目黒学院、國學院久我山が全国へ!第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会地区予選

目黒学院、國學院久我山が全国へ!第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会地区予選

  • J SPORTS
  • 更新日:2017/11/14
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「第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会」の各地区予選決勝が11月12日(日)、全国各地で行われ、東京・江戸川陸上競技場では東京都予選の第1地区、第2地区の決勝戦が行われた。

第1地区決勝「目黒学院×早稲田実業」

第1地区の決勝カードは、4年ぶり18度目の花園行きをめざす目黒学院と、優勝すれば81年ぶり6度目の出場となる早稲田実業。

昨年は準決勝(第2地区)で明大中野に12−19で敗れた目黒学院は、同部で13年間コーチを務めてきた竹内圭介氏を新監督に迎えた。

今年5月の春季大会では、新人大会で同点優勝だった國學院久我山を47−24で降して優勝。成果を積み上げ、迎えた花園予選準決勝では本郷を64−26と圧倒して決勝へ進んだ。

対する早稲田実業は昨年に続いての決勝進出。東京朝鮮との花園予選準決勝では、後半20分から2トライを挙げ、10点差をひっくり返した。

U17日本代表のSO小泉怜史が「最後の10分間でみんなの意志統一ができた」と振り返る逆転勝利で、花園行きに王手をかけた。

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快晴の午前11時30分にキックオフとなった試合は、序盤から目黒学院が徹底的にボールをキープ。1年生SH前川李蘭のパスから強力ランナーを当てた。試合開始早々に選手が負傷交替となった早稲田実業は、出足の鋭いディフェンスで対抗した。

しかし目黒学院は前半3分、ハンドリングにも長けたNO8ハラシリ シオネのパスを受けたWTB小高巧が左隅で突破。

そのまま走り切って先制トライを挙げ、WTBエドバー マビンのゴールも成功し7点を奪った。さらに2分後、ラックサイドのスキを突いたNO8ハラシリが独走トライを挙げ、リードは12点に。

しかし早稲田実業も最初のチャンスでスコア。

前半9分、目黒学院のノックオンで攻撃権が回ってくると、敵陣マイボールスクラムからNO8相良昌彦がサイドアタック。力強いランから右中間に押さえ、SO小泉のゴール成功で5点差(12−7)とした。

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目黒学院の大外を意識的にアタックしてラインブレイクするなど、それから早稲田実業が反転攻勢。しかしWTBエドバーのボール奪取など、好守に阻まれスコアすることができない。

逆に前半24分、目黒学院は相手ゴール前スクラムからNO8ハラシリがサイドアタック。トンガ出身の頼れるナンバーエイトが豪快にインゴールを割り、19−7で前半を折り返した。

目黒学院の竹内監督が「キックを蹴らないことをひとつの戦術としてやっている」と語った通り、後半も目黒学院はボールをキープ。

CTBヴァカラヒ シオエリが好守に激しくプレーするなどして主導権を握ると、後半11、16分に連続トライ。31−7とリードを広げた。

早稲田実業もSO小泉のキックから敵陣に入ってチャンスメイク。2度にわたり敵陣マイボールラインアウトの好機を迎えるが、スローイングが乱れて相手ボール。

逆に攻勢をしかける目黒学院は後半24分、中央突破からパスを受けたCTBヴァカラヒがゴール下にトライ。最終スコアは38−7でノーサイドとなった。

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敗れた早稲田実業の大谷寛監督は、「目黒学院さんが(ボールキープしてアタックを)継続してくることは分かっていましたが、“ミス待ち”をすることしかできなくなってしまいました」

「もう少し攻めたかったです。いろんな状況から自分達の土俵に持ち込んで勝負する――高い要求のような気もしますが、うちはフォワードで圧倒できるチームではないので、そういう部分で勝負したいです」と語った。

一方、監督就任1年目で4大会ぶりの花園行きを決めた目黒学院の竹内監督は、「早稲田実業さんに振り回されて落ち着きのない部分もあったので、ディフェンスを修正したいです」

「今年のチームは、試合の中で分析・修正する力が非常についてきました。チームで掲げているのは日本一なので、日本一にどれだけ近づけるか、チャレンジしていきたいです」と全国を見据えた。

