日産がドライバーの脳波測定に基づく運転支援技術を開発

日産がドライバーの脳波測定に基づく運転支援技術を開発

  • @DIME
  • 更新日:2018/01/13

日産自動車からドライバーの脳波を測定し、運転を支援する先駆的な研究が発表された。この脳波測定による運転支援技術(Brain-to-Vehicle、B2V)は、ドライバーの反応時間を早め、ドライビングをよりエキサイティングなものにし、ドライバーとクルマの関係を再定義するものだ。同社では「本技術は、人とクルマのコミュニケーション、社会とクルマとの関わり方を変えていくことを目指す『ニッサン インテリジェント モビリティ』の最新の成果です」とコメントしている。

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さらに副社長のダニエレ・スキラッチ氏は続ける。
「将来の自動運転社会では、人間はクルマをコントロールしないと考える人が多いかもしれません。しかし、この技術はその反対です。ドライバーの脳波を活用して、ドライビングをさらにエキサイティングで楽しいものにしていくのです」と「ニッサン インテリジェント モビリティの取り組みのもと、自動運転や電動化、コネクテッドカーなどの技術により、私たちはよりよい社会を実現していきます」

日産のこのブレークスルーは、脳波測定技術を適用する研究の成果で、ドライバーが行なう次の運転操作のタイミングやドライバーが持つ違和感を把握することが目的だ。

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その結果、ドライバーがステアリングを回す、アクセルペダルを踏むなどの操作をする直前に、脳の行動準備電位を検出。ドライバーが操作を開始する前からシステムが操作を開始することで、ドライバーの反応の遅れをカバーし、ドライバーが思い通りの運転をできるようサポートする。

こうして自動運転時に、脳波からドライバーの違和感を検出し、ドライバーが違和感を持たない自然な制御の自動運転にカスタマイズすることが可能になるという。

B2V技術の研究をリードしている日産のルチアン・ギョルゲ シニア・イノベーション・リサーチャー(SIR)は、その成果についてこう話す。
「拡張現実(AR)を活用することでドライバーの視線の先にある車内環境を調整したり、よりリラックスできる環境をつくり出すことも可能になるかもしれません」と述べました。「この技術の適用には大きな可能性があります。この研究が触媒となり、将来、より多くのイノベーションが日産車にもたらされるでしょう」

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日産のB2V技術は、世界で初めて、ステアリング操作などの運転操作に関連する行動準備電位のリアルタイム検出、また、ドライバーが思い描いた運転と、実際に行われている運転が違うと感じるときのエラー関連電位(Error Related Potential)を計測可能とした。
また、本技術は、ドライバーがヘッドセットを着用することで計測された脳波をシステムが解析、判断し、自動運転に適用。マニュアル運転時には、脳波によってドライバーの意思を把握すると、ドライバーが操作を開始する0.2~0.5秒前にクルマが運転操作を開始する。このことにより、ドライバーはシステムのサポートを意識することなく、スムーズに走行することが可能になる。

構成/編集部

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