許される不倫と許されない不倫の違い...浮気問題を大真面目に考える

許される不倫と許されない不倫の違い...浮気問題を大真面目に考える

  • 日刊SPA!
  • 更新日:2019/12/03

「浮気や不倫、あなたはどう思いますか?」

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※写真はイメージです

ワイドショーや週刊誌、はたまた井戸端会議などでも度々題材になる「不倫・浮気」。本来なら許されぬ不貞行為であり、ある人は人生を壊され、ある人は人生の“救い”にもなっている人もいて、その立場により答えは違うはず。そんな不倫・浮気の専門家たちの“考え”を一度に聞けるイベントが11月20日、東京都渋谷区のカフェで開催された。その名も「浮気や不倫、あなたはどう思いますか? ~これからのパートナーシップを考える」だ。

主催は結婚後の夫婦関係のありかたを教える勉強会『LIFE SKILL Design College』。イベントは平日の午前中スタートにも関わらず、会場には多くの悩める?男女が集い満員に。今回は特別にその様子をお届けしたい。まずは主催者で結婚教育専門家の棚橋美枝子氏が登壇し、「人は幸せになりたくて結婚し、幸せになりたくて離婚するもの。結婚ってなんとなくでも行けるんちゃうん? という時代ではありません。女性だけではなく、男性も一緒に結婚というキーワードから人生を考えるべきです」と挨拶から始まった。

◆不倫・浮気のスペシャリストが登壇。15分間“自分の考え”を語る

一番手として登壇したのは、これまで20年以上かけて不倫をする人・された人の声を聞いてきたジャーナリストの亀山早苗氏。近年の不倫は「新たな価値観でする人が増えてきている」とし、こう語る。

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亀山早苗氏

「近年、生活を共にするのは配偶者だけど愛しているのは恋人、というような不倫のスタイルが増えてきています。『結婚は生活、不倫は恋愛』、と切り離し、このどちらも手に入れたいんでしょうね。W不倫も多いです。特に家庭は大事だから離婚する気はない、でも不倫したい、と配偶者にバレることなく細々と何十年も不倫関係を続けるわけです。

このパターンの不倫をしている方の配偶者は全く気が付いていない場合もあれば、うすうす不倫をしていることを感じているけど諦めている、など人それぞれです。特に、今の50代以下の世代は結婚前に何人かの相手と恋愛をしているのが当たり前なので、恋愛に対する罪悪感がないというか、結婚は恋愛とは別ものだよねという考えを持った方が多いように思います」

と明かした。亀山氏自身は、「結婚という制度には乗っていても心は自由なもの」だと考えているという。「不倫=許してはいけない」という世論に対し亀山氏は、これらを無駄と考えているようだ。

「(配偶者が不倫相手に心を奪われているのに)無理矢理止めたって逆効果で、意味がありません。また、不倫や浮気をした相手に対し、『裏切り者』『絶対に許さない』と言う人は多くいますけど、そもそも人の心は自由なものなのにどうしてそういうことを言えるのかな? と不思議に思いますね。現在日本では一部の地域で同性のパートナーシップ制度が認められていますけど、同性だけでなく異性間でも別姓を含め、“ゆるい結婚”として、認められればいいのにと思います」

◆不倫を“された側”の選択肢は、一番笑顔になれるか

続いて登壇したのは、これまでにのべ5000人の相談に乗ってきたという不倫解決カウンセラーの河村陽子氏は、自身も夫の不倫に悩んだ過去があるという。言わば“された側”だ。その経験を踏まえてカウンセラーに転身したという。

ご自身は当時離婚をすることはなかったが、カウンセラーとしては「その人が離婚をして幸せになれるのであれば離婚という選択肢もあり」だと考えていると話す。

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河村陽子氏

「私はクライアント(相談者)の方からよく、『夫が不倫しているのですが、離婚したほうがいいでしょうか』という質問を受けます。でもこの質問に対しては『あなたはどう思うの?』と返すようにしています。『わかりません』なんて返ってきた場合には『なぜわからないのか』を聞いて掘り下げていきます。その意図としては、大切なのは『自分が一番笑顔になれる選択はどれなのか』を自分で理解することだからです。なので、一番笑顔になれる方法を一緒に探っていきます」

ここでちょっと面白い河村氏の持論が展開された。

「不倫する女性には2種類いるんですね。ゴーゴン(ギリシア神話に登場するメドゥーサ)系か、カピバラ系。ゴーゴン系は男性を支配下におこうとする女性で、別れようとすると暴力をふるうなど凶暴です。カピバラ系は普段はおとなしく男性に従順なのですが、やはり別れようとすると粘着質になることもあるのが特徴。

もし不倫相手と別れたいという相談を受けた場合には、このどちらのタイプの女性がお相手かによっても対策は変わってくるんです。なので男性は終わらせ方も考えながら、その女性と付き合うかどうか覚悟を持った方が良いと思いますよ……!」

◆浮気調査のプロが語る、『不倫のしやすい時代』の理由とは

最後に登壇したのは年間1000人以上の浮気問題の相談を受け、男女問題コンサルタントとして活動する今野裕幸氏。探偵会社を経営しており、浮気調査に強く、毎日のように”不貞現場”を見ている。最近は傾向に変化も出てきていると話す。

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今野裕幸氏

「つい先日の台風の日にも、石川県で不倫デートをしていた方の追跡調査をしていました。最近は時と場所を選ばない不倫が増えているように感じますね。SNSの普及により、遠距離不倫も増えてきている。不倫がしやすくなった状況にあるでしょうね」

など、現代の不倫・浮気事情。さらに過去の“とんでもない修羅場”なども語ってくれた。

◆ディスカッションではセックスレスと夫婦の関係性の話で盛り上がる!

