浜辺に打ち上げられた謎の難破船。その正体は幽霊船となっていたリュボフィ・オルロヴァ号なのか?

浜辺に打ち上げられた謎の難破船。その正体は幽霊船となっていたリュボフィ・オルロヴァ号なのか?

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  • 更新日:2017/11/23
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2016年、米カリフォルニアの浜辺に謎の難破船の残骸が打ち上げられた。この長さを計測した専門家は、これが3年ほど前から行方をくらましていたリュボフィ・オルロヴァ号の全長と一致することに気づいた。

約40年前に建造されたリュボフィ・オルロヴァ号は100人以上の乗客を運んだ船だったが、押収や売却を経たのち、スクラップ直前に無人で漂流を始めた幽霊船だ。

しかもその幽霊船は、共食いをして生き延びる数百匹のラットに占拠されているともいわれていた。

この難破船がラットと海をさまよっていた不運なリュボフィ・オルロヴァ号なのだろうか?

突然浮上した難破船とミステリアスな幽霊船を巡る一連の調査は、アメリカの科学番組のドキュメンタリーとなって話題となった。

Could These Be The Remains Of A Mysterious Russian Ghost Ship?

解体寸前だったリュボフィ・オルロヴァ号

リュボフィ・オルロヴァ号は1976年に当時のソ連(のちロシア)の海運会社用に建造された4250tもの大きな船で、クルーズ船として活躍した。

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だが、故障をきっかけにオーナーが多額の借金を負い、2010年にカナダのニューファンドランドの港に押収されることになった。

その後、2012年に解体業者に売却され港に係留されたままだったリュボフィ・オルロヴァ号は、ドミニカ共和国でスクラップにされることが決まり、2013年1月にタグボートに引かれドッグを出た。

だが、途中で牽引ケーブルが破損し強風と高波の悪天候の中、無人の状態で行方をくらましてしまったのだ。

無人のまま海を漂う幽霊船に

広い海を漂い始めた無人船は、近隣諸国の監視対象リストに入ったもののなかなか見つからず、2月末にアイルランド沖の衛星画像に映りこんだ後も再び行方をくらました。

そして2013年3月に遭難信号を2度発した(ラットの仕業と考えられている)が、捜索機でも船影が発見できずに終わったという。

以来、さまざまな探査技術をすり抜けるリュボフィ・オルロヴァ号は幽霊船と呼ばれるようになった。

しかもこの大きな船は海の事故や汚染といった懸念だけでなく、別の脅威も内包していた。

数百匹の共食いラットが占拠している恐れも

実はリュボフィ・オルロヴァ号は、専門家から「共食いラット」数百匹に占拠されているとみられていた。

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そのため、この船を探す多数のサルベージハンターの中には、万が一発見してもそこらじゅうに毒を散布しなくちゃいけない、と語る者もいた。

リュボフィ・オルロヴァ号は9000万円の価値があるという

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image credit:Lilpop, Rau & Loewenstein

同胞を食べる凶暴ラット集団を乗せた不運な船。航跡が途絶えたリュボフィ・オルロヴァ号はすでに伝説と化していた。

もしやあの船?難破船の詳しい調査が始まる

一方、カリフォルニアで見つかった難破船は長さ295ft(約90m)とみられ、リュボフィ・オルロヴァ号のそれと一致。いよいよ詳しい調査が進められることになった。

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もし幽霊船なら大西洋を抜け太平洋まで来たことになる

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先端技術を用いた結果、予想外の結果が判明

このミステリーを探るため、彼らは新たな衛星技術の助力を得るなどした。しかし分析の結果、この難破船がコンクリート製だと判明。

残念ながら大半が鋼でできていた「リュボフィ・オルロヴァ号」説はここで否定されてしまった。

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ある専門家は、この難破船は1930年代にマフィアの手に渡ったオイルタンカーだとみている。その組織がコンクリート製のタンカーを改造して、海に浮かぶ違法なバーやカジノにしていたのだ。

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この船はまもなく座礁して砂に埋もれていたが、およそ80年ぶりに浮上したとみられている。

via:mirror/dailystar/youtube/dailymail/belfasttelegraphなど / translated by D/ edited by parumo

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