E子 「『職場結合うつ』が怖いのは、強い焦燥感に陥り、目的が達成できないと、危機的な状態に陥るという強い不安感を感じること。睡眠をとろうとしても、上司やクライエントに叱責される夢などを頻繁に見るようになって、目が覚めて眠れなくなる、焦燥感を紛らわすためにお酒に走る、自殺や自傷行為をしてしまう。昨日までバリバリ働いていた人が突然、死を選んだように見えるの」

新米 「うーーん、自殺までいってしまうんですか」

E子 「『ある日突然』といった事例が増えているそうよ」

新米 「『ある日突然』だなんて…!!」

大塚 「長時間労働が当たり前になり、睡眠時間が確保できない職場では、誰もが『職場結合うつ』になる可能性があるという警報を鳴らしている医師がいるって、聞いたことがあります」

深田GL 「快適な睡眠をとるための秘訣やタブーを知っておくと良いよ」

E子 「そうね。タブーは、わりと知られているわね。たとえば、ニコチンに覚醒作用があるタバコ、カフェインの多いコーヒー・紅茶などは就寝前3、4時間は避ける、空腹もだし、逆に就寝直前にボリュームのあるものも避ける、寝る前のアルコールも徐々に眠れなくなり、依存症にもなるしパス。そして、最近特に言われるのはパソコンやゲームやスマホね」

新米 「ブルーライトがダメなんですよね。脳が覚醒してしまうんですか」

深田GL 「そうらしいね。それらは、快適睡眠の5つのタブーって言われているんだよ。じゃ、逆に快適睡眠の秘訣もあげてみよーか」

新米 「ボクは寝る前、好きな音楽聴きながら寝ます」

大塚 「寝る前にじゃかじゃか大きな音立てて聴いてないでしょうね」

新米 「大塚トレーナーと違ってボクはロッカーじゃないですよ!」

大塚 「私は、元気の出る音楽が好きだけど、一般的には静かな音楽や自然音のCDが良いそうね。就寝前30分から1時間前くらいのぬるめの長風呂も入眠メカニズムがONになるそうだからいいんですよね」

新米 「湯たんぽやカイロなどを腋の下や太ももにあてるなど、身体を温めるのも良いんですよね」

E子 「そう。でも、寝る直前にお風呂にはいらない方が良いのは、この前、TVでも見たけど、ホントは寝る時間って足は冷めている方が眠れるんだってね」

新米 「へぇ~!じゃぁ、アンカやコタツは良くないってことですか?」

E子 「温かくても眠れる人はいいけど、不眠症の人は足を温めるのをやめると寝やすくなるそうよ」

新米 「そうなんですか~」

深田GL 「他には、寝る前の考え事は先送りする、就寝直前の『いつもの』ルーチン行動をつくる、アロマを活用するなどが良いそうだね」

大塚 「アロマは良いですねー。ラベンダーやローマンカモミール、ローズウッドがリラックスできるそうですよ」

新米 「アロマか…いっぺんチャレンジしてみようかな?」

■職場結合性うつとは?



睡眠障害:ただでさえ少ない睡眠時間であるのに仕事に関連した不快な夢のため、中途覚醒してしまう不安:課された仕事を達成できないと「大変なことが起きる」と強い不安・焦燥感を感じる。時にヒステリーを思わせる遁走やパニック発作。しばしば不安解消のため、アルコール量が増える傾向にある病識の欠如:自分が病気だと思わず、受診を拒否突如、自殺に至る:前日までバリバリしていたのに、小さな挫折経験で突如、自殺に至る(飛び込む、飛び降りる)病前性格は、必ずしも几帳面・他者配慮的というわけではない。(その点が従来型の古典的うつとは違う)

(メンタルヘルスリスクマネジャー養成講座テキストから)

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