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(左から棚橋氏・今野氏・亀山氏・河村氏)

イベント後半で行われたのは、観客約30人も参加したディスカッションコーナー。ここでの話題はセックスレスと夫婦の関係性の話に。

亀山氏は「家庭にはセックスを持ち込まない方がうまくいくこともあると思います。家族なので、無理矢理男女に戻ろうとするとギクシャクする」と語ったが、河村氏は夫婦間でもセックスレスを解消するための努力をすべきだと反論。

「セックスに魅力を感じなかったり、セックスが拷問のような運動であるとしか感じられなかったりする女性が増えてきているように思います。夫婦なのだからこそ、たとえばスローセックスなど方法を変えて楽しむ方法を考えてみてほしいと思いますね。特に、女性の『セックスしたくない』は多くの場合性交痛によることが多いんです。夫の自分勝手なセックスや自分本位なセックスにうんざりしている人は多いんです」(河村氏)

男性には耳の痛い話だが、もしセックスレスに悩んでいる場合はそのやり方を変えてみるのも手かもしれない。さらに亀山氏は、セックスレスはコミュニケーション不足によるものだと指摘する。

「女性も痛かったらそのことを相手に言えばいいのでは、とは思います。そうしたことが言えない関係のまま夫婦を続けることはちょっと違うのではないかなと。セックスに対して『こうしてほしい』と伝えることは決して相手の人格を否定するわけではないわけだし。より良い関係を作るために要望を伝えるのは必要だと思いますよ」(亀山氏)

男女共に互いに歩み寄り、要望を伝え合うことは夫婦間の関係性とコミュニケーションにも大きな影響を与えるのだろう。

◆亀山早苗氏インタビュー「妻と戦ってみて!」

近年は芸能人の不倫問題が世間を騒がせることが多い。しかし世間の反応が異なることも多く、一方で激しいバッシングにさらされる人もいれば、何事もなかったかのように忘れられる人もいる。イベント終了後、これまで数々の夫婦問題に向き合ってきた亀山氏にこれらについて疑問をぶつけてみた。

――「亀山さんから見て、『肯定される不倫と否定される不倫』の違いは何だと思いますか?

亀山氏:芸能人でいえば、ベッキーは許されなかったけど斉藤由貴は許された感じがしますよね。その差はイメージ。『あの人はこういう人だよね』っていう我々のイメージが、斉藤由貴は『過去にもやってたし、あの人ならやりそうだよね』って感じだったけど、ベッキーはそうではなくて『いい子!』って感じだったから見ている人は勝手に裏切られたように感じたのではないでしょうか。

これは芸能人ではない人も同じで、そういうことをしなさそうな人が不倫をした、ということが(会社などで)発覚すると、そのイメージがなかった人ほど叩かれる傾向にあります」

――ちなみに、最近はどのような男性が不倫市場でモテるのでしょうか?

亀山氏:最近は『妻が一番大好き!だけど(不倫相手の)彼女のことも一番好き!』という男性が増えているんです。その妻も彼女も自立したタイプの女性であることが多いです。自立した方が相手だからおそらく『僕が幸せにしてあげなくちゃ』というプレッシャーがないのが良いかもしれないですね。

ちなみに亀山氏が、妻も不倫相手も一番好きというその彼に「妻と不倫相手、同時に溺れていたらどちらを助ける?」と聞いたところ、「自分が沈みます」と答えたという。

亀山氏:今は昔とは違って、『妻のことも彼女のことも幸せにしなきゃ』という男性よりも、この男性のように『一緒にいると僕が幸せだから』というタイプの方が意外とモテているのかもしれませんね。人を幸せにする、ということ自体が不遜なことですから。

――最後に、夫婦関係に悩むSPA!読者へのアドバイスをお願いいたします!

亀山氏:妻との関係がうまくいかなかったり、配偶者と合わないと感じたりしたときは物理的に離れてみるのもひとつの方法だし、我慢しないで離婚してもいいと思います。でもそんなに簡単に離婚はできないよ、一緒に生きていきたいんだよという場合は……まずは結婚当初を思い出してみることをおすすめします。

でもね、基本的に結婚って好きな相手であれば誰としても同じなんです。日常生活が続くだけですから。だからどうやったら今の相手と居心地のいい状態を実現できるか、相手にも投げかけてみたらいいのではないでしょうか。その投げかけを嫌がる妻はいないと思います。

もしも妻がその提案を嫌がったり、反応が悪かったりしたらそれはもう関係は修復できないかもしれないですよね。まずは提案してみるだけでもいいし、関係性から逃げずに妻と戦ってみてほしいですね

どうしても妻に何かを提案する、ということや、関係性に一石を投じるということを苦手に感じる男性も多いことだろう。しかし、よりよい結婚生活の実現のためには歩み寄ることが必要なのだ。これからの時代は男女関係なく互いに歩み寄りコミュニケーションをとっていかなければならないのだろう。……そんなことを感じ、自分のコミュニケーション方法について考え直すきっかけができた1日となった。<取材・文/松本果歩>

【松本果歩】

恋愛・就職・食レポ記事を数多く執筆し、社長インタビューから芸能取材までジャンル問わず興味の赴くままに執筆するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり、店長を務めた経験あり。Twitter:@KA_HO_MA

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