【浪速風】またも起きた「バレンタインデーの虐殺」(2月15日)

  • 産経ニュース
  • 更新日:2018/02/15

警官に化けた5人の男が米シカゴの空倉庫に入っていった。すぐにマシンガンの乾いた連続音が響き、全身をハチの巣のように撃たれた7人の遺体が転がっていた。1929年2月14日、「バレンタインデーの虐殺」として知られる。密造酒をめぐるアル・カポネの犯行とみられるが、証拠はなかった。

またもバレンタインデーに銃撃事件が起きた。ギャングの抗争と同一視はできないが、こちらの方が深刻だろう。フロリダ州の高校で、退学処分を受けた19歳の少年が半自動ライフル銃を乱射し、17人が死亡した。昨年10月、ラスベガスで58人が犠牲になった米史上最悪の銃乱射事件が記憶に新しい。

米国には人口に匹敵する約3億丁の銃があるとされる。悲劇の度に、銃規制を求める声が上がるが、合衆国憲法修正第2条にはね返される。「人民が武器を保有し、または携帯する権利は、これを侵してはならない」。西部開拓時代のような条文を見直すべきではないか。

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