雄星、球団左腕57年ぶり200K 岸と初の“師弟対決”で快挙

雄星、球団左腕57年ぶり200K 岸と初の“師弟対決”で快挙

  • スポニチアネックス
  • 更新日:2017/09/15

◇パ・リーグ 西武2―1楽天(2017年9月14日 Kobo宮城)

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楽天・岸が見つめる中、好投する西武・菊池

師弟対決を制した表情は穏やかだった。西武・菊池が8回11奪三振の快投でリーグトップタイの15勝目。昨年まで同僚だった岸との初対決に投げ勝ち、「ずっと追いかけていた姿だったので勝ちたいと思った。今年一番重圧もあった。こういう試合を勝てたのは自分でも褒めてあげたい」と自画自賛した。

昨年まで岸と7年間共にプレーし、2年目のオフから3年連続で自主トレに同行。学んだのは投球だけでない。並外れた練習量、私生活から自分を律する意識の高さ、野手の士気を高める存在感…。「僕にないものをたくさん持っている。あんなに本気で注意してくれたり褒めてくれる人はいない」。全てがお手本だった。

尊敬の念が強い分、負けたくなかった。121球の熱投。右打者を7人並べた楽天打線から11奪三振を奪った。シーズン200奪三振は球団史上06年の松坂以来11年ぶり。左腕となれば、「ムツゴロウさん」の愛称で知られる畑正憲氏のいとこで畑隆幸(当時西鉄)が樹立した60年以来57年ぶりの快挙だ。最速155キロの直球と切れ味鋭いスライダーで三振の山を築き、「取りたいときに取れれば良い。勝つことだけを意識している」と強調した。

楽天戦は引き分けを挟み10連勝。3・5ゲーム差に広げCSの本拠地開催に大きく弾みをつけた。菊池も楽天戦は今季7戦全勝。投手部門のタイトルを総ナメにする勢いの左腕は、CSでも再び岸と投げ合う可能性がある。「負けられない試合が出てくる。そういう中で勝てるかが大事になる」。投げる試合は勝つ。エースの宿命だ。(平尾 類)

◆畑隆幸 西鉄で活躍した左腕。大分県日田市出身で、福岡・小倉高では甲子園に4度出場。1956年に当時破格の契約金800万円で入団した。稲尾和久と同期。西鉄時代は2桁勝利3度。11勝を挙げた60年には219奪三振を記録。65年の中日移籍後、同年限りで引退。実働9年、通算246試合、56勝50敗、防御率3・06、731奪三振。

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