アメコミ界の伝説、スタン・リーの来日記者会見をレポート!

アメコミ界の伝説、スタン・リーの来日記者会見をレポート!

  • ギズモード・ジャパン
  • 更新日:2016/12/02
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御年93歳の超大御所が日本にやってきた!

『スパイダーマン』や『アイアンマン』などなど、マーベルでたくさんのキャラクターを生み出した伝説のクリエイターにして、近年のマーベル映画でのカメオ出演でもおなじみ、スタン・リーが来日!

公開が迫るマーベル・シネマティック・ユニバースの最新作『ドクター・ストレンジ』の話を中心に、キャラ作りや若さの秘訣など、さまざまな内容を語ってくれましたので、レポートいたします。

戦前からコミック作家として活躍し、誰もが知るマーベルのキャラクターの数々を手がける93歳のアメコミ界の重鎮ということで、会見は拍手とともにスタート。記者一同がかなり緊張する中、スタン・リーは到着早々ジョークで場を和ませてくれました。

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――(スタン・リーの登場に一同拍手)

スタン・リー(以下、スタン):何も言わなくてもこんなに拍手してもらえるなら、もう満足だから帰っちゃおうかな(笑)。

――ベネディクト・カンバーバッチはあなたが作り出した「ドクター・ストレンジ」のイメージ通りでしたか?

スタン:まず日本風に答えさせてください。「アノー……」(笑) 彼のドクター・ストレンジは完璧です。知的で、実在しそうな外科医がパワーを得るというコミックで私が描いたとおりのキャラクターを演じきっています。100%満足していますよ。

――アメリカのコミックと日本のマンガを比べて感じる違いはなんでしょうか?

スタン:私は過去にいくつかの日本のマンガの制作に関わりましたが、その過程においてアメリカのコミックはセリフと絵の両方に同じくらいの力を割くのに対して、日本のマンガは絵に重点を置き、セリフはあくまでその絵を伝える役割であることが多いという印象です。すばらしい作り方だと思います。

――ライターとして多いときには月に80冊以上のコミックを手がけていたという話が有名ですが、そんな過酷な状況の中で後世に残る名キャラクターを次々と生み出せた秘密はなんでしょうか?

スタン:幸運にも私はキャラクター作りが大好きなので、簡単なことでした。仕事というよりもゲーム感覚ですね。新キャラクターを読者が気に入ってくれたら、私の勝ちというわけです。

実際に今もいくつかの新キャラクターを作っているところで、まだ詳しくは言えないのですが、今までに誰も見たことがないパワーを持ったスーパーヒーローとなるでしょう。

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――今月末には94歳を迎えますが、まだまだ精力的に活動を続けてらっしゃいます。その元気の秘訣はなんでしょうか?

スタン:今自分がやっていることをとにかく楽しむことです。こうやって会見をするのも、楽しんでいますよ。それが一番大事です。

たとえ自分にとっては拷問のような、苦痛なことに出会っても「これは楽しいんだ」って言い聞かせるんですよ(笑)。

――マーベル映画でのカメオ出演はおなじみとなりましたが、中でも気に入っているカメオのシーンはありますか?

スタン:『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』でのカメオです。私はパーティーの会場で、ソーの持っていた強い酒を飲ませてもらい、酔っ払って担ぎ出されるという役でした。

このカメオは他にはない、ある一点が理由ですごく気に入っています。それは「ソーの酒を飲むシーン」と「担ぎ出されるシーン」という2シーンに渡って登場できたからです(笑)。

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――あなたがかつて生み出したキャラクターが映画化され、空前の大ヒットを連発していますが、もし時代をさかのぼって過去の自分にアドバイスできるとしたら、何と伝えたいですか?

スタン:マーベル社が安いうちに買っておけ!と言いますね(笑)。

――老若男女のファンたちと交流するのはどのようなお気持ちでしょうか?

スタン:すごく楽しいです。小さい子が「リーさん、あなたのコミックが大好きです」と言ってくれるときもあれば、老人が「あなたが昔描いたコミック、本当に最高でした」と話しかけてくることもあります。

こんなに幅広い年齢層の人々に気に入ってもらえるのは非常に光栄ですし、幸せなことです。

――コミックのファンをやっていると、「コミックを読んだり、フィギュアを集めるのなんて、大人なんだからもうやめなさい」と周囲の人に言われることがあるのですが、そのようなことを言われた時はどうすればいいと思いますか?

スタン:そんなことを言う人たちはここへ連れて来てほしいですね。説教してやりますよ(笑)。

コミックであれ、小説であれ、読書は年齢を問わず大事なことだと思います。文字を見て、その意味を読み解くというのは、常に刺激となりますからね。

コミックが誕生して以来、たくさんの親がコミックは絵を見るだけだから子どもの想像力を奪うと心配してきました。しかし、シェイクスピアの劇で役者の動きを見ることと、コミックの絵を見ることは何も変わりません。でも、誰も「シェイクスピアの激を見るな!」なんて言わないでしょう?

スティーヴン・スピルバーグ監督に会ったとき、彼は私にこう言いました。「あなたと私の作品は同じです。ただ、私のは絵が動くだけなんですよ」とね。

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***

記者からのたくさんの質問に対し、軽妙にたっぷり語ってくれました。早朝に日本へ到着したばかりだと言うのに、そのすさまじい活力には驚かされます。

会場を和ませようと冗談を欠かさず、通訳の人がやりやすいように話を途中で区切ったり、「写真は苦手なんだと」言いつつ撮影では気さくにポーズに応じたりと、とにかく気配りのすばらしい方だったのも印象的でした。こういう大人になりたい!

会見でちょっと語っていた新プロジェクトも、果たしてどんなアイデアが炸裂するのか……! 期待が高まります。

スタン・リーが生み出したキャラクターが主人公の映画『ドクター・ストレンジ』は2017年1月27日(金)全国ロードショー。もちろん、おなじみのカメオ出演も見られますので、乞うご期待!

なお、スタン・リーは12月2日(木)から開催される『東京コミコン』への参加が予定されています。サイン&写真撮影会も実施されるので、こちらも楽しみです。

image: (C)2016MARVEL
source:『ドクター・ストレンジ』公式サイト,YouTube

傭兵ペンギン

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