Raspberry Pie 3ケースの決定版になるか!?AVIOT『CASE 01』のシールド効果を検証

Raspberry Pie 3ケースの決定版になるか!?AVIOT『CASE 01』のシールド効果を検証

  • @DIME
  • 更新日:2018/01/14

■連載/ゴン川野のPC Audio Lab

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■Introduction

ラズパイユーザーの悩みと言えばケースをどうするかである。私も現在アルミケースを使っているが拡張ボードは裸の状態である。この拡張ボードがやっかいで、各メーカーが自由に作っているため、どれにでも合うケースを作るのが難しい。人気DACボード専用ケースもあるが、その対応機種は極めて少ない。

そんな悩みを解決するのがバリュートレードから発売されたAVIOT『CASE 01』である。ヘッドフォン祭などで何度か参考展示されていたが、2017年10月に製品化され、1万6070円(税込)で発売中。さらに3種類の交換パネルも各1058円(税込)で入手できる。筐体はアルミ削り出しで最厚部3mm、重さ約170gの重量級。艶消しブラックのアルマイト仕上げを採用する。ようやく海上忍氏の努力が実ったわけだ。早速、そのケースの実力を検証してみよう。

■Impression

試聴にはHiFiBerry DAC Plusの互換ボードを使った。さらにHiFiBerry『Digi+ Pro』とSONOMA『model One』の組み合わせも使用した。最初にラズパイと拡張ボードを裸の状態で聴いてみる。手嶌葵「明日への手紙(ドラマバージョン)」(96kHz/24bit)のボーカルがかすれた感じで、ザワザワしてノイズっぽい。Yuji Ohno & Lupintic Five with Friends「BUONO!! BUONO!!/THEME FROM LUPIN III 2015~ITALIAN BLUE ver」(48kHz/24bit)は中低域に厚みがあってウォームな音色だった。

ケースには入れずに銅板だけを挟んでみる。明日への手紙ではS/N感が圧倒的に向上した。さらに解像度も高まって、今まで聞こえなかった細かい音が出る。この銅板だけ欲しい。LUPINもS/N感が向上して音の輪郭がハッキリするがボーカルよりも音の変化は少なかった。宇多田ヒカル「Fantôme/道」(96kHz/24bit)ではボーカルに厚みが出て、低域の重心が下がって音楽全体が安定した。

今度はケースに収めて、天板とゴム足を付けない状態で試聴。明日への手紙は、さらにS/N感が良くなりニュアンスがより分かるようになった。Fantôme/道では、ボーカルの厚みがさらに増して全てが力強くなった。最後に天板とゴム足を付けてケースを完成させる。交換パネルは外してある。明日への手紙は繊細さに加えて華やかな感じが出た。LUPINではウッドベースの響きが豊かになった。重心も下がってピラミッドバランスになった。正直言って、このケース、ラズパイ3よりもかなり高価なので購入がためらわれるが、音質向上効果は大きい。特に銅製シールドが効果抜群である。HiFiBerry DIGI Plus、SabreBerry 32、Terra-Berry DAC2の3種類のボードを使う場合は、交換パネルを購入すればケースにピッタリ収まる。また、私のように交換パネルを外したまま使えば、対応外のボードも使用可能だ。この状態でも裸基板よりずっと音質は向上する。ラズパイの音を確実に良くしたい人にオススメだ。

ライバルは『NM-RP3』+『NR-1』である。こちらも合計1万2700円(税込)とかなり高価であり、さらにRCA端子などをハンダ付けする必要があり難易度はやや高い。敷居が低いのは拡張ボードが限定されるが、AVIOT『CASE 01』と言える。

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ケースは剛性が高く精度が高くピッタリと組み上げられる。

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この部分に交換パネルを入れると専用ケースとなる。画像ではパネルを外している。

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ケースには取り付け用のネジと絶縁シート、銅製シールド、ゴム足などが含まれる。

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ラズパイと拡張ボードの間に入れる銅板。効果がありそうな雰囲気が漂う。

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基板用のスペーサーも付属してピッタリの高さに収められる。

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前面交換パネルを外せば規格外の拡張ボードも使える場合が多い。

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底面にはインシュレーター用の予備の穴が2個所にあり自由に使える。

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天板はネジで固定するタイプ。交換パネルなしでも固定可能だ。

写真・文/ゴン川野

オーディオ生活40年、SONY『スカイセンサー5500』で音に目覚め、長岡式スピーカーの自作に励む。高校時代に150Lのバスレフスピーカーを自作。その後、「FMレコパル」と「サウンドレコパル」で執筆後、本誌ライターに。バブル期の収入は全てオーディオに注ぎ込んだ。PC Audio Labもよろしく!

■連載/ゴン川野のPC Audio Lab

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