群雄割拠のパ・リーグ盗塁王レース 西武・金子侑の“師匠加入効果”に期待

群雄割拠のパ・リーグ盗塁王レース 西武・金子侑の“師匠加入効果”に期待

  • ベースボールキング
  • 更新日:2018/01/11
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西武・金子侑司

◆ “師匠”とチームメイトに

今季から古巣・西武に復帰する松井稼頭央が自主トレを公開。プロ25年目となるシーズンに向けて、準備を進めている。

この松井の自主トレに今年も参加しているのが、西武の27歳・金子侑司だ。「今年で3回目」という松井との自主トレ。「毎年ですけど、体強いなぁと思いますよ」という“師匠”との練習になるが、今までと違うのはこの後に控えたキャンプはもちろん、その後のペナントレースまで共に戦うことになる、ということ。

「一緒のチームになるので、楽しみながら勉強させてもらえたら」。金子にとって松井は、「中学の頃からのスーパースター」という存在で、「一緒に自主トレをやらせてもらうのもすごいことなのに、一緒のチームで戦えるというのは嬉しい」と語るあこがれの人。それでも、「嬉しさもありつつ、試合に出るためにはライバルになる。負けないようにやっていかないと」と気を引き締める。

◆ よき相談役であり、よきライバルとして

2012年のドラフト3位でプロ入りした金子は、持ち前のスピードを武器に1年目から94試合に出場。プロ4年目の2016年には129試合の出場で53個もの盗塁を決め、盗塁王のタイトルも獲得している。

しかし、さらなる飛躍に期待がかかった昨季は、開幕直前に左スネの疲労骨折が発覚して開幕絶望。自身の開幕を迎えることができたのは、2カ月遅れた5月30日のことだった。

それでも、90試合の出場で25盗塁を決めるなど、復帰後はケガの影響を感じさせないスピードを披露。チームの2位躍進に貢献してみせた。

悔しいシーズンを経て、リベンジに燃える2018年。金子は昨年暮れから目標を聞かれる度、迷わずに「盗塁王」と言い続けてきた。この自主トレ公開の囲み取材でも、「しっかりレギュラーを獲って、盗塁王を獲りたい」と変わらぬ抱負を語っている。

パ・リーグの盗塁王争いはまさに群雄割拠。昨季の盗塁王・西川遥輝(日本ハム)が最大のライバルになるが、チームメイトの源田壮亮も西川に2個差の2位と奮闘を見せており、なかなかシーズン通しての出場ができない荻野貴司(ロッテ)も昨年はキャリア最多の103試合に出場してリーグ3位の26盗塁をマークした。

こうなってくると、カギは“いかにチャンスを作るか”というところ。というのも、昨季の金子は9番での出場が多く、そうなると単純な打席数が少なくなるため、出塁するチャンスも少なくなってしまう。

昨季は秋山・金子の1・2番コンビが多かった西武であるが、復帰直後や夏場には1番に金子を持ってきて、2番・源田、3番・秋山とする並びも試されていた。打撃でアピールし、この並びを定着することができれば、その分チャンスを増やすことができるだろう。

また、トップを目指していく金子にとって、NPB通算362盗塁・盗塁王獲得3回の実績を持つ“松井稼頭央”という存在が近くにいるのは、大きなプラスになるに違いない。

よき相談役であり、よきライバル。この関係が金子侑司という選手を、そして西武をさらなる高みに導くことに期待したい。

【2017年パ・リーグ盗塁ランキング】
1位 39個 西川遥輝(日本ハム)
2位 37個 源田壮亮(西武)
3位 26個 荻野貴司(ロッテ)
4位 25個 金子侑司(西武)
5位 23個 外崎修汰(西武)

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