【シゴトを知ろう】児童指導員 〜番外編〜

【シゴトを知ろう】児童指導員 〜番外編〜

  • 進路のミカタ
  • 更新日:2018/02/15

家族と離れて福祉施設で暮らす子どもたちを支える児童指導員の仕事。直接子どもたちを指導することはもちろん、さまざまな手続きをしたり、両親や学校とのパイプ役をしたりと、多方面からサポートしていく必要があります。「【シゴトを知ろう】児童指導員 編」に引き続き、東京都社会福祉事業団の児童養護施設で働く田畑奈留美さんに、仕事の裏側について詳しく伺いました。

保育士資格や社会福祉士資格があると、この仕事に役立つ

――さまざまな事情や個性を持つ子どもたちと関わっていく上で、気を付けていることや心掛けていることはありますか?

一人ひとり生い立ちも個性も全く違うので、それぞれに合わせた支援を意識しています。例えば「どういう言葉でどう伝えたら、この子の中にスッと入っていくんだろう?」などと考えたりします。また、日頃からその子の良いところを見つけて、それを言葉で伝えるようにしています。でもこれはまだ完璧にできるわけではないので、これからの目標の一つでもありますね。

――このお仕事をするにあたって、取得して役に立つ資格があれば教えてください。

保育士資格は子どもの成長に関わる知識はもちろん、実戦で役立つスキルを身に付けられる魅力的な資格だと思います。また社会福祉士の資格も、児童福祉の現状や法律について学ぶことができますし、児童福祉だけでなくより広い視野で福祉の現場を見られるようになるので、役立つ資格の一つだと思います。

子どもたちと過ごすことで、漫画やアニメに詳しくなる!?

――このお仕事ならではの「休日あるある」や、ついプライベートでもやってしまうことがあれば教えてください。

子どもたちと話したり一緒にテレビを見たりしているうちに、気付いたら漫画やアニメに詳しくなっています。あとは、休日に街で子どもを見かけると「この子はどんな子かな、親はどういう人かな」とつい考えを巡らせてしまうのが、職業病だなと思うところですね。

大学進学の夢を叶えるため、子どもと力を合わせて奮闘した思い出

――最後に、お仕事の中で、一番の思い出や達成感を感じたエピソードについて教えてください。

児童養護施設では経済的な理由などにより、高校卒業後は就職していく子の割合が高いのが現状です。そんな中、大学進学を希望する子のサポートをした経験が、印象に残っています。勉強もアルバイトも人一倍頑張っていて、「なんとか応援してあげたい」と思う子でした。

しかし、やはり経済的な課題は付きもので、進学の夢を叶えてあげるにはさまざまな手続きをパスする必要があったのです。奨学金について調べたり、関係機関や家族に協力を求めたりと、長い期間をかけて本人と職員が協力し、経済的な課題をクリアしていきました。さらに受験やアパート探しも乗り越え、晴れて大学生として社会に送り出せたときには大きな達成感がありました。また、卒業したら終わりではなく、今でも困ったときには相談してくれるので、そういった関係が続いていることもうれしく思っています。

卒業した後も子どもたちとの関係が続くことへの喜びを語ってくださった田畑さん。児童指導員は施設での生活だけでなく、その子の人生に大きく関わっていく仕事だということが伝わってきましたね。子どもと関わる仕事にはさまざまなものがありますが、一人ひとりの未来を支え、後押ししていきたいと考える人は、ぜひ児童指導員を将来の選択肢に加えてみてください。

【profile】東京都社会福祉事業団児童養護施設 田畑奈留美
公式HP:http://www.jigyodan.org/

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