オーダーシャツが4980円でつくれる激安時代、プロも驚く採寸システムとは?

オーダーシャツが4980円でつくれる激安時代、プロも驚く採寸システムとは?

  • 日刊SPA!
  • 更新日:2016/11/30
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メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第103回目をよろしくお願いします。

今年はユニクロがオンラインでオーダーできる「セミオーダージャケット」をスタートして大きな話題となりました。パンツとセットのカスタムスーツとして2万円程度で実現。「紳士服店を駆逐するんじゃ……」と業界関係者は戦々恐々でした。

そんなオンラインカスタムオーダーの波はユニクロにとどまりません。今回は注目すべき「激安カスタムオーダーシャツブランド」を紹介しましょう。

▼4980円で理想のシャツができる?

カスタムオーダーシャツで一躍話題となっているのがこの「KEI」。まず値段が驚き。オーダーシャツって普通1万円を切ることはありませんが、KEIは4980円。先日代表の方から話を伺ったのですが、中間マージンを省き最適な環境を整えることでこの価格を実現しているそう。「中間マージン」と簡単に言いますが、実はアパレルは中間マージンの山。例えばあなたの服についているボタン。このボタンを「つくる会社」もあれば、ボタンを「つける会社」もあるのです。服にしたってまず綿花を摘み、糸をつくり、それを布地にして、染めて、デザインして、縫製して、卸して、販売して……と、この一連の作業をすべて異なる会社でやることも珍しくはありません。「服」と一口に言っても実に5~10社がかかわることで一つの製品ができあがっているのです。そりゃ高くもなるわ。

10年前と比べて洋服の値段は圧倒的に下がっていますが、その理由はまさにこの「中間マージンの削減」にあります。ユニクロなどSPA(製造小売)は可能な限り自社で賄うことで中間マージンを避け可能な限り原価に近い価格で提供しているのです。いわゆる旧来型「ブランド」とユニクロを比べた場合、質感に違いがないのに価格は圧倒的にユニクロが安いのはそのためです。

また中間マージンのみならず、KEIのような「オンラインオーダー」のメーカーは無駄な店舗販売のコストもかからず価格を最小限に抑えることができます。極力自動化させてしまえば販売員の給料も必要ありません。

さてそんなKEI、「良質低価格」はもちろんなのですが、私が一番驚いたのが採寸システム。確かに上述のとおり「オンラインオーダー」にすればコストは削減できますが、セミオーダーはどうしても採寸が必要で実際に店舗に来てもらうしかない。そうなると当然販売員と店舗を構える必要がありコストがかかる。オーダースーツで有名な「LaFabric」というブランドも以前は「出張採寸サービス」を実践していましたが、最近は休止中。やはり割に合わないのでしょうか。このジレンマをKEIは4種類の採寸方法で解決しています。

まずは簡単な「自己採寸」。多くのオーダーブランドの基本がコレです。「画面に従って自分で採寸してみてください」というヤツです。ただ素人採寸ではどうしても数cmの誤差が出ることもあり、なかなかオーダーシャツのシビアな採寸は難しい。

次はちょっと面白い「オート採寸」。KEI以外で実践しているメーカーを知らないのですがデータを用いた自動採寸システム。身長体重や年齢など簡単な質問にいくつか答えていくとビッグデータを参照した上最適な数値を自動で出してくれるというもの。

もちろん自動採寸で出て来たものは微調整が可能。自己採寸と合わせればかなり精度の高いオーダーが可能でしょう(画像はちなみに私のデータです)。

⇒【画像】はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1246998

また3つ目も面白い「お気に入りのシャツを郵送する」システム。「これが気に入っている」というシャツがあればそれを送ってしまえば近いサイズ感にしてつくってくれるというもの。誰しもお気に入りの服はあるかと思います。郵送することで限りなく理想に近い形が採寸なしで生地違い・色違いを量産できるというワケ。

最後は簡単で「他で採寸したデータを参照する」というもの。すでに他ブランドで一度でもオーダーシャツをつくった経験がある人ならコレで問題ないでしょう。

さらに面白いのは「永久ストレッチ素材」。KEIは化学繊維を使わないコットン100の永久ストレッチ生地を開発。ストレッチは基本的に劣化していくものですが、KEIは「永久」。日常的に使い「着心地」が必要なビジネスシャツなどには嬉しい機能です。

ここまで揃えて4980円は確かに安い。代表の方からお話を伺い興味が出てきたので実は「MB×KEI」のコラボ企画も進んでいたり。

近年こうした破格設定のオンラインオーダーサービスが増えています。時計では「KNOT」なども有名です。格安オーダーサービスを一度活用してみてはいかがでしょうか。〈文/MB〉

【MB】
ファッションバイヤー、ブロガー。メンズファッションの底上げを図るべく各メディアで執筆中。“買って着て書いて”一人三役をこなす(@MBKnowerMag)。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」が話題に。また、メルマガ「最も早くオシャレになる方法」では、「安くてオシャレになるアイテム」を紹介し即完が続出。ニコニコ動画ではブロマガと生放送「MBチャンネル」もスタート。女子SPA!でも「レディースファッション」に関するコラムを連載開始。ファッション誌では読めない歯に衣着せぬ言説が注目されている。自身のブランド「MB」にてスキニーパンツを発売したところ、5分で完売! 初の著書『最速でおしゃれに見せる方法』が発売中。Kindle版もリリース

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