イベントはコロコロコミックの生命線 『コロコロコミック』編集長のうんちん日記第7回

イベントはコロコロコミックの生命線 『コロコロコミック』編集長のうんちん日記第7回

  • ダ・ヴィンチニュース
  • 更新日:2018/02/15
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みてください、この笑顔、熱気!

我が「コロコロコミック」読者は2018年も新年早々から元気いっぱいなのです!

名古屋ドームを振り出しに、幕張メッセ、福岡ドームと続いた「コロコロコミック」最大の読者参加イベント「次世代ワールドホビーフェア」は、先週の日曜日2月11日、大阪ドームにて無事終了しました。

パチパチパチ。

20数年の歴史を誇るこのイベントをはじめとして、「コロコロコミック」は毎年多くのイベントを開催し、その時その時の読者の“気分”を体感し、誌面作りにフィードバックしています。

雑誌づくりが本分なのに、なぜそこまでイベントにこだわるの?

ひょっとしたら編集部の中にも、そんな空気があるかもしれません。

でもね、「コロコロコミック」からイベントをとってしまったら、おそらく40年という歴史は刻めなかったでしょう。

この瞬間がブームの始まりだ!

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ドームのアリーナを埋め尽くす、人人人! 場内は熱気に包まれ、興奮の渦に!初めて遊べるホビーのお披露、日本一を決めるバトルなど、場内は子どもたちの様々な夢の場となる

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「次世代ワールドホビーフェア」をはじめとしたコロコロイベントは、基本「コロコロコミック」の誌面で紹介している玩具メーカー、ゲームメーカーさんがブースを設営し、自分たちの“今一番やりたいこと”を来場者に示すというのが趣旨です。

それはあるメーカーにとっては、新製品をいち早く体験してもらう場であり、またあるメーカーにとっては、人気となっている作品のバトル大会を開いて、人気や、熱狂の度合いを体感しよう!という場になります。

もっと直截的に言えば、会場にいればこの商品や作品はどのくらい“イケそうなのか”“イケてるのか”が残酷なくらいわかってしまうのです。

怖い!

そう、子供たちは正直です。

誌面では数か月前からイベントについての告知を始めます。

このブースでこんな商品が初めて遊べる。

このブースでは日本一を決める大会が行われる。

ここでしか買えない限定品や、市場より先んじてこの場で初めて買える先行品はこんなものがある。

などなどの情報を、参加する子供たちは熟読してイベントに臨むので、朝一番の開場時の光景は、毎月実施している読者アンケートとは違った意味での人気のバロメーターとなります。

朝一番に子供たちが真っ先に駆けつけるのはどのブースなのか?

今一番勢いのある商品・作品はどれなのか?

毎回ある程度予測して臨むのですが、時として予測していなかった商品・作品に人が殺到することがあります。

いったい今この場で何が起こっているの?

目の前で繰り広げられているこの光景が、ひょっとしたらブームの始まりなのでは?

こんなシーンを、目の当たりにできた担当編集者とメーカーの担当者さんは超ラッキーだと思います。

こうしてイベント会場で足掛かりを作って、自信を深めて、大ブームが巻き起こっていったのを何度も見ています。

コロコロコミックにとってイベントが大事な理由の一つはここにあります。

子どもたちの気持ちのど真ん中へ!

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ステージで奮闘する編集部員たち。子どもたちをどれだけノせられるかが勝負書籍販売コーナーにも人だかり。こんなに立ち読みしてもらえてうれしい限り

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俯瞰からイベントを眺めるだけではありません。

何といっても、イベントの場は基本コロコロやコロコロに載っているものが好きで好きでたまらないぜーっていう子供たちが集まる場です。

なので、自分たち編集部員一同は各自様々な方法でもっとイベントの芯の部分、つまり来てくれた子どもたちの今の気分にぐいぐい迫っていきます。

イベントで読者と直接コミュニケーションをとって得られたものは、まさに編集部の血となり肉となっていくのです。

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この写真のオジサン(本人ゴメンね)は、昨年週刊誌系の編集部から希望して異動してきた人物です。