第2地区決勝「國學院久我山×東京高」

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第2地区では、2大会ぶり41度目の花園を目指す國學院久我山と、2年連続13度目の出場を懸ける東京高が激突。

昨年は明大中野と19−19で両校優勝となり、抽選により花園行きを逃した國學院久我山。今年は長年コーチなどの立場でチームに関わってきた土屋謙太郎氏が監督に就任した。

7月から練習グラウンドが人工芝敷設工事により使用できず、走り込みや校内の狭いスペースでの練習でチーム力を高めてきた。

一方の東京高は昨年、花園決勝(第1地区)で早稲田実業を33−12で降して2年ぶりの全国大会出場。

新チームは今年1月の新人大会で準々決勝敗退となったが、「夏に強豪校とやっても勝ち上がるようになってきて、彼らも少しずつ自信をつけてきました」(東京高・森秀胤監督)。

迎えた花園予選は、準決勝で古豪・保善を55−22と圧倒。午後1時20 分キックオフとなった決勝の舞台へ乗り込んだ。

序盤は國學院久我山が主導権を握った。

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前半3分、敵陣でのターンオーバーからゴールに迫った國學院久我山は、SO中楠一期が左大外へ飛ばしパス。決定力あるWTB槇瑛人の先制トライ(ゴール失敗)が生まれ、5点を先制した。

ピッチを広く使ったラグビーを信条とする東京高だが、この日は硬さの残る滑り出し。逆に國學院久我山は、土屋監督が「前半はディフェンスで前に出ながらエリアが取れていたので、ゲーム自体は落ち着いて進めることができました」と合格点の出来だった。

勢いに乗る國學院久我山は前半18分、スクラムからのサインプレーでWTB槇が抜け出し、約60メートルの独走トライ(ゴール成功)。12−0。

東京高も攻勢に出て相手ゴール前へ迫るが、この日はチャンスでノックオンや相手のトライセービングに阻まれ、スコアを重ねることができなかった。

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前半27分には素早くラックサイドを突いたFL金原匡佑にインゴールを割られ、國學院久我山が19点リードでハーフタイムへ。

後半は開始早々、自陣ゴール前のラックでFL佐藤駿生が攻撃権を奪うなどした東京高。しかし國學院久我山はパワーある両センター(阿部直孝、大粼哲徳)を起点に、パワーランナーの両ウイング(槇、衣笠竜世)が躍動。

後半6分にはWTB衣笠が一度は倒れながらも右隅にトライ。同12分にも敵陣ゴール前ラインアウトの展開から、ふたたびWTB衣笠が右隅に滑り込んだ。両ウイングが前後半で2トライずつを挙げる活躍もあって29−0とリードを広げた。

ランスキルもあるLO小池隆成の突進などでチャンスメイクする東京高は後半19分、相手のペナルティから左ゴール前ラインアウトのチャンス。

ここでモールからFL山本大二朗がインゴールにねじ込み、チーム初トライを記録(ゴール失敗)。以後も敵陣に居座ってアタックを続けた東京高だったが、巧みなトライセービングにも阻まれ、國學院久我山が29−5で歓喜の瞬間を迎えた。

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2大会ぶりに“名門・久我山”を花園へ連れて行くことになった土屋監督は「東京高校さんの大きいフォワード相手に粘って、(トライを)一本に押さえられたのは良かったです。そこは試合でないと身につかない部分なので、東京高校さんにも感謝しなければいけないと思います」

「(予選決勝が)終わったばかりではありますが、“伸びしろ”があると期待している子達です。花園の上の方で勝負ができるチームができれば」と展望を語った。

一方、全国行きを阻まれた東京高の森監督は「結果的に、アタックしても、最後はミスで終わることが何本も続いてしまいました」

「子ども達を開き直らせることができませんでした。後半に彼らが表現できたようなことを、始めからやらなければいけませんでした」と敗戦を振り返った。

目黒学院、國學院久我山が出場する全国大会は12月27日(水)に開幕する。東福岡ら強豪ひしめく西日本勢に挑みかかり、それぞれのラグビーを思いきり表現したい。

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