シャーリーズ・セロン──運命に立ち向かう美熟女

シャーリーズ・セロン──運命に立ち向かう美熟女

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  • 更新日:2017/11/16
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かつてハリウッド屈指のエレガントな美貌とスタイルで男女を問わず高い人気を集めたシャーリーズ・セロン。その美人女優が『モンスター』で連続殺人犯を演じたのは14年前のこと。現在公開中の『アトミック・ブロンド』でもハードなアクションに挑んで話題を呼んでいる。ハリウッドいちの美貌の持ち主にもかかわらず、なぜ彼女は過酷な役に挑戦し続けるのか。40歳を超えてますます美しさと強さに磨きがかかるシャーリーが立ち向かう運命とは?

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アルコール依存症の父親が15歳のシャーリーに振るった家庭内暴力が招いた悲劇

10月20日に日本でも公開が始まったスパイ映画『アトミック・ブロンド』。この作品で女スパイを演じ、そのハードなアクションに世界中から驚きと賞賛の声が寄せられているのが主演のシャーリーズ・セロンだ。

モデル級の美貌と確かな演技力で輝かしいキャリアを歩んできた彼女だが、ここまで過酷なアクションに挑んだのは初めてのこと。スクリーンの外でも過酷な現実世界と闘い続けてきたシャーリーがリアルな格闘術によって悪党どもを倒していく姿は、だれもが待ち望んでいたイメージなのかもしれない。

シャーリーは南アフリカ共和国の出身だ。母親はドイツ系、父親はフランス系という血筋で、透けるような白い肌とブロンドは生来のもの。父親は道路建設会社を経営していたが、アルコール依存症に陥り、彼女は幼いころから家庭内暴力に悩まされていたという。

悲劇は15歳のころに起きた。酔って帰ってきた父親に暴力を振るわれ、シャーリーが殺されると感じた母親が、彼女の目の前で父親を射殺してしまったのである。母親は正当防衛が認められ、罪に問われることはなかったが、以後、この件は彼女の人生に暗い影を落とすこととなる。

全米を震撼させた連続殺人犯を演じた『モンスター』でアカデミー主演女優賞を受賞

16歳のときに地元のモデルコンテストで優勝したシャーリーは、イタリアのミラノを拠点にモデル活動を開始する。しかし、バレエダンサーを志していた彼女は、ニューヨークへ移住してスクールに通い始めるのだが、ここでも悲劇が彼女を襲う。

その悲劇とは、バレエダンサーとして致命傷となる膝のケガだ。ダンサーとしての未来を絶たれたシャーリーは、次に女優を目指してロサンゼルスに移住することになる。

女優としての未来は些細なことがきっかけで開いた。ある日、母親から送られてきた小切手をL.A.の銀行で現金化しようとしたところ、銀行の係員から期限切れを理由に断られてしまう。納得のいかないシャーリーは銀行員と大声で口論し、これをたまたま見ていたエージェントが彼女をスカウトしたのだ。

これにより、数カ月後にホラー映画『アーバン・ハーベスト3 ザ・スケアクロウ』にエキストラ出演し、翌年には『2 days トゥー・デイズ』で謎めいたセクシー美女役を演じるという、伝説的なスクリーンデビューを果たすのである。

ヌードも辞さない覚悟で体当たり演技を披露したこの作品で、「シャーリーズ・セロン」の名前は一躍知られるようになるが、その後しばらくセクシーなブロンド美女役のオファーばかりが舞い込むようになってしまったという。

2003年、本格的な女優としてのキャリアを求めていた彼女は、1980年代終わりに全米を震撼させた元娼婦の連続殺人犯、アイリーン・ウォーノスの生涯を映画化した『モンスター』にアイリーン役で出演。連続殺人犯を演じるために体重を10キロ以上増やし、眉毛を全部抜くなどの過酷な役作りに挑む。

美人女優のイメージが一変するほどの演技は多くの賞賛を呼び、アカデミー主演女優賞など各映画賞を総なめにする。それらの授賞式に出席した彼女はすっかりスレンダーな体型を取り戻しており、そのボディコントロール術も話題となった。

プライベートでは俳優のスチュアート・タウンゼントと長く交際し、結婚指輪まで披露。事実上の結婚宣言をしたが、その後破局する。この傷を癒やすかのように、12年3月に男の子を養子に取り、母親となった。

翌年から俳優のショーン・ペンと交際して婚約するが、これも15年に破局。同じ年にアフリカ系アメリカ人の女児を2人目の養子として受け入れている。

過酷な役作りに挑み、自らの美貌と運命に立ち向かっているシャーリーズ・セロン

この当時、シャーリーはハリウッド女優のキャリアにおける「曲がり角」といわれる40歳を目前にしていた。しかし、彼女のチャレンジに対する姿勢はとどまることを知らない。

SF映画『プロメテウス』で腹筋が割れるほど引き締めたボディを披露したかと思えば、15年の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』では、孤高の女戦士フュリオサを演じるため、自らの提案によってスキンヘッドにし、ノーメイクで撮影に臨むなど、徹底的な役作りはさらに進化する。

さらに、『ワイルド・スピード ICE BREAK』ではセクシーなブロンド美女を演じて悪役に回帰した。

こうした役作りの集大成として挑んだのが『アトミック・ブロンド』だ(メイン写真)。撮影は、2カ月半もの間、1日5~6時間のハードなトレーニングを続けるという過酷な現場だったが、この直後にはジェイソン・ライトマン監督作の『タリー(原題)』の撮影のために、今度は約16キロの増量を敢行。太るために大量のジャンクフードを食べる生活を送ったことで鬱病になってしまったという。

過酷な肉体改造に挑み続け、自らの美貌と運命に立ち向かっているシャーリーズ・セロン。「強い女」のイメージはそのままに、さらに円熟味を増した表現力で、ハリウッド女優の最先端を走り続けている。

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