次世代ワールドホビーフェアに参加するのはもちろん初めて。

ただいま、編集部が出展しているステージでのクイズ大会の開始直前で、やや緊張の面持ちで身なりを整えています。

きっと、恥ずかしいでしょう。

週刊誌編集部では絶対に体験しない仕事です。

そして他の編集部員からは、ある事ないこと言われて、散々脅されてステージに押し出されます。

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ステージに上がると目の前には100数十人の読者が待っています。

そして、コロコロに関する簡単なクイズを出題しながら、コミュニケーションを図っていきます。

子どもたちにこの場を目いっぱい楽しんでもらうのが一番の目的なのですが、実は裏テーマがあります。

それは、いかに上手に質問をして子供たちの今の気分を実感できるかということです。

「ニンテンドースイッチ持ってる人!」

「ポケモンウルトラサンムーン買った人!」

「じゃあ、サンを買ったよっていう人!」

「ムーンを買ったよっていう人!」

「今月号のベイブレードプレゼント応募したよっていう人!」

「来月号の全員サービス、応募するよっていう人!」

様々な角度からの質問にたいして、その場で手を挙げてもらうと、普段アンケート用紙で見ている結果よりも、よりダイレクトに人気の具合や、熱中度合いが伝わってきます。

新編集部員は、ステージ上で全身を使って躍動していました!

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ベレー帽にレイバンのサングラスといういで立ちのコスプレのこの人物もまた、編集部員です。

YouTubeの「コロコロチャンネル」に出演しているので、知名度もあり、イベント会場に登場すれば、この通りサイン攻めにあいます。

実は編集部にはこのようなスター(!?)たちが、あと数名いるんです!

スターともなれば、ファンとのコミュニケーションはよりスムーズになりますので、彼らはより子どもたちのハートのど真ん中に近づくことが出来ます。

こうして1会場1会場、編集部員一同で、子どもたちの“今の気分”を確認していき、また次の誌面が創られていきます。

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福岡大会は朝から生憎の雪模様。凍結する路面をスコップで砕く横を、子どもたちが急ぎ足で列に向かう。どうか走らないでね

いかがでしたか?

残念ながら今回の「次世代ワールドホビーフェア」では、先述したような予測外の大ブームの予兆はありませんでした。

でも、これも又イベント。

いい時もあれば悪い時もある、

どっちでもないときも、もちろんたくさんある。

ただ、実施をやめてしまったら、流れがわからなくなってしまいます。

継続の大事さ。

メーカーさんの変わらぬ協力体制。

そしてなによりも、寒い中、長時間屋外で入場を待ってくださっている、参加者の皆様、保護者の皆様。

いつも本当にありがとうございます!

今回望み通りのことが出来なくて、ご迷惑おかけした方も多数いるかと思います。

編集部および関係者一同、さらに楽しいイベントづくりに励みます。

ご期待いただければ幸いです!

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福岡大会の帰りに寄った鹿児島と、大阪大会の前に寄った京都での一枚。いずれも今年の新しい仕事のカギを握る地です。

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最後に今月の暗号です。

「ダブルゴッドベイ 応募者全員サービス」と叫んでみてください。

「レイヤーが二つに割れるから、片方なくさないでね」と優しくリアクションしてくれる少年がいるかもしれません。

バレンタインでチョコがもらえずに、自分にコロコロを買って微笑んでいる子をみかけたら、どうか暖かい目で見守ってください。

それではまた来月、うんこちんちん!

『コロコロコミック』2018年3月号は、2月15日(木)発売!

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『コロコロコミック』3月号

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和田誠(わだまこと)編集長1971年生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業後の1994年に株式会社小学館入社。『幼稚園』『おひさま』『めばえ』『小学一年生』編集部を経て、2005年より『コロコロコミック』編集部所属。2015年より同誌編集長。イベントなどでは、編集長キャラクター「まこ殿様」として登場。

▶『コロコロコミック』公式サイトはこちら

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