カムチャツカ2大火山 シベルチ爆発に続いて最高峰も活発化 泥流発生の瞬間!

カムチャツカ2大火山 シベルチ爆発に続いて最高峰も活発化 泥流発生の瞬間!

  • ハザードラボ
  • 更新日:2017/12/06
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シベルチ山の爆発で、高度1万〜1万5000メートル上空に到達した噴煙(撮影:Yu.Demyanchuk/IVS FEB RAS/KVERT)

カムチャツカ半島東部では、シベルチ山の噴火に続いて、クリュチェフスカヤ山でも火山ガスの噴出が始まった。ロシア科学アカデミー火山地震研究所(IVS FEB RAS)は現在、航空機の飛行に影響を及ぼすおそれがあるとして、航空コードを危険度が2番目に高いオレンジを発令し、警戒を呼びかけている。

シベルチ山は過去1カ月ほど平穏だったが、今月4日に爆発的噴火が発生して以来、きのうも引き続き小規模噴火が観測された。同研究所のカムチャツカ火山噴火対策チーム(KVERT)の監視カメラがとらえた動画を見ると、爆発直後に火山噴出物とともに山頂の積雪が溶けて、火山泥流が発生しているのがわかる。

黒い噴煙は、高度1万メートルから1万5000メートルに達し、上空に巨大なキノコ雲を形成。火山灰の被害同様に、積雪時の火山で火砕流が発生すると、高温の熱で斜面の雪が溶かされて大量の水が発生し、周囲の土砂や岩石を巻き込みながら高速で一気に流れ落ちる融雪型火山泥流を引き起こす。

流下速度は時速60キロを超えることもあり、動画を見たフランスの地質学者は、「火山泥流は爆発後20分で斜面を3キロ以上流れ落ちた可能性がある」と指摘している。

一方、シベルチ山の南に位置する半島最高峰のクリュチェフスカヤ山でも5日にかけて火山ガスの強い噴出が確認された。火山ガスには、火山灰も含まれていて、標高4750メートルの火口から約5000メートル上空に立ち上り、気流に運ばれて170キロ先まで流れるようすが気象衛星の画像で観測されている。

■国内火山の現状については、ハザードラボ「火山マップ」をご覧ください。

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