米1月コアCPI、前月比0.3%上昇に伸び加速―早期利上げ観測強まる

米1月コアCPI、前月比0.3%上昇に伸び加速―早期利上げ観測強まる

  • モーニングスター
  • 更新日:2018/02/15
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<チェックポイント>●CPIコア指数はアパレルや運輸サービスの上昇で伸び加速

●CPI全体指数の上昇はガソリン価格の上昇が主因

●コアインフレ率の加速でFRBの早期利上げ観測強まる

米労働省が14日発表した1月CPI(消費者物価指数)は、FRB(米連邦準備制度理事会)が重視しているコアCPI(価格変動が激しいエネルギーと食品を除いたもの)が前月比0.3%上昇と、1年ぶりの高い伸びとなり、前月(17年12月)の0.2%上昇(改定前0.3%上昇)から伸びが加速した。市場予想の0.2%上昇も上回った。

今回のCPI統計をみると、コアインフレ率は前回統計発表時よりも伸びが加速しており、今後FRB内でタカ派(金融引き締め派)の主張が一段と強まるのは必至。市場では、FRBの利上げ時期が想定より早まることや、18年の3回の利上げ見通しから4回という見方も強まってきた。

コアCPIが前月比で加速したのは、17年暮れの年末商戦での大幅値引き販売が終わったアパレルが1.7%上昇(12月は0.3%低下)と、90年以来28年ぶりの高い伸びとなった他、メディカルケアが0.4%上昇(0.3%上昇)、レンタカーや自動車保険などの運輸サービスが1月からの料金改定(値上げ)で1.8%上昇(0.2%上昇)と、伸びが加速したためだ。運輸サービスのうち、特に自動車保険が1.3%上昇(0.6%上昇)と、01年11月以来16年2カ月ぶりの高い伸びとなった。

対照的に、携帯電話サービス会社間の料金値下げ競争が激しい携帯電話料金は0.2%低下(横ばい)と鈍化している。

また、CPI全体指数(季節調整後)は、ガソリン価格の上昇で12月の前月比0.2%上昇から0.5%上昇と、4カ月ぶりの高い伸びとなった。

ガソリン価格は前月比5.7%上昇(12月は0.8%低下、11月は6.0%上昇、10月は3.2%低下、9月は10.0%上昇)と、再び加速に転じた。この結果、エネルギー全体の価格も12月の0.2%低下から3.0%上昇と加速した。

一方、CPI全体指数の前年比は2.1%上昇と、12月の2.1%上昇から変わらなかった。依然として17年2月の2.7%上昇からは減速したままだ。全体指数のうち、エネルギー全体が前年比5.5%上昇(12月は6.9%上昇)、このうちガソリンが8.5%上昇(10.7%上昇)、重油は同22.5%上昇となった。1月の前年比2.1%上昇は16年1月の1.4%上昇を上回るが、17年1月の2.5%上昇や同2月の2.7%上昇、同11月の2.2%上昇を下回り、依然緩やかなインフレ上昇を示している。

<関連銘柄>NASD投信<1545>、NYダウ投信<1546>、上場米国<1547>、SPD500<1557>、国際VX中先<1561>、iS米超大型<1587>、iS米小型<1588>、iS米高配当<1589>、iS米リート<1590>、NYダウ<1679>、NYダウブル<2040>、NYダウベア<2041>

(イメージ写真提供:123RF)

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