あのとき、確かに「ゲーム買うならコンビニ」だった:レトロゲーム浪漫街道

あのとき、確かに「ゲーム買うならコンビニ」だった:レトロゲーム浪漫街道

  • Engadget
  • 更新日:2019/01/13
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突然ですが、みなさんはゲームソフトってどこで買ってますか。筆者は最近、思いついたときすぐに欲しいので、ダウンロード版で購入することが多くなりました。本当はパッケージで大事にとっておきたい性分なんですが、DL版のスピード感にはなかなか勝るものなしで......。

そこから遡って最近、ふと自分の「ゲームの買い方」について考えていました。この20年あまりの間に、買い方ってけっこう変わったよなぁと。

デパートと「ファミラン」と秋葉原と......

最初の出会いはデパートのおもちゃ売り場だったと思います。1990年代前半、スーパーファミコンの全盛期で、話題作はいつも店頭のテレビでデモ映像を流していました。

お家にゲーム機が導入されたのは小学校の高学年になったころ。で、最初のハードがスーファミでした。ただ当時のスーファミソフトは定価1万円クラスのものも多く、小学生が買ってもらうには高すぎる。ということで、デパートではなく、中古ソフトも扱うゲームショップに通うことになります。中古ショップでは、新品だと手が出せない人気作もだいたい3000円台ぐらいで買うことができました。自宅からひと駅ほど離れたところにあった「ファミコンランド」(通称ファミラン)に友だちと自転車で行ったっけ。ちなみに当時は東京の練馬区在住です。

その次の段階としては、ちょっと古いゲームソフトなどの「品揃え」を期待するようになります。そこで初めて向かうことになったのが秋葉原のゲームショップ。おそらく誕生日だったか、父に連れていってもらいました。スーファミ以外にも、ゲームボーイソフトとか、周辺アイテムなんかをちょこちょこ買ってもらい楽しかった思い出。お店の名前が思い出せないのが残念......。

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▲当時買ってもらったゲームボーイの拡大鏡=「ワイドボーイ」

「デジキューブ」コンビニ進出の存在感

そうこうしているうちに、ゲーム業界に次の波としてプレイステーション、セガサターンの時代がやってきました。筆者が中学生になった1996年は"「ファイナルファンタジーVII」前夜"の強烈なイメージとともに、「デジキューブ」が登場。

「ゲーム買うなら、コンビニだ。」というフレーズを強調したデジキューブは、「FF」のスクウェア(当時)が立ち上げた新会社で、プレステ、サターンなどの新作ソフトをコンビニに並べる専用の棚を置いたことと、大量のテレビCM効果もあり話題になりました。

最新ゲームの宣伝番組が映るテレビ画面が付いたデジキューブのゲーム陳列棚。そこにはゲームソフトのパッケージ画像がプリントされた正方形のカードが並べられていて、レジに持っていくと奥からソフトを出してきてもらえる仕組みでした。対象になった店舗は当時のセブン-イレブンやファミリーマート、サンクス、サークルKなどです。

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▲当時のコンビニでもらったチラシ

コンビニでのゲーム販売......。今となっては半分当たり前のような、もう半分は「あったな、そんなのも」というような不思議な思い出です。商品を原則として定価でしか販売しない(中古は扱わない)ことも要因となり数年後には失速して、デジキューブの陳列棚は姿を消すことになりました。しかし1996年~98年ごろの自分を思い返すと、少なくとも年に1~2本しか買えなかった新品ソフトは必ずコンビニで買っていた気がします。

「FF」シリーズをはじめとした期待値の高い大作ソフトでは、コンビニで予約して買うと特典がついてきたんですよね。有名なのは、ゲームの世界観や序盤の攻略法が紹介されている"限定ガイドブック"とか。それらのボリュームや内容は薄かったけど、グッズとして抗いがたい魅力があって、これ目当てでコンビニを利用した人はけっこういたはず。あと、今ネットで調べてもあまり情報が出てこないですが、「コンビニ販売専用」のソフトがそれなりにあったことも大事なポイントだったかと。

やたら増えた当時のポイントカードを眺めながら

2000年代に入りデジキューブの存在感が薄れたころ、このあたりになると「ブックオフ」がかなり勢力を伸ばしてきたこともあり、CDや本やコミックなんかと一緒くたで中古ゲームソフトを扱うお店に個人的にも入り浸るようになりました。当時はブックオフ以外に「カメレオンクラブ」(通称カメクラ)が行きつけでしたね。うーん、この手の店名はどこまで通じるんだろうか。

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人に話しても通じないショップ名の話でついでに言うと、中~高生時代に住んでいた京王線の某駅前にあった「エディ」というCD屋さんにはかなりお世話になりました。スタンプカードでポイントをためて、一生懸命ためたポイントはゲームのサントラCDに引き換えてもらったり。これは90年代後半ごろ、演歌のカセットテープなんかを売っているような小さなレコード店でもゲームソフトが買えたという記憶でもあります。

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大人になってヨドバシカメラ、ビックカメラあたりで日常的に買い物をするようになり、その少し後ぐらいにAmazonと出会ってからは、現在とあまり変わらない感じです(強いて言えば、当時の家電量販店には「さくらや」がまだあったか)。

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話はあちこち飛びましたが......

紆余曲折ありまして......現在もっとも(筆者の)利用頻度が高いダウンロード購入のデビューは、2006年末ごろから始まったPlayStation Storeのゲームアーカイブスでした。ゲームアーカイブスはダウンロード専用サービスなので、普段の新作ゲームソフトとは意味合いが違いますが、「数百円で買えるならパッケージなしでもいいかな」と受け入れるきっかけに。あれから約10年、今は8000~9000円クラスの最新ソフトでも欲しければダウンロード販売で買うようになりました。

ゲームの思い出においては、「何を買ったか」はもちろんですが、「どこで買ったか」も重要なはず。今回はかなり個人的な話だらけになってしまいましたが、自分らの世代・地域ではこうだった、というのを残しておきたい意味もあってまとめてみました。この記事を読んでくれた人には、「オレの場合はこうだったよ」という感じで話題にしてもらえたらうれしいです。

しかしこうして振り返ってみると、ゲームソフトを買うことに一番熱心だった10代前半にコンビニでの特典つき予約販売が盛大に行われていたのは大きかった。行動範囲があまり広くなく、家電系の量販店もまだ身近ではなかった時期、コレがあったから「発売日の早朝にお店に並んで買う」という経験も実はしなかったですし。1997年1月31日、朝の通学途中のサンクスで、「FFVII」と予約特典のガイドブックを受け取ったときのうれしさは一生忘れないと思います。

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