副業でやらかしまして。 (7) 億万長者を夢見て知識もないのに仮想通貨に投資した結果

副業でやらかしまして。 (7) 億万長者を夢見て知識もないのに仮想通貨に投資した結果

  • マイナビニュース
  • 更新日:2016/11/30

連載「副業でやらかしまして。」では、大金持ちになるという野望を持ったフリーター「しんま」氏が、株や投資、せどりなどの副業でやらかした経験を語ります。はたして、しんま氏が大金持ちになる日は来るのでしょうか!?(毎週水曜更新)

「仮想通貨」って知ってる?

みなさん、「仮想通貨」ってご存知でしょうか?

仮想通貨とは中央銀行などの公的な発行者や管理者が存在しない、インターネット上で使われるデジタル通貨のことです。数百種類の仮想通貨が存在しますが、一番有名なのは「ビットコイン(Bitcoin)」ですね。

実は僕、この仮想通貨に投資しているのです。といってもビットコインではなく、「ドージコイン(Dogecoin)」と「ライトコイン(Litecoin)」という仮想通貨にですが。

「ドージコイン」は元IBMのエンジニアであるビリー・マーカス氏が、ビットコインのパロディとして、柴犬をマスコットに作り出した仮想通貨です。「ライトコイン」は元Googleのソフトウェアエンジニアであるチャーリー・リー氏が、ビットコインに対抗するために作ったものです。ドージコインもライトコインも、ビットコインほどの知名度がないので現在の価格はとても安いです。

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億万長者を夢見て知識もないのに仮想通貨に投資した結果(画像はイメージ)

仮想通貨に手を出したわけ

では、なぜ僕がこの二つの仮想通貨に投資をしたのでしょうか。それは、ビットコインがそんなに知名度がなくまだ安かったころに、ある投資家がビットコインに10万円を投資して数年寝かせた結果、なんと2億5,000万円にもなったていうバブリーすぎる事例があるのです。しかもこうした例はこの他にも数多く存在します。

10万円が2億5,000万円。

これはもう狂気の世界ですよね。ということはつまり、まだ知名度がない仮想通貨に投資しておけば数年後大化けするかもしれないということです。僕はそんな億万長者になることを夢見て、まだ知名度が低いドージコインとライトコインに投資することを決断しました。

投資資金は、当時のメインブログの1カ月分の広告収入である1万2,000円を使って始めることにしました。こうして億万長者への夢を抱き仮想通貨への投資は幕を開けたのです。

投資仲間には、「実は俺今資産の何パーセントかを仮想通貨に移してるんだ~。借金まみれの日本はいつ破綻してもおかしくないし、資産はいろんなものに分散しておかないとね。『リスクヘッジ』ってやつですよハハハ」と浅い知識をそれっぽく語って自慢しまくっていました。

仮想通貨がブレグジットで高騰!

そして、仮想通貨に投資して一カ月が経過した頃でしょうか。そのころ、金融市場はイギリスのEU離脱問題で揺れており、為替や株式が大きく下がっていました。

ところが、なぜか仮想通貨の代表格であるビットコインが高騰していたのです。数か月前までは1ビット5万円程度だったのに、このときすでに1ビット8万円まで高値を更新です。しかもビットコインが高騰したことにより、ライトコインとドージコインも同じように大きく値を上げました。この時点でプラス10%の含み益です。

全く意味が分からない仮想通貨の高騰ですが、「やっぱり自分の目に狂いはなかった! この仮想通貨は可能性に満ちている!」と自分に都合のいい解釈をし、満面の笑みで含み益を眺めていました。

「大金持ちになったら六本木の高層マンションに引っ越そうかな~」
「沖縄で別荘を買って休暇はそこで過ごすのも悪くないかもしれないな」

人間、こういう時に限って独創的な想像力が働くもので、思う存分大金の使い方を考える楽しい妄想をしていました。

大金を手にできる、かと思いきや……

さて、その後どうなったのでしょうか。結論から言うと、仮想通貨で大金持ち大作戦はもろくも崩れ去りました。

というのも、ビットコインが急騰した数か月後、ある最悪のニュースが飛び込んできたのです。なんと、香港に拠点を置くビットコイン取引所大手のビットフィネックスがハッキングを受け、被害額70億円を超える盗難被害に遭ったというのです。

これによりビットコインは暴落。もちろん、ドージコインとライトコインも同じように暴落し、含み益が一気にマイナス30%に到達しました。

「う、嘘だろ! マイナス30%ってなんだよ!」

自分の顔から笑みが消え、同時に仮想通貨で大金持ち大作戦が崩れ去った瞬間でもありました。そもそも取引所がハッキングって……。なかなかお目にかかれない珍事です。その珍事に見事当たってしまうあたり、いかにも自分らしいなと思いました(笑)。

では、僕は暴落しているビットコインを目の当たりにして一体どうしたのでしょうか?

答えは、「目の前で暴落しているビットコインを『うわーなんかやばいなー』と他人事のように眺めながら、損切りするわけでもなく放置した」です。

「それ投資家として一番やっちゃいけないことでしょ! 傷が浅いうちに損切りしなきゃ!!」というお叱りの声が聞こえてきそうですが、「まあ所詮ブログの広告収入というあぶく銭だし別に損してもいっか」と完全に開き直ることで平常心を保ち、損切りせず暴落を完全無視をしたのです。まさに投資家失格の行動です(笑)。

そんな放置スタイルが功を奏したのか知りませんが、数週間してある程度ビットコインは値を戻し、自分の含み損も少しは減りました(完全なる結果論ですが)。結局今現在もまだ損切りせずに、ドージコインもライトコインもしっかり保有しています。

短期間でそう簡単に値上がりするものでもないし、まあ1~2年後には自分の期待する価格まで上がってくれることでしょう。なんせ元IBMと元Googleのエンジニアが作った仮想通貨ですから、今後価値が高まるに決まっています。というか、そう信じたい。

仮想通貨への投資は、収益は出ずしかも現在も含み損中という、情けなさすぎる結末で終わりました。

「仮想通貨への投資」で学んだこと

では、なぜこうなったのかというと、「仮想通貨に対する理解が浅かったこと」と「運が悪かったこと」の2点でしょう。

仮想通貨に詳しい人の動画や記事を見たりして、ある程度の勉強はしましたが、仮想通貨の基本的な仕組みは今でも自分の中で曖昧です。そもそも、なんで株と為替が下がってるのにビットコインだけが上がったのかもいまだによくわかりません。

運が悪かったというのは、言うまでもなく取引所がハッキングに遭ったことです。完全なる外的要因によるとばっちりを食らい、その日以来自分の保有している仮想通貨はプラスに転じたことは一度もなく、常に含み損状態です。運悪すぎです!(笑)

というわけで、今後も引き続き、「仮想通貨で億万長者大作戦」を夢見て、暴落は完全に無視し、淡い期待を抱きながら仮想通貨の動向を見守っていきたいと思います。当初は様子を見ながら通貨の買い増しをしていくつもりでもありましたが……うん、まあそれはいったん保留にします(笑)。

執筆者プロフィールpTuWC70DdkwT6sL1vR3Uしんま
3つのバイトを掛け持ちするフリーター。お金持ちになるためにFXやせどりなど様々な副業に手を出すが全て失敗。年収の半分は副業に消えているんだとか。ブログ「しんまは今日も損切りっ」、Twitterはコチラ

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