リニア中央新幹線「神奈川県駅(仮称)」起工 品川へ10分 相模原市JR・京王橋本駅付近

リニア中央新幹線「神奈川県駅(仮称)」起工 品川へ10分 相模原市JR・京王橋本駅付近

  • 乗りものニュース
  • 更新日:2019/11/23

神奈川県、2027年の開業を信じ

JR東海が2027年の開業を目指し、まず東京(品川)~名古屋間で建設を進めているリニア中央新幹線。その神奈川県駅(仮称)の起工式が2019年11月22日(金)、実施されました。

中央新幹線の神奈川県駅(仮称)ができるのは、JR横浜線と相模線、京王相模原線が発着する橋本駅付近(相模原市緑区)。県立相原高校の跡地で、工期は2027年3月31日まで、工事の請負業者は奥村組、東急建設、京王建設です。

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県立相原高校の跡地で実施された、リニア中央新幹線の神奈川県駅(仮称)安全祈願・起工式であいさつをするJR東海の金子 慎社長(2019年11月22日、恵 知仁撮影)。

「中央新幹線の品川~名古屋間に4つある中間駅のうち、最初の起工式です。超電導リニアによる中央新幹線の建設は、日本の大動脈である東海道新幹線を二重化し災害リスクに備えること、同時に日本の経済を活性化するねらいがあります。かつて東海道新幹線が1964(昭和39)年に開業したとき、日本の経済に大きなインパクトがありました。それに匹敵する期待がリニアにはあります。これにお応えできるよう、また災害リスク管理の面からも、なるべく早期に開業するのがつとめだと思っております。そしてこうした中間駅は、地域の発展に寄与できると考えております」(JR東海 金子 慎社長)

また神奈川県の黒岩祐治知事は、2019年10月の台風で神奈川県も大きな被害を受けたことを挙げ、国土の強靱化を実現するリニア中央新幹線が2027年に開業することを信じ、県としても取り組みを進めていきたいと祝辞を述べました。

中央新幹線で使われる超電導リニアモーターカーは、地下に設けられる品川駅から約37kmの第一首都圏トンネルを通り、そのまま地下の神奈川県駅(仮称)へ到着。同駅発車後は、すぐ約3.6kmの第二首都圏トンネルに入ります。このため、品川駅を発車したリニアが最初に地上へ出るのは、この第二首都圏トンネルを出た直後の相模川橋梁(延長263m)。品川駅からおよそ42kmの地点になります。

リニアは品川駅まで10分 大阪までも早期に

リニア中央新幹線の神奈川県駅(仮称)は深さ約30mに設けられる、延長およそ1km、最大幅およそ50mの大規模地下構造物です。地下3階の層に2面4線の構造(下り線と上り線それぞれのホーム両側を囲むように線路が敷かれている構造)で、ホームを設置する計画。地上から開削していく方式での建設です。

また神奈川県駅(仮称)は、品川~名古屋間の途中駅では唯一となる地下駅。工期を要するため、もっとも早い起工になったそうです。この地上では、相模原市が都市開発を進めます。

なお、神奈川県相模原市内における中央新幹線の路線延長はおよそ23km。そのうち約21.8kmがトンネルで、地上区間は約1.3kmです。

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県立相原高校の跡地に設けられるリニア中央新幹線の神奈川県駅(仮称)。手前と奥の青いポールが駅の幅、赤いポールが駅の中心線を表す(2019年11月22日、恵 知仁撮影)。

リニア中央新幹線の設計最高速度は505km/h。品川~名古屋間を最短およそ40分で結ぶ予定(現在の東海道新幹線「のぞみ」は285km/hで約90分)で、品川駅から神奈川県駅(仮称)までの所要時間は10分程度が見込まれています。なお京王線で新宿~橋本間は、最短で30分少々です。

JR東海はリニア中央新幹線について、2027年が予定されている品川~名古屋間の開業後、大阪までの工事へ速やかに着手し、早期の開業を目指すとのこと。車両費を含む建設費用は、概算で9兆300億円。JR東海の自己負担で行われます。

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