1.1kgを切り17時間駆動 東芝の12.5型モバイルPC「dynabook V」が登場

1.1kgを切り17時間駆動 東芝の12.5型モバイルPC「dynabook V」が登場

  • 週刊アスキー
  • 更新日:2016/12/01
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dynabook Vシリーズ。写真は顔認証カメラ付きのV82。

東芝クライアントソリューションは12月1日、液晶ディスプレーが360度開く2in1コンバーチブルタイプのモバイルノートPC「dynabook Vシリーズ」を発表した。いずれもインテル第7世代Coreプロセッサー(開発コードネーム:Kaby Lake)を搭載し、OSはWindows 10 Anniversary Update適用済みのWindows 10 Home(64bit)を採用する。仕様別に4モデルをラインアップし、すべてのモデルでタッチパッドに指紋認証センサーを備え、Windows 10の生体認証機能“Windows Hello”が使える。さらに、最上位のdynabook V82は液晶上部に独自開発のカメラモジュールを備え、顔認証によるWindows Helloにも対応している。

Thunderbolt3とアダプターで薄型・軽量化

dynabook Vシリーズは12.5インチのタッチパネル液晶(1920×1080ドット)を採用し、重量は約1099g、サイズは約299(W)×219(D)×15.4(H)mmとモバイルノートPCの中でもかなり軽い部類。それでいて、上位3モデル(V82、V72、V62)のバッテリー駆動時間は約17時間(JEITA Ver.2.0)と丸一日充電なしで使えるのもポイントだ。さらに急速充電にも対応し、30分で7時間ぶん充電できるという。独自技術で電流を制御し、バッテリーセルを傷めずに急速充電することでバッテリーの寿命を短くしないように配慮している。

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カラーは4モデルすべてオニキスメタリック。液晶はノングレアでてからない落ち着いたデザイン。

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液晶が360度回転するコンバーチブルタイプの2in1。

薄型化のために光学ドライブはなく、本体インタフェースもUSB3.0と充電ポートを兼ねるThunderbolt3(USB Type-C形状)のみと割り切った仕様だが、D-Sub15ピンにHDMI、USB3.0、ギガビットLANを備えるUSB Type-Cアダプターが同梱するので、困るシーンは少ないだろう。

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右側面にはUSB3.0ポートと電源ボタンを装備。

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左側面にはThunderbolt3とマイク入力/ヘッドホン出力端子を備える。

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ACアダプターはコンパクト。PCに直接挿す場合はThunderbolt3に接続。オプションで買う場合、予想実売価格は9000円台後半。12月9日より順次発売予定。

なお、通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac無線LANにBluetooth4.1が使える。もちろん、全モデルMicrosoft Office Home & Business Premium プラス Office 365 サービスが付属するので仕事でバリバリ活躍してくれるだろう。

顔認証&ペン付きのV82もいいけどコスパはV72がよさげ

最上位のdynabook V82はCore i7-7500U(2.7GHz、最大3.5GHz)、メモリー8GB(LPDDR3-1600)、512GB SSD(SATA)を搭載し、予想実売価格は23万円前後。12月9日発売予定。前述したが4モデル中唯一、Windows Hello対応のインカメラを備えるのが特徴だ。また、アクティブ静電結合方式の専用アクティブペンが付属する。脈々と続いている東芝の独自技術である“紙に書いているような自然な書き心地”が期待できる。また、Windows Inkにも対応しているので手書き機能をフルで生かせるはずだ。全部入りで安心したい欲張りさんにオススメのモデルとなる。

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dynabook V72はCore i5-7200U(2.5GHz、最大3.1GHz)、メモリー8GB(LPDDR3-1600)、256GB SSD(SATA)を搭載。予想実売価格は20万円台半ばで、12月9日発売予定。こちらもアクティブ静電結合方式の専用アクティブペンが付属する。V82と比べると、CPUとSSDを1ランク下げ、Windows Hello対応カメラを省いてコストダウンを図った主力モデルといった印象。外付けストレージを常に持ち歩いている人は最上位のV82ではなく、こちらでも十分満足できるはず。

dynabook V62はV72からストレージを128GB SSD(SATA)に下げ、ペンが付属しないモデル。予想実売価格は18万円台後半で、12月9日発売予定。128GB SSDは大きめの容量を占有してしまうAdobe系のクリエイティブソフトなどをインストールするとやや心許ない容量だが、ソフトは必要最低限しか入れず、データはクラウドや外付けストレージ、NASなどにバックアップしている人なら問題ないだろう。手書きはしないけど、PowerPoint編集などのやや重い作業でもたつくことなく使えるPCが欲しいという方にオススメしたい。

dynabook V42は未発表のCeleronプロセッサーとメモリー4GB(LPDDR3-1600)、128GB SSD(SATA)を搭載するモデル。上位3モデルとデザインは同じだが、バッテリー駆動時間や正確な重量などは後報となる。予想実売価格は16万円前後で、2017年1月下旬発売予定。CPU性能は未知数だが、Coreプロセッサーと比べれば見劣りするはず。しかし、動画再生やウェブブラウジング、メールチェック、Officeファイルの閲覧など、パソコンでできる基本的な作業ならもたつくことなくできるだろう。

また、ノートPCとしては高品質なharman/kardonステレオスピーカーやCortana用のデュアルマイクを備え、薄型でありながら打鍵感をスポイルしない設計のキーボード(キーストローク1.5mm、キーピッチ19mm)などは上位モデルと同等だ。なるべく安くトレンドのモバイルPCが欲しい人なら一考の価値ありだろう。

往年の名機「dynabook R631」と「dynabook KIRA」のDNA

dynabook Vシリーズはこれまでの東芝の技術の粋を集めたモデルといった印象が強い。国産Ultrabook第1号のdynabook R631(重量1.19kg、最厚部15.9mm)で培われた高密度実装技術で、さらに薄型軽量化されている。そして、長時間駆動かつ高品質スピーカーを備え、動画再生や音楽鑑賞などプライベートを快適にするコンセプトは一世風靡した「dynabook KIRA」に通じるものがある。シリーズ名もVシリーズと、KIRAと同様だ。

液晶の解像度がフルHDどまりなのが気になるが、モバイルノートPCの主流である13.3インチよりひとまわり小さい12.5インチのタッチパネルを採用し、バッテリー駆動時間に重きを置いたコンセプトなら十分納得できる。さらにその液晶もヒンジの強度設計が軽量化とトレードオフになる2in1コンバーチブルタイプを選択している点も加味すると、東芝の技術の結晶であると言われても深くうなづける仕様だ。

■関連サイト

東芝クライアントソリューション

TOSHIBA Direct × ASCII.jp

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