カメラ機能も秀逸なオンキヨーのオーディオスマホ『GRANBEAT』

カメラ機能も秀逸なオンキヨーのオーディオスマホ『GRANBEAT』

  • @DIME
  • 更新日:2018/01/14

■連載/一条真人の検証日記

2017年のスマホはデュアルカメラという大きな流れがあり、最終的にはAIという新しい流れも登場してきた。まさに、今までのスマホのカタチ、使われ方を改革するようなテクノロジーが登場してきた、レボリューショナルな年だったといえる。

また、専用用紙に設定を記入してカメラ機能で撮影することで自社のスマホTONEの設定ができるTONEモバイルの「撮るだけ設定」も、今後のスマホのありかたを変えるような技術だ。

そんななかで、忘れることができない新しいチャレンジがONKYO(オンキョー)のGRANBEAT(グランビート)だ。言うまでもなくオンキョーは日本を代表するオーディオ機器メーカーのひとつで、ポータブルオーディオやイヤホンなども販売している。そんなオンキョーが、高音質なポータブルオーディオそのままのサウンドを可能にしたスマートフォンを生み出した。以前もこの連載で軽く紹介したが、今回はそのカメラ機能や前回紹介しきれなかった機能、さらには今後予定されているファームアップによる機能強化についても紹介したい。

ハイレゾオーディオ対応のスマホは数多いが、それらとグランビートでは音の次元が違う。高音質のひとつのキーとなるのが、基盤だ。ハイレゾオーディオ対応をしているスマートフォンは、ハイレゾ対応のチップを入れているに過ぎない場合が多いが、このグランビートでは高音質の敵であるノイズの影響を計算に入れた、ベースづくりをしているのだ。そのノウハウはオーディオ機器を作ってきたオンキョーならではのもので、一般のスマホが簡単にマネできるものではない。

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ポータブルオーディオ専用機並みの高音質を持つグランビート。

■本体

グランビートはまるでポータブルオーディオのようなスクエアなボディが特徴的だ。手に持つとずっしりくる重量感は、軽量さを目指すことの多いスマートフォンと逆行するが、この重量が音質には重要だ。そして、ボディ右サイドには再生、スキップなどの物理ボタンを持ちポータブルオーディオのような操作が可能。

そして、ボディ左サイドにはボリューム調節ダイヤルがある。このダイヤルでボリュームを調節する操作は、まさにポータブルオーディオプレイヤーの感覚だ。物理動作デバイスを誤ってさわると、音楽再生の邪魔になってしまうが、グランビートではホールドスイッチを搭載し、物理ボタンの操作を無効にできる。

グランビートは最大11.2 MHz までのDSD、最大384 kHz / 24 bit のFLAC、ALAC、WAV、AIFF、MQA などに対応するなど、幅広いハイレゾ音楽ソースに対応する。

そして、ボディ上部には3.5mmと2.5mmのイヤホンジャックを搭載している。この2.5 mm 4極端子は高音質なバランス出力をサポートしている。

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物理ボタンで再生をコントロールできる。

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感覚的に使えるボリュームダイヤル。

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ホールドスイッチ搭載で移動時も安心。

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底部にマイクロUSB端子を搭載する。

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2つのイヤホンジャックを搭載する。

■ピュアなカメラ機能

音楽再生機能に注目しがちなグランビートだが、僕はカメラの画質がけっこう気に入っている。現実空間の正解をいい感じに描写してくれる、再現性の忠実さがあるからだ。HDR機能を使うと画像がフラットになってしまうので、HDRを切って撮影するのが僕の好みだ。

撮影モードはAUTO以外に、ポートレート、風景、スポーツ、フラワー、夜景、ビーチなどシーンに応じて撮影モードを持つが、日常的に撮影するならAUTOで十分。シンプルに撮影できるのもいい。現在のスマホのなかで、画質的にもっとも優れたカメラのひとつだと思う。

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F2.0と明るいメインカメラのレンズ。ExmorRS映像素子搭載で色再現性に優れる。

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陰影が生き生きとしたリアルな描写で被写体をとらえてくれる。

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HDRをオンにした映像。暗部が明るくなるが、映像的には平面的な感じがする。

■今後のグランビートのアップデート

グランビートは2018年1月のアップデートでホールドスイッチのカスタマイズ機能の追加、サイドキー(Skip、Back)の上下向き設定の変更、ランチャーのページ移動でのループ可能など、操作性を向上させるほか、セキュリティ機能をアップさせる。

現在、Bluetoothのセキュリティの甘さを突くマルウェアが増えている。これらは総称として、Blueborneなどと呼ばれるのだが、これらに対するセキュリティを強化する。Bluetooth対応イヤホンやヘッドホンに接続することの多いポータブルオーディオには重要なアップデートだ。

スマホは多くの人々にとってもはや日用品であり、スマホを持ち歩かない生活にはおそらく耐えられないだろう。このスマホに加えて、いい音楽を本気で聴きたいときに、ポータブルオーディオを持ち歩くのは面倒だ。そんな人にとってオンキョーのグランビートは素晴らしい製品だろう。そして、前述のようにそのカメラ機能も十分に非凡なものを持っている。

グランビートはいい音を聴くことができるスマホを探している人に、お勧めだ。

■関連リンク
「グランビート」商品サイトhttp://www.jp.onkyo.com/audiovisual/smartphone/granbeat/

取材・文/一条真人

ITジャーナリスト。雑誌「ハッカー」編集長、「PCプラスONE」編集長などを経て現在にいたる。著書50冊以上で、近著は「Androidスーパーハイウェイ」(Kindle版)。IchijoMasahto。本名:OSAMU SAKATA。